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  レーダー内で一つの赤い星が、【アーロン】を狙ってなめらかな曲線を描きながら疾走してくる。

 振り向いた先にあったのは、右手に構えたコンバットナイフを振りかぶってこちらに向かって突進してくる赤茶けたGOWだった。左手が欠けていたこと、左足に破損跡があることから、先ほど仕留めたはずのGOWの一機だとケイイチは気づいた。

 一薙ぎ。

 長方形の対角線を描くような斬撃が、彼から見て左下から右上へと放たれた。

 ほとんど直観だけで、【アーロン】は防御ではなく真横への回避を選択した。赤茶けたGOWが放ったコンバットナイフでの一閃は、廃ビルの壁にグロテスクな傷を穿った。

 いや、壁だけではない。

 モニター上に赤字で表示される【DAMAGED】の文字が、機体右腕に損傷を受けたことを知らせていた。半年間このコックピットに搭乗していたはずのケイイチが、初めて目にする表示だった。

 爆薬を設置した過去のGOWの残骸をおとりに使用し、爆発で生じたすきを狙った強襲。千載一遇のチャンスを逃したことも気にせずに、目の前の左足に傷を負ったGOWは転倒しそうになるギリギリのところで体制を整え、そのままコンバットナイフを構えなおす。

 こちらに改めて正面から姿を見せたGOWの姿と、それに重ねて【アーロン】の戦術コンピューターがモニター上に表示した機体情報に、ケイイチは一瞬ではあるが我が目を疑った。

 その場にいたGOWの中では、最も小さく旧世代なGOW、第三世代機の【サリソー】だった。

 戦術コンピューターが機体名と同時に表示した同機体のスペックは、どう見積もっても今さっきこちらに肉薄したスピード、そして最新鋭のGOWの装甲に傷をつけるほどのパワーとは釣り合っていなかったのだ。それに敵機の左足の欠損状態は、GOWが直立状態を保てる状態ではなかった。スラスターをフル稼働させたとしても、【サイラス】最新鋭の機体に追いつけはしないはずだ。

 数秒間の戸惑いの後、脳内であらゆる可能性を考えたケイイチは一つの仮定に達した。

「【サリナスドライブ】のリミッターを解除して、機体自体のスペックを底上げしているのか……?」

 【サリナスドライブ】は、この異世界において、すべてのGOWの動力源として使われる動力炉である。地球とは異なるこの異世界、EoEでのみ生成される謎の多いエネルギー、【サリナス・ジーン】を電力に転換させ、GOWの動力源とする一種のジェネレーターである。

 この動力炉には、操縦者が安定して操縦できるように、出力エネルギーの調整がなされている。リミッターによる制御が解除された場合、動力炉の暴走によって出力を上げるのは理論上は可能だ。

ただしその際の出力は制御不可能なものとなり、操縦性が極限まで失われる。

 GOW戦での操縦性の喪失は、自らの肉体を思い通り動かせない状態にも等しい。

 敵機の真正面で、【サリナスドライブ】のリミッター解除など自殺行為だ。

 だが目の前のGOWは、安定した機動性を犠牲にして、立ち向かってきた。

 しかも目の前のGOWのパイロットは、その上でこちらに真っすぐに歩み寄って、コンバットナイフでの一撃を放つ操縦性を持ち合わせている。

 敢えて一度負けたふりをして油断させ、隙を作らせた上での、操縦性を犠牲にしてパワーを増幅させた強襲。

 ただの烏合の衆だと思っていたテロリストにこんな頭が回り、操縦性に長けた人間がいたことに、ケイイチは言いようのない戸惑いを覚えた。

「こんな小細工を使ってくるなんて……!!」

  目の前のGOWと戦っている間に、今倒れているテロリストたちが逃げ出してしまうかもしれない。にも関わらずケイイチはこの時無意識のうちに、駐屯地との交信ではなく、目の前のGOWを相当することを最優先にしていた。

 全戦全勝だった自分の機体に傷を付けた機体が現れたこの瞬間、自分が当惑だけでなく、感じたことのない胸騒ぎをも覚えていることに、彼自身はまだ気づいていなかった。

 そんな彼がふと我に返ったのは、【サリソー】の背後のGOWたちが、逃げもせずに回線を開いてきた瞬間だった。

 

「『ジム・ノーラン』万歳…!!」

 【テハチャピ】内のリーダー格らしき男性が投降用のグローバル回線を通じて発した音声に、ケイイチの直観が危機を告げた。ほぼ同時に急襲を仕掛けてきたGOWも、同じ反応を返す。敗北した戦場で声だかに叫ばれる組織への忠誠が、時に投降以外の意味を示すことは、十九歳のケイイチにも理解できた。


