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「これはいったい……」



リヌクは、その様子を見ながら立ち上がって、全身に付いた砂を手で払った。



パドスは、その姿を見て、にやりと笑っている。



「何を見ている?」と言って、リヌクはパドスを見た。



「同じ、同じ」



パドスは、自分の額に指を差しながら言った。



「同じ?何が同じなんだ」



そのリヌクの言葉を聞くと、パドスは、また遠くのほうへ駆けていった。



そしてなにやら小物を持って戻ってきた。



手に持ったものは、汚い手鏡だった。



その手鏡をリヌクへ差し出した。



「なんだ?」

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