課題

「時空よ我が意のままに動け」


そう唱えると時間の流れが遅くなる

しかし一分もしないうちに勝手に能力が解けてしまう。


「うーん能力は強いんだけどこれじゃあね」

アクエリアスは言う

確かにそうだ3000もあった魔力が一分で0になっている。

計算上は秒間50の魔力を使っている。この能力は強いがそれを十分に使えるようにするにはまず自分自身がもっと強くならなくてはいけない。このままでは自分の事すら守れない。


「まあそんなに落ち込まないで」


「そうだな、まあ何となくそんな気はしてたよ」


「そういえば君にはまだ天使来てないの?」


「天使?なんのことだ」


「ごめん、私天使についての説明忘れてた」


「別に謝らなくていいよ、とりあえず説明して」


「君も天使の名前くらい知っているでしょ」

勿論知っている、天使とはその名の通り天の使い、熾天使を一番上の階級とし、下から天使、大天使、権天使、能天使、力天使、主天使、座天使、智天使、熾天使この九階級に分かれている。あの有名な悪魔ルシファーも元は最高に輝く熾天使だった。


「君にはその天使がまだきていない、まあそのうち来ると思うけどおかしいな天 使一人は必ず神が生まれたときに一緒に生まれるはず。もしかして君此処に来 る途中なんかそれらしい子見なかった?」


「そういえば妙にきらきらした女の人がこっち見つめてたような」


「その子だよその子さあ今から迎えに行くよ」

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