第4話B「妹と家へ」(10話)

 1


「嘘だろ……。なんだよあれ……。」

 俺がそれを見て呆然と立ち尽くしている中。

「ええっ!? なにあの生き物! イソスタにアップしちゃお!」

 亜理沙がそう言いながら、スマホを取り出した。

「いやそんなことしてる場合じゃねえだろ! あいつらお前に向けて銃構えてんだぞ! 逃げなきゃ!」

「いや、確かにそうだけどさ、こんなことって滅多にないじゃん。だから記録を残しておかないと。」

 亜理沙はそう言って、カメラアプリを開き、そいつを撮ろうとした。

 しかし。そいつはまた銃を構え、撃つ準備をし始めた。

「いいよー。いいよー。もう少し左か。よーし。OK!」パシャッ

「ギャアアアアアァァァ!」

 そいつらが奇声をあげる。


 さすがにこのままでは危険だと判断した俺は、亜理沙を抱き上げ、思い切り走った。


 2


「っちょ、お兄ちゃん!痛い痛い!足痛いんだってば!手どかして!」

「あ!すまん!」

 俺は亜理沙の足の傷口から慌てて手をのける。

「っていうか、あの生き物、イソスタにアップしたかったのに、なんでさせてくれないの!?」

「お前危機感持てや! 俺だってアップさせたかったよ! でもな! どう考えてもまず命優先だろ!?」

 俺は亜理沙にそう返す。

「それは確かにそうだね! でも、お兄ちゃんのせいで、私スマホ落としちゃったんだよ! スマホがないと、女子高生は生きられないの! 分かる!?」

「お前はスマホの心配より自分の命の心配しろよ!」

「はいはい! そうですね! 分かりました! 」

 そして、言い合いしながら病院から出ると。


 <>_<> <>_<> <>_<>


 家とは逆の方向に、彼奴等化け物共がいた。


 To be continued……


____________________________________________________________

という訳ですが、このエピソードを見た皆さん。

なんだか前のエピソードより、随分話が進んでしまっているとは思いませんか?

3話B、全く見られていませんでした。

なぜでしょうか。


……そう。僕が先に4話Aをアップしてしまったため、あなた方のほうで、3話Bを読んだと、勘違いをしてしまったのです。

申し訳ありませんでした。僕が先に4話Aをアップしてしまったために、話が飛んでしまいましたね。

すみませんでした。

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