3
アクセルの街が見えてくると、街の入口に、ゆんゆんが立っているのが分かった。
「おー、ゆんゆん!」
「あ、皆さん。おかえりなさい」
「まったく、心配で私たちを待っていたんですか?」
「悪い?べ、別に、めぐみんを待っていた訳じゃないから!」
「これだからぼっちは」
「ぼっちじゃないもん!」
「そうですね、あなたは、もう私たちの仲間です」
「めぐみん...うん!」
めぐみんはなんだかんだ言って、ゆんゆんを大事な友達だと思っているんだな。
「あくまで仲間ですから、友達かどうかは、また別の話です」
「え⁉」
もしかしたら、違うかも。
「お前ら、本当に仲いいよな」
「どこがですか?さ、私たちはこれからギルドへ行くんです。ゆんゆんも付いてきますか?」
「え、いいの?」
「当たり前だろ、お前も魔王討伐の功労者なんだ」
「それに、ストーカーみたいにコソコソ付きまとわれても迷惑です」
「私、ストーカーじゃないもん!」
「あれ、そういえばアクアは?」
気付くとアクアがいない
「アクアなら、アクセルの酒が恋しい!と、先にギルドへ向かったぞ。まったく、私たちのことを忘れていただろう。しかし、これも荒手の放置プレイだと思えば、ハァハァ、なかなか」
「おい、興奮するなエロクルセイダー。アクアが先に?あの酒飲みが!早くアクアを追いかけるぞ!」
「そうですね」
「うむ、その後で放置プレイの続きを」
「あの、私も付いていっていいんですよね」
俺たちは、ギルドへ向かって走り出すのだった。
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