神々の国ロンギエル

「聞きたいことって一体なに?」

「ここは一体どこなんだ」

「一番重要なそこを忘れていたね。ここは神々の国ロンギエル」


「ロンギエル?そんな国聞いたことないぞ」

「当たり前だよ、なんせこっちの世界の人間ですら知らないからね」

「この世界にも人間はいるのか?」

「もちろんいっぱい居るよ」

「そういえば今まで人間の姿を一度も見なかったのは何故だ?」


「この国には強力な結界が張ってあるんだ、だから人がたどり着くことはまずないよ」

「何で結界なんて張ってあるんだ?」

「理由は三つ、まず一つ、今神々と魔物が戦争しているから結界がないとすぐに数で圧倒されてしまうから。二つ人間の中には魔物と手を組んで神殺しをしようとしている輩がいるから。そして最後、三つ人間が神々にすがって自分たちの力を十分発揮出来なくなるから。この三つの理由があるからこの国には結界が張ってあるんだ。」


「ひとついいか?神なのに魔物に数で圧倒されてしまうのか?」

「うん、そうだよ。神は名ばかりは強そうだけど戦闘能力はもってない子が多いもっているのはほんの少しだけ、だから数で圧倒されるんだ。」


「そうなのか」

「そういえば君に伝え忘れていた事があるんだ」

「なんだ?」

「君も神様だよ」


「俺は人間じゃないのか?」

「君は人間じゃない、私たちと同じ神様なんだ」

「じゃあ俺は一体なんの神なんだ?」

「君は[時空の神]」


「時空の神?一体どんな神なんだ?」

「実は私もよくわからない」

「ステータスとかないのか?」

「うんある、じゃあ見てみるね」


「な、なにこれ」

「どうしたんだ」

「こんな能力あり得ない」

「一体どんな能力なんだ?」

「ステータスを出すね」


時空の神 早乙女達也

Lv1

体力1500/1500

魔力3000/3000

知能610

耐久380

特殊能力 時空操作:時を操り空間を曲げる事も可能

称号 時空神 全知全能 星の守り人


「Lv1なのに全てのステータスの値が異常に高い、普通の神のLv60に匹敵するよ」

「そんなに強いのか」

「強いなんてもんじゃないよ、もしかしたら全ての神で一番強くなるかもしれない」


彼女は興奮気味にそう言った

「実際に時空操作使ってみてよ」

「何故かとある言葉が脳裏を過る」

「時空よ我が意のままに動け」


周りの時間の流れがゆっくりになる

「一体どうなっているんだ」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る