大天使ミカエル

「あ、いた」

そこにいたのは優しくこちらに微笑む美しい女性

つい、みとれてしまう。


「おーい早乙女君」


「アクエリアスがこちらを睨んでいる」

俺はその鋭い視線を感じ意識を天使に向ける。


「君の名前を教えて欲しい」


「私の名前はミカエルでございます。時空神様」

ミカエルその名は誰しも一度は聞いたことがあるであろう。ミカエルそれは熾天使であり天使を統べる天使長である。ルシファーが神に反乱し天使を引き連れ戦いになったときその指揮をしたことでも知られる、ちなみにルシファーとは兄弟らしい。


「時空神様はやめて欲しい、そうだなあじゃあ、アズそう呼んでくれ、アクエリ アスもだぞ」


「分かった、それにしても凄いよアズ、まさか天使長ミカエルを連れてくると

 はね」


「俺自身も驚いている」


「あの、アズ様そちらにいらっしゃる女性は」


「ああ、水の女神アクエリアスだよ、おれの教育係」


「そうですか」

なぜかミカエルから禍々しい気配を感じる。天使だよね?


「そうだ君にもうひとつ教える事があったんだよ」

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