究極・あなたの作品が読まれない理由
テンプレと完全オリジナルとの悪しきハイブリッドではなく、選り好みを考慮してもまったく読まれていないとしたら、もう一つ残された大きな理由に当て嵌まっているかも知れません。
ラノベと文学文芸との悪しきハイブリッドです。
設定が斬新なら評価されるのがラノベなら、その斬新な設定の整合性が取れていて初めて評価されるのが文学文芸です。
理屈が破綻している作品は評価されません。文体で文学文芸寄りと判断された作品が、読み進むにつれ、設定に矛盾がボコボコ出てくると、評価は大暴落です。
文体構造はほぼ同じでも、ラノベと文学文芸の価値観には大きな差があります、把握しておかないと苦労します。
学園でモテモテの自称平凡男子高生が登場したとします。
なぜ平凡なのにモテるのか、主要なキャラがほぼ全員彼を好きになる理由はなんなのか、その理由は筋が通ったものなのか、出てきた設定の全般が理屈に合ったものなのか、等を問われるのが「文芸系」です。
上記の項目にプラスで、主人公の男子高生が人間として描かれているか、小説文としての技巧が優れているか、社会を切り取る目などの作品としての価値感が高いものであるか、が問われるのが「文学」です。
上記二つに当て嵌まらないのに、これらのモノサシで測られてしまうような、紛らわしい書き方をした作品は読まれません。
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