第8話 ランクアップ!(輝夜とは言っていない)
「えっと、ご主人様?私達はまず何をすればいいですか?」
家に帰ったあと、何をしてもらうか考えているとリーダーっぽいメイドが聞いてきた。因みに名前は〔ティル〕と言うらしい
この子達も過去になにかあったのか少し怯えた表情をしていた
「えっと、じゃあ、まずはこの屋敷の掃除を頼めるかな?広くて大変だとは思うけど宜しくね」
「「「「分かりました。ご主人様」」」」
「あと、掃除終わったら好きにしていいから。後部屋も使っていいから」
「え?」
とそういったのはティルだった
「いや、エルミアにも言ったんだけど、別に君たちを酷い扱いにする気はないから仕事をちゃんとこなしてくれればそれでいい」
「じゃあ掃除任せた」
そう言うとティル率いるメイド達は屋敷の掃除に移る
輝夜はメイド達に掃除を任せたあと食べ物の買い出しに行っていた
30分程経って帰って来た時にはもう屋敷がピカピカになっていた
仕事早いな!流石メイドといったとこだな
とは言っても疲れていたので今日は僕が料理を作ることにした。ティル達に
ご主人様は料理などせず、くつろいでいて下さい!と言われたが無理矢理休ませた
料理を作って、食べようと言うと、メイド達は食べようとしなかった。
「ん?どうした?食べないのか?嫌いなものでもあったか?」
「い、いえ!そういう訳ではなく...ご主人様と一緒のご飯を私達なんかが一緒に食べるなんて...」
他のメイド達も控えめに頷いていた
「別に気にしないって言ったんだけどな...じゃあ【命令】」
奴隷の身分の主人は奴隷に対して大抵のことは【命令】ができる。
輝夜はその命令権をティル率いるメイド達に使う
「私達なんかがって卑下せずに普通に生活を送ること」
「.........はい」
若干ティルの頬が赤くなっていたのだが、熱でも出たのだろうか?大丈夫かな?
その後は片付けなどをしてもらって自分の部屋に戻り、輝夜は眠りに付いた
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翌日、輝夜はギルドにエルミアのランクあげに来ていた
因みにエルミアは最低ランクのEだが僕とパーティーなので一応全ランククエスト受けることができる
「どうする?討伐系のクエストにする?」
「そうですね。……これなんてどうですか?」
そう言って渡してきたクエスト用紙はこれだ
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オアー(鉄)三十匹の討伐
受注条件︰Dランク以上
期間︰無期限
報酬︰銀貨1枚
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オアーという魔物は体が鉱石で出来ているそうだ。
(なるほど、鉱石 ore ってことか...)
「ご主人様?」
「ごめん、何でもない」
オアーは鉱山にいるらしい、まぁ鉱石で体ができてるならそうだろうな。
そう考えながら輝夜達は鉱山に向かう
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鉱山にきた輝夜達は早速オアーと交戦していた
因みにエルミアが魔法で瞬殺していた。オアーは物理耐性はあるが魔法耐性はないからだ
ステータスはこんな感じだ
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名前︰オアー
種族︰魔物
LV. ︰5
HP ︰100
MP ︰54
力 :26
防御︰80
速さ︰15
【魔法】
土属性魔法Lv.2
【スキル】
無し
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防御が高く魔法が使えるのだが、魔法耐性は低いし、魔法 《ロックサンド》を使ってくるが威力が低いので、冷静に対処すれば余裕で避けれる
オアーを30匹エルミアが狩る頃にはエルミアはレベルが上がっていた
因みに輝夜は一切なにもしていない
この日にオアー(金)も何匹か狩れて結構な金になった
更にエルミアはこの日Dランクにあがった
ルナさんが言うにはLv.30(今は31だが)ならCランクにはなれるということなので、早めにエルミアのランクをCにあげてあげようと決意するのだった
「そういや、オアーとの戦闘一回もしてないのは気のせいだろうか...」
輝夜は今頃気づくのだった
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