4章完結、おめでとうございます!
これまで色んなヤバイやつらと戦ってきましたが、今回の騎士達は抜群にやばかったですね…特にヘラクレイオス!どうやって勝つんじゃこいつに。って何回も思いましたよ、あとそれと同じくらいカドライには何と言うか、ほほえましいものを感じました(笑)あの世で再開した騎士達の会話を聞いてみたい気もします。
しかしそうなると、第5章では何が待つのか。それらを越えるヤバイやつらがやって来るのか。楽しみにしています!
作者からの返信
温かいお言葉を頂き光栄の至りです!
ここまで『戎甲のストラティオテス』を書き続けてこられたのもいつも応援して下さっている皆様のおかげです。
昨年狼煙さんから初めてレビューを頂いたときは本当にうれしく、この作品を公開してよかったと思ったことをいまでも思い出します。その後も応援コメントを頂くたびに書き手として大いに励まされてきました。
遅まきながら、この場を借りて心からのお礼を申し上げます。本当にありがとうございました!
第四章はこれまでの『戎甲』の物語の一つの到達点ということもあり、これで完結にしてもいい!というくらいの気持ちで書き上げました。(まだ未回収の伏線や謎があるので実際にはそうもいきませんが 汗)
最後までお読み頂いた方にはお分かり頂けると思いますが、ヘラクレイオスは今回のエピソードの真の主役です。序章の一見無慈悲で残酷な戦い方も、彼の戦う動機を考えればむしろ数で勝る敵に孤軍奮闘するヒーローに見える…と言っては言い過ぎかもしれませんが、再読された方がそのように思われたなら書き手冥利に尽きる思いです。
それに関連して今回のメインテーマと言っては大げさかもしれませんが、勧善懲悪ではないお話を目指したつもりです。アレクシオスの苦悩やエリスの過去話などが分かりやすいですね。騎士たちの個別の状況と必ずしも善良な国家とは言い難い『帝国』の政治的背景が重なったらいいな……と思いながら書いておりましたが、多少なりとも希望を持てる終わり方になったのではないかと思っております。
カドライは私もお気に入りのキャラなので出来れば生かしたまま物語を終えたかったのですが、彼の性格もあって泣く泣く退場となりました。ヘラクレイオスの敗北をあの世で一番悲しみ、嘆いているのは間違いなく彼だと思います。(笑)ヘラクレイオス本人はあっさりしているというか、負けてもアイリスと一緒にいられるならいいくらいに思っているということもあり。(汗)
第五章についてはいまのところ何もかもが未定でして
遅くとも年明けには執筆に着手したい…というところですが(すみません)、
敵は第四章に劣らず…というか、さらにパワーアップするのは間違いないかと思います。
これからも何とぞよろしくお願いします!
四章完結お疲れ様です!
しかし【最強の騎士】を斃したアレクシオス達に立ちはだかる次なる敵は一体何なのでしょう?
そもそも騎士とは何なのか? どうやって誕生したのか? バルバロイとは?
色々明らかになっていない謎も残っていますので、今後も楽しみに読ませて頂きたいと思います。
作者からの返信
ビジョンさん、全話ご高覧ありがとうございます!
ここまでたくさんの応援をいただき、書き手として大変嬉しく、また光栄に思っております!
近況ノートでも書きましたが、第五章は執筆予定ではあるものの、まだ構想中で実質的にほとんど手付かずです。申し訳ありません。
今の段階で言えるのは、この物語の核心に迫る話になるだろう……ということだけです。戎装騎士が誕生した経緯や、過去に彼らが戦ったバルバロイの正体といった未解決の謎も、第五章では徐々に解き明かされていくのではないかと思います。
敵についても第四章で戎装騎士同士の戦いをやってしまったので、次も当然かなりの強敵になるはずです。アレクシオスたちにとっては一難去ってまた一難ですね。(笑)
公開時期に関してはいまのところ未定ですが、完成に向けて鋭意取り組んで参りますので、なにとぞご期待ください。
第4章、これまでの集大成ですね。しっかりと生きている敵、味方の登場人物達。圧倒的に強力な騎士達の戦闘。騎士と比べれば、微力ですが、無力では無い人間達の死に様、行き様。何れも魅力的です。
反乱軍の勝ち取る「革命」に、与える「革命」で対抗した上様、素敵。ここまでしないと、収まりませんよね。帝国チームは、人と騎士の両輪で、辛くも敗北を免れましたね。
ヴィサリオンさんの想い人、良さそうな旦那さんと一緒になったのですね。
作者からの返信
第四章を最後までお読みいただきまことにありがとうございます!書き手として大変光栄に思います!
これまでの集大成というところにお気づきいただけて感無量です!このエピソードは第一章から積み重ねてきた色々な要素の総まとめであると同時に、作品としてのひとつの大きな区切りでもあります。(実際、当初の構想ではここで完結する予定でした)
第四章では「善悪の不確かさ」をテーマに物語を展開してまいりました。主人公たちが所属している『帝国』の邪悪な一面、そして敵側にも守るべき正義があるということを全編に渡って詰め込んだつもりです。完全な正義などどこにもないと知りながら、それでも人間の側に立って戦うことを選んだアレクシオスは、これまでの少年らしい純粋な(悪く言えば考えなしの…)彼とはまた違った地平に辿り着いたのではないかなと思います。
「与える革命」、言い得て妙だと思います。ルシウスが行ったことはまさに奪う側から与える側への転換でした。戦いの中で失われたものを思えば決してハッピーエンドとは言いがたい結末でしたが、それでもこの世界と登場人物たちの行く末に希望を感じて頂けたなら、作者として幸甚の至りです。
最後にチラッと出てきたハリラオス将軍、ヴィサリオンとはまるで別のタイプですが、中央軍には珍しい(?)掛け値なしの好漢です。シルヴィアも大切な思い出は胸にそっとしまって、新しい幸せへと踏み出していきました。
今回でメインストーリーはいちおうの結末を迎えましたが、この後も彼らの物語は続いてまいりますので、末永く見守って頂ければ嬉しく存じます!