午前10時の待ち合わせ

青い空に機械的に加工した声

爆音というほどではないけれど

オルタナティヴ・ロックの根底に

流れるビートに身を任せてみてさ

君をただ待っているの蝉の声無視し

君は「よくわからない」と言うんだ

日本じゃマイナーな洋楽ロック趣味を

オルタナティヴ・ロックって何なの?

そんな冷たいことを纏わりつく熱気と

織り混ぜて中和しようとするように

君は言い放つんだ浅はかな考えだね

どうせ僕の趣味じゃ邦楽だろうと

またわからないって言うんだろ?

どんなに君を待てど君は来ない

三途の川の前には君が来ない

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