第9話 街襲撃
本編の前に報告です!1500PVを超えました!ありがとうございます!
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家へ戻る途中、厳つい三人組が女の子を路地裏に連れっているのを見かけた
「ごめん、エルミア!先帰っててくれ!」
「え?ちょ、ご主人様!?どこ行くんですか!」
エルミアの声は輝夜には届かなかった
「はぁ、まぁご主人様の事ですから、大丈夫ですよね...」
場所は変わり、輝夜は女の子を連れていった、三人組を追いかけていた
次の瞬間悲鳴が聞こえた
「ひぃ!や、やめてくれ!頼む!」
三人組が連れていった女の子に土下座をしていた
いや、弱いな三人組。いや、女の子が強かったのか?
「まぁ、無事ならいいか!」
そう呟きながら家へ帰るのだった
翌日、昨日同様オアー狩りに出掛け、帰ってくると街中から煙が上がっていた
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人は変わり、輝夜が見かけた女の子の話です
私──シエルは魔族です。魔族である私は、魔族の皆が忌み嫌っている人間が好きでした。
その事もあり私は、陰湿なイジメを受け、そして、親からも捨てられました。
私はその事もあり魔族のことが嫌いになっていき、村から【幻影の指輪】を盗みました。【幻影の指輪】は魔族が人間に魔族だとバレないようにするアイテムです。その後村を抜け出し、人間の街へ向かいました。幸い魔族と言う事も
あり、軒並みステータスが高く、魔物に殺されることも無く、人間の街に着きました。
その後ギルドで冒険者登録をして、Sランクになりました。
魔族の人達と違い、人間は凄く優しくしてくれます。でも、私が魔族だと知られれば、多分殺されてしまいます。
でも、あの村に比べたら、毎日が凄く楽しいです。
そして、クエストの帰り三人組に絡まれました。その三人組の1人に
「その小さい嬢ちゃん、痛い目あいたくなきゃ金を置いてきな」
そう言われました。勿論断わりました。あと
背が低いの気にしてるのに言わないで欲しい…
「そうか、それは、残念だ!痛い目あって貰うしかねえようだな」
そういい裏路地に連れてかれましたが、返り討ちにしました。
私はその後、宿に泊まり一晩過ごし、翌日、宿でゆっくりしていると
「ゴガァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!」
という雄叫びが聞こえ外に出てみると、街の上空にはドラゴンが10匹程いました。私は絶望しました。でも、いままで優しくしてくれた人達を守る為戦いを挑むべく走り出しました。
すると、1人の冒険者らしき男を見つけました
「はやく逃げて、この街はもう終わるわ!」
私はそう忠告しました。が...
「てめぇ、俺の家を燃やす気かぁぁぁぁぁ!」
とドラゴンに向かって行きました。忠告をさらにしようとしたとき
私は、その男の子に気を取られてしまい、後ろからのドラゴンの攻撃を避けれず、結構なダメージをくらいました
逃げることを考えましたが、足が竦み動けなく、私は死を覚悟しました
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「てめぇ、俺の家を燃やす気かぁぁぁぁぁ!」
そう言い輝夜は走って、家まで向かいました
途中なにか聞こえた気がしたけど、気のせいだろう
因みにエルミアには逃げてもらった
そして、家に火を吐こうとしているドラゴンを魔力の剣でぶった斬ると
「なんでドラゴンがこんなにいるんだよ!…………弱いけど」
そういいながらドラゴンを殲滅しようとさっきの道を戻ると
「いやぁ、まだ...死にたくないよぉ...」
と泣いてる女の子がいた。その子は昨日三人組に襲われて、返り討ちにした子だった
その子にドラゴンは火を吐こうと今まさにしていた
「《ウォータースピア》そして、スキル《複製》!」
水属性魔法の《ウォータースピア》を大量に複製して一気にドラゴンに打ち込む
ドラゴンはそれをもろにくらい倒れる
「大丈夫か?」
「え?あ、はい」
「そうか、なら良かった。さっさと逃げたほうがいいぞ?」
そういい輝夜はドラゴンを殲滅していく
「凄い...」
シエルからはそう零れる。
それに気づかず輝夜はドラゴンを狩り全員倒し尽くした
「相変わらず弱いな...」
そう零した輝夜の近くにいつの間にいたのか
「凄いです!」
とシエルがいった
「逃げた方がいいっていったんだけどなぁ?まぁ、殲滅したけど」
そう輝夜が呟いていると...
「師匠!私、シエルを弟子にしてください!」
「え?」
輝夜からはそう気の抜けた声が漏れるのだった
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輝夜はその後、シエルの言葉を適当に濁した。その後、街の人から感謝をされまくり、疲れ切って、家ぐったりしていると、不意にドアがコンコンとなる
「街の人かな?出来れば、休ませて欲しいんだけど。でも、無視する訳にはいかないよなぁ」
そう思い輝夜はしぶしぶドア開けると
「私を弟子にして下さい!」
家など教えていないのだが、そこには、シエルがいた
「えっと、なんで僕の家知ってるのかな?」
「ルナという受け付けの人から聞き出しました」
おいぃぃ!ルナさんなにやってくれてんだ!
「ごめん、僕弟子とかそういうの作るきないから、ごめんね?」
「そうですか...」
そう言ってると、奥からティルが出てきた
「ご主人様、なにかありまし....」
ティルを見た途端ティルの言葉を遮りシエルがこう言ったのだ
「メイドは雇っているんですね!なら、メイドでいいです。雇って下さい」
ティルはそんなシエル見て
「メイドの道は辛いですよ?」
などと言い出しティルがその後シエルを気に入ったのか、メイドにしましょう!と言ってきた
「はぁ、もういいよ...」
「やったー」
シエルは喜んでいた。だが、急に真剣な顔になり
「でも、メイドになる前に聞いて欲しい話があるんだけど........」
どんどん悲しそうな表情になっていく
「私実は...魔族なんです...」
「え?」
ティルはそう言ったが、輝夜はそれに気づかず
「なんだ、そんな事か。別に関係ないだろ」
「「え?」」
ティルとシエルが声を合わせて驚いていた
「いや、だって、別に魔族だからってシエルは危害加えてないだろ?ドラゴンとも戦って女の子守ろうたしてたし。そんな奴が悪い奴とは思えないからね」
「いいですか?本当に...魔族の私を...雇って...くれるん...ですか?」
「ああ。」
(それに魔族だっていう時にあんな悲しそうな顔されたら断わりにくいしな)
そう考えていると、堪えきれなくなったのかシエルは泣きだし、抱きついてくる
「ありがとう...ございます...」
シエルを抱いて慰めていると、エルミアが来た
「ご主人様、なにかあり.......ご主人様は幼女が好きだったのですか...ご主人様の趣味にとやかく言うつもりはありません。ただ、そういう趣味があるとだけは頭に入れておきます」
「い、いや、違うんだエルミア!俺の話をきいてくれぇぇぇぇぇ!」
その後、誤解を解くのに1時間かかってやっとエルミアは信じてくれたのだった
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