夢の中の出来事のような世界観。応援コメントの方でも述べたのですが、一つ一つの要素を取り出してみると喜劇のような可笑しさがあるのに全体を俯瞰してみるとなんだか切なさにも似た感情が湧き上がってくる不思議なお話でした。文体の雰囲気がとても私好みでいわゆる「作家買い(作品を気に入ってその作者の作品を網羅したくなる)」に値する作品。