 【トーガス・ヴァレー】という集団が持つ危うさは、【サイラス】の間では十分すぎるほどに宣伝されている。追い詰められたテロリストが最終手段に身を投じた事例のことも、幾度もニュースとなって報道された。だからケイイチではなくても、十五年前の大戦を経験した手練れの兵であれば、問答無用でコックピットを破壊するなどの形で対処できただろう。

 しかしその瞬間のケイイチは、自分を攻撃したGOWに気を取られており、とっさに最善の行動をとることができなかった。

 男の意図に気づいた瞬間、【アーロン】の背部スラスターをフルパワーで起動させ、さっきまで戦場だった廃ビルから全力で距離を取った。テロ組織は、単独ではなく集団。組織内の個人が死のうとも、あくまで組織の目標が達成されれば敗北ではないのだ。


 安定した着地すら考慮せず、【アーロン】が二階の外壁が崩落した箇所から飛び降りたのとほぼ同時に、モニター上に青く示された予想着地地点の表示が突然消失した。

爆風が、その建物を飲み込んだ。

リーダー格のGOWを爆心地とした、戦術級の爆弾が見せる爆風によって、跳躍中の【アーロン】は着地予測の修正を余儀なくされ、姿勢を崩して吹き飛ばされる。


 脚部のスラスターを利用した、空を飛ぶというよりはホバリングに近い動きでなんとか衝撃を最小限にまで殺しつつ、なんとか【アーロン】は着地に成功した。とっさの跳躍によって爆熱によるダメージは受けずに済み、着地時の衝撃も少し姿勢を崩しただけにとどまった。

 いつものケイイチであれば、自爆に対しては妨害電波を放って、GOW内部の誘爆装置を麻痺させるくらいの対処はできたはずだった。

 しかし、できなかった。テロリストたちが実行する「最後の手段」を、事前に想定する機会がなかった。

 全ては、あの【サリナスドライブ】の暴走によってこちらに肉薄してきた【サリソー】によって、想定していた筋書きが狂いだしたのだ。


 爆発の衝撃に巻き込まれてパイロットごと焼失したであろうあの無謀なGOWに、

ふと思い出したように見つめ直したモニターの風景に、ケイイチは違和感を覚えた。

 後方確認用のサブモニターが、機体後部に付着した糸のようなものを映し出していた。

 ふとサブモニターのウインドウをズームさせ、機体から垂れている糸の先端にあったものの正体を見たとき、ほとんど反射で彼は声に出していた。

「正気かっ!?」

 一人の少年の身体が、ワイヤーの先にあったのだから。

 いつ取りついたのかもわからない。どこから来たのかも察せない。

 しかし前後の状況から言って、あの少年が先程の爆発後に取り付いた【トーガス・ヴァレー】のメンバーであることは明らかだ。

 そして【サイラス】の最新鋭機に生身で挑もうとするその無謀さに、ケイイチは直前に向かい合った一機のGOWを連想した。

 ―――まさか、あの【サリソー】の……


 頭の中の疑念はそのままに、背部スラスターを噴射させる。圧縮された気圧の噴射を生身の人間がまともに食らえば高確率で焼死、生きていても地面に叩きつけられて圧死する。

 あまり気分の良い対処方法ではないが、この時ケイイチは、ほぼ動物的本能ともいえる恐怖を少年に対して感じていた。

 今殺らなければ殺される。

 全戦全勝の機体に乗り込んで忘れかけていた戦場の当然の論理が、ケイイチの脳裏にフラッシュバックし、いつもよりも苛烈な行動を行わせていた。


 しかし機体の表面で、何かが焼け落ちるグロテスクな音が響くことはなかった。

 ケイイチが見つめるモニターには、相も変わらずワイヤーに振り回される少年の姿があった。

 背部スラスターが噴射される直前、少年は瞬間的な判断によってワイヤーを切断し、器用にも別のワイヤーを射出して【アーロン】の腹部右端に取り付け、自らの行きつくポイントをずらした。結果として少年の体は爆風に吹き飛ばされるのではなく、ギリギリで爆風を避けて別のワイヤーの取りついた位置を中心に回転するように舞った。

