秋の歌

鼻の奥までえぐるような匂い

葉っぱは既に不吉な黄色をまとい

風はひゅうっと冷気を運び

つられて私は遠くまで行ってしまうかのよう


昨夜の嵐によってか

葉の死骸が山をなしている

鋭い口笛によって、彼らは

華麗な舞を始める


最初は右から左へ大波をつくり

それから大きな渦となって

天上まで立ち上ってゆく


音楽が止まると

枯葉は擦れ合いながらゆっくりと降りてくる

さも、拍手をねだるかのように

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