霧の中

深青

第1話

「ねぇ貴方が死んだら私一緒に死んでもいい?」

..今何を思い出していた?朦朧とした頭で何処からか突き刺さってきた言葉を思い出す。「っまたか 、、、」


最近よく昔の恋人のことを思い出す。なんだと言うのとだ 頭から足のつま先まで痺れ不快な感覚が襲う カーテンの隙間からうっすらと鈍い明かりが痺れたからだを照らした。


秋の深い青空が広がり心地よい風が吹き付ける朝。若干の憂鬱感と倦怠感を抱え 綺麗に整えられた髪の毛と綺麗に着こなされた制服

に身を包み 家を出た。


今朝の不快感が何となくまだ体に残る。

ただでさえ憂鬱な月曜日。

「俺、なんであいつのことをいまさら..」

無意識に口からこぼれでた一言に俺自身も驚きを隠せない。きっと疲れてるんだな…そう思うようにして今日は「彼女」のことは一切考えないで過ごした。


  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

霧の中 深青 @456789456789

★で称える

この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。

フォローしてこの作品の続きを読もう

この小説のおすすめレビューを見る