ラノベと一般文芸の違いって?

 ラノベはさほど詳しくないんで、これは独断に近い意見です。


 ラノベはよく「アイデア勝負」と言われます。これが一般文芸や文学においてのアイデアの定義とはちょっと違うように思われます。ラノベのアイデアとは、作者がどれだけ斬新な企画を生み出せるか、作者自身へのリスペクトに繋がる斬新さ、だと思います。「こんな設定思いつくのか、スゲー!」です。


 文学や文芸での斬新さも似たようなものではあるので、斬新なアイデアが出れば作者が賞賛されますが、作品自体を評価する項目は斬新さではありません。

「この設定は斬新だ、スゲェ! ……それはそれで置いといて。」です。


 置いとかれてしまうので、いくら設定が斬新だろうが評価に繋がらないってのはよくある事です。他の評価項目が低いと話題にもなりません。


 他の評価項目には「整合性」とかが入っているので、ヘタにラノベチックな設定を使うと、逆に整合性を突っつかれて評価を下げることさえあります。


 ラノベとの違いを一言で表すと、『面白ければいいってモンじゃない』です。

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