【下書き追加】キャラクター論=頭のいいキャラ=
巨星の条件で挙げた「頭の良さ」ですが、これは難しい話です。なにせ作者以上の脳みそなんて基本、書けませんもの。
頭をよく見せる手法でよく挙げられるのは薀蓄披露ですけども、幅広い知識があってもその知識を理解してるかどうかってベツモノですから。残念。
単に物知りってだけでは頭のよいキャラと認識してもらえませんよね。人物評価における「頭のよさ」とは知識ではなく理解ですんで。
この理解というものは、一つの物事を1から10まで知って初めて得られるもので、創作物の中にある薀蓄ってのは幾ら摂取しても「賢くなった気がする」だけなんですわ。だって、作中にあるのはその物事のほんの一部の記述だけですからね。
専門書などからの知識でしか、理解は得られません。
ここを誤魔化す方法はおそらくないでしょう。もうね、ここだけは実力勝負なので、自信がないなら背伸びしたキャラクターなど作らないのが無難と思います。変にそういうの出してしまうと、逆にシリアスな空気なんかを台無しにするので。
創作ではちょっとだけ爪先立ちでかかるのが良い、とどこかでは書きましたが、それは決して身の丈に合わないキャラクターを登場させるというような意味ではないんですよ。ストーリーを、単純明快なもので満足するのではなくもうひとヒネリ加えましょうよ、という提案だったんですね。
自分の頭の程度以上の人物は作れません。考え方、理解、そういったものは自分がベースになるので、自分の理解度が天井です。作家って皆さんやっぱ頭イイですよね、知識だけでなくちゃんと理解が追いついている、それは付け焼刃で間に合わせるというわけにいかないのですわ。
というわけで。
「出来ることからコツコツと!」
私なんか推理作家目指してますけど、社会派とか警察とかとても書ける気がしませんもん。知識も理解もぜんぜん足りないからね。のほほんとテレビ観て笑って、好きなモンだけ摂取して、勉強してこなかったのが悔やまれます。
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