第5話順調じゅんちょう
好時魔多しとはいうけれど、わたくしは今年運勢が悪いらしいので、魔に逢うならもう逢っているはずなので。
参ります。
<WiLL11月号>『朝四暮三』加地信行
*左筋の<反戦>論は無理やりに国民が戦争に引っ張りこまれた、というものだ。
これは戦後ドイツの論理に似ている。
罪の全てはナチスにあって、ドイツ国民はむしろ被害者である=免罪符。
筆者はこれをヨーロッパ戦乱の歴史を生き抜く悪知恵と呼んでいる。
日本の論理がどうしてこれに似ているのかというと、ナチスを「軍」に置き換えるとわかる。
*NHK「あさイチ」に出演している柳澤某の言葉に「兵隊にとられる」というものがあった。(らしいがわたくしは聞いてない)これは前近代的思想であり、古代卑弥呼の時代から戦国時代までの「国家観」=国や領土には主がいる。昔の発想なのである。今は国民国家の時代なので、「兵となる」が当然。自分の国なら自分で守れ=徴兵制、となる。
国民国家は明治政府が着々と用意してきた計画。まず国会と憲法をつくり、天皇に主権はあるが(憲法上)、政治は国会が行う。立憲君主制の内実化である。
*戦争はイヤ
それはどちらの理由?
「王の国家の兵にとられるから」(いつの時代だ)
「国民国家の兵にとられるから」(自分の国なら自分で守れ)
<私見>
わたくしは、戦争はイヤだ。簡単に人が死ぬし、自分も人を殺さねばならなくなるからだ。それにアメリカの家来として参戦させられるのもイヤ。広島、長崎に原子爆弾を落としてくれちゃった軍事国家だぞ? その一部として戦争へ行かされる。つまり、日本はアメリカのものなんだ。アメリカが日本を守ってくれるんだろ?
そういうことじゃないか。
加地さんは結局戦争やりたい人なんだな。
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