第26話<レディ・ジェーン・グレイの処刑>

 ドラローシュ作。

 ロシア人の個人蔵となって忘れられていたが、35年前にイギリス人の手に渡り、ナショナル・ギャラリーに寄贈されたが、これが時の流れでテート・ギャラリーへと移された。

 ところが、テムズ川の氾濫によって行方がようとして知れず、遺失品扱いになっていた。

 たまたま他の作品を探していたという、とある学芸員がロール状になって放置されていた作品を発見。

 ジェーンは再びナショナル・ギャラリーに移され、展示室は一般公開され、大人気に。展示室の床はなんども修繕されたそうな。

 いまではドラローシュ自身も有名になってきているそうだ。

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