オマケ第14回 術について
はっぷーぱっぷーぱらりこぷー!
知らなくても問題ない、むしろ知ったからってなんになる? な自己満足的蛇足閑話、『誰得ナニナゼうんちくコーナー』の時間だよーっ!
さて今回は、こういう作品を読んでる人ならもはや説明なんかなくてもなんとなく理解できちゃうようなファンタジー要素、魔法についてだっ!
ぶっちゃけ本作においてはたいして重要でもなかったりする!
でもいちおー出てきたモノだから、簡単に説明ぐらいはしちゃおーね~!
えー、とはいえ。
実をゆーとあんまり説明することはござーせん。
詳しく知りたい人は作者の別作品、
『実践式魔法講座とそれに伴う考古学的冒険録』
を読んでねッ!!!
っていっとけばコト足りるから。
……でもさ~?
さすがにそんなロコツなセンデンだけですますのはヒドイ話でござんすよ~。
それに向こうは興味ないねって人もいるだろうしね。アッチはコッチとは打って変わって三人称語りによるわりとおカタい内容でござんす。
よって、内容はかぶっちゃうけど簡単に解説しちゃおうね~!
ハイ。
もうおわかりかとは思いますが、魔法に関する仕組みはアッチと同じなワケですよ。
ちなみに他にも「海陽」とゆー国もアッチとリンクする要素なんだけど、だからといって同一世界かとゆーと、それは違うのね。
アッチとコッチではなんの関連性もございません!
まったく別個の異世界です!
ってなワケで、まずはコレ。
この世界には、「術」と呼ばれるモノが大きく分けて三種類あるのだ!
ルシエドやゼルーグもいってたけど、魔術! 霊術! 気術! のみっつ!
気術に関してはゼルーグやジョーがそこそこ語ってたからもうだいたいわかってるとは思うけど、早いハナシが星入りボールを七つ集めるとアレやコレな「気」とか、エッチを掛け算する略称でお馴染みの「念」だと思っておけばいいよ!
術はそれぞれ発動のために消費する力の源があって、それを三大源力と呼んでいるんだけど、気術の場合に消費するのは術者の生命力!
ただし寿命を縮めるとかいうブッソーなハナシじゃなくて、まあなんだ、元気とかやる気的な? いちおー生物なら誰でも使えるってゆー一番お手軽な術なんだっ。
だけど中にはジョーがやったように命を代償にしちゃうキケンな術もあったり、リスクを度外視すればクレアさん並みの破壊力が出せたりする、意外に幅の広い術だね。
まあそれは極端かもしれないけど、基本的には身体強化や武具強化に使われることがほとんどで、ゼルーグたちが町で大暴れしたときにたった三人で何百人も殺せたのはだいたい気術のお陰。
ちなみにゼルーグやジョーほどの使い手は一国に数えるほどしかいないよ。
お次は霊術!
今のところ作中で霊術使いといったらハクセンのおじいちゃんだけだね。それくらい使い手が少ない珍しい術で、だからこそまだきちんと解明されてなかったりするのだ。
今のところわかってるのは、気術は生命に由来し生命に影響を与える術で、魔術は世界のあらゆる物理法則に干渉する術で、霊術はこの二つを超越した、非物理的な現象さえも操れるモノだってコト。
だったら物理的にはほぼ不死身のヴァンパイアにとっては天敵ともいえそうなものだけど、クレアさんはおじいちゃんと戦って生き延びてるんだよね~……どうなってんだろ、ホント。
とりあえず、霊術に関しては気にしなくていいよ。「冒険録」のほうでもそういう扱いだし、作者も言葉で表すのが難しいって嘆いてるから。
さて、最後に魔術!
……ぶっちゃけ、必要?
ああでも、仕組みぐらいは説明しとかなきゃだよね。
魔術はご多分に漏れず魔力を消費して発動する術だけど、そもそも魔力ってナニさ? ってハナシじゃない?
そういうところを深く掘り下げてるのが「冒険録」のほうなんだけども、いってしまえば「世界の生命力」みたいなモンです!
この世界にはどこに行ってもそれなりに魔力があって、その世界の力に術者が自分の魔力で干渉して物理現象をアレコレするのが、魔術なのね。
たとえば火をおこす場合。
火は物質が燃焼することで発生するものだけど、燃焼させるには普通は道具が必要だよね、マッチとかライターとか。
それら道具の代わりとなってるのが、魔力なの。
つまり魔術とはッ!
道具を使わずに物理現象の結果を発生させる技術のコトなのだッ!
だから、燃える物質がなにもないところだとどんなにスゴい魔力をもってても火はつきません。
とはいえ、魔法も大がかりなものになるとそれなりに準備やら儀式やらが必要になってくるから、そんなに使い勝手がいいってワケでもないんだけどね~。
以前、ルシエドが両手から雷を放出してゴロツキを何人も同時に殺してたけど、あれはなんの儀式も必要としない「無式」ってゆー形式で、簡単な代わりに威力は大したことないんだ。
ルシエドがあれほどの威力を出せたのは、彼がその属性を得意としてることと、そもそもの魔術の練度が達人級だからなのだ。
無式とは逆に、お店の地下倉庫に拵えた冷蔵庫や冷凍庫の魔法陣は、それはもう時間をかけて複雑な術式を組んでガンバッて作り上げられてるんだよ~。なんせ半永久的に自動運転してもらわないと困るからね。
それでも数日おきに魔力をたっぷりどっぷり補充しないと停止しちゃうのだ。
(ただし、メイド・イン・クレアは除く)
ね?
魔法もそこまで便利じゃないでしょ?
そうそう、魔術と霊術については気術と違って誰でも使える可能性があるってワケじゃないんだ。
霊術は置いとくとしても、前にも触れたとおり魔族はみんな生まれながらにその才能をもってる種族で、人間に関しては、割合でいうなら三割ぐらいが使えるには使えるってレベル。
魔族並みに使える人間は多分、一割もいないんじゃないかな~?
人間のみの冒険者パーティーで見てみると、五人以下のパーティーには魔術師はほぼ皆無とゆーデータが……
まあでも、回復魔法がちょっとだけ使えるとか、キャンプするには困らない程度に火や水が出せる、とかいうのはけっこういるけどね。あたしもそうだし!
そんじゃっ、ナンだカンだでけっこー語っちゃったから今回はココまでっ!
お相手はアナタの読書の恋人、本編登場希望の声が皆無だったクセに登場しちゃってホントにダイジョブかなとチョッとばかし不安になってるケド超絶猛烈大活躍間違いナシの獣人アイドル、ピリムちゃんでしたーっ!
ばいばいび~!
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