「ハッチの外側か!」

 メイン画面を眼前部確認カメラに切り替えると、腹部側面から最初のワイヤーを射出し直して移動し、蚊のようにGOW胸部の突起部分にとりついている少年の影があった。

 ワイヤーをしまった胸ポケットから、別のものを取り出しているようだった。

 ズームウインドウを起動させて少年の取り出したものを確認し、脳内から情報を漁りはじめる。

「……なんであの武器を!?」

 心当たりのある武器が一つあった。ケイイチ自身は風説でしか聞いたことがないが、コックピットハッチをこじ開けることでGOWのパイロットに直接攻撃を仕掛ける戦法が、【サイラス】内で有用性について議論されたことがあった。

 GOWのハッチにはそれぞれ操縦者しか知らないパスワードがあり、外側からこじ開けることは至難の業である。無線通信によるメインコンピューターのハッキングによってハッチを開けさせる方法もあるが、GOW自体のメインコンピューターを護る何重にも暗号化されたセキュリティは表立ったスポンサーを持たないテロリストには到底破ることはできない。そう結論付けられたはずだった。

『パスワード承認。ハッチを展開します――』

 何も動かしていないのに発された【アーロン】の電子音声に、思わずケイイチは歯噛みする。今【アーロン】のボディに取りついている少年がコックピットハッチに干渉していたことは彼にもわかったし、このままコックピットにある自分自身に攻撃してくることは明らかだった。


「させるか!」

 叫びと同時に、ケイイチは押し慣れていないチャンネルを回した。

 生身の兵士が取りついた時のために【アーロン】のような特選機だけに装備された、妨害電波にバリエーションを加えた対人用超音波だ。

 ぐっ…と、苦悶の声が聞こえたような気がした。程なくして、少年の体は張り付いていたロボットの胸部から落下した。


 全高十六メートルほどのGOWは、直立時のコックピットの高さは地上十四メートルに及ぶ。落ちてしまえば、一生立つことのできない大けがを背負ってもおかしくはない。

 しかし、少年が重傷を負うことはなかった。地表が砂地であったことに加えて、落下時に苦しみながらもほぼ反射的に受け身を取り、衝撃を最小限まで抑えていたのだ。

一方でケイイチは、確かな手ごたえも感じていた。【アーロン】の超音波が効いたらしく、少年の体は小刻みに震えながら立ち上がることができないでいる。

 彼は体を止めることなく、コックピットのハッチを開けて機体から降下した。

 相手は【トーガス・ヴァレー】の一員だ。特攻用の爆弾を持っていないとも限らないし、拘留して駐屯地に移送している間に自爆されたら厄介だ。ワイヤーを利用して機体の足元まで降りると、警戒を抑えることなくケイイチは少年に向けて歩を進めた。

 少年に手が届く距離にまで近づいたところで、ケイイチは支給された捕縛用の手錠を取り出すためにポケットに手を入れた。今この少年が使える武器を何も隠していなければ、やっと今回の自分の掃討作戦も終了する。


 そう、何も隠していなければ。


 ポケットの中で手錠をつかんだ瞬間視界の隅に映ったのは、金属質の煌めき。

 砂漠に似合わない少年の長袖からこぼれる光が、ケイイチの勘に危機を知らせた。

「くっ!!」

 とっさに彼は、少年の体から離れていた。


一薙ぎ。

ケイイチから見て右下から左上へと、コンバットナイフによる斬撃が放たれた。

必殺を狙ったその斬撃の軌道を見て、彼の疑念は確信に変わった。

「やっぱり…さっきのやつか」

 会話を期待するのではなく、あくまで自分に確認させるように、ケイイチはつぶやいた。

 この少年は紛れもなく、先ほど襲ってきた【サリソー】のパイロットだ。

 爆発直前に自らのGOWから脱出し、ワイヤーを射出してアジトを離れる【アーロン】にとりついて爆風を逃れたのだ。


 反応を期待したわけではないが、フードを被った目の前の少年には彼の言葉は全く聞こえていないようだった。彼が口の代わりに動かしたのは、脚だった。

 隠し持っていたコンバットナイフを持ち直した少年は、のけぞって体勢を崩していた眼前の青年の腹に、スタンプで印を付けるように容赦のない回し蹴りを入れた。

 数秒間呼吸すら止まる蹴りに、視界がピントがずれたようにぼやける。意識すら消えてしまいそうになる衝撃。

 その直後のナイフを利用した直線状の突きによる追い討ちを、ケイイチはほぼ生存本能だけで体を右によじらせて回避した。

 対話する可能性すらも踏みにじる、ただただこちらの頸動脈を狙った攻撃だと理解できた。

 当然、少年の猛攻はそれで収まることはなかった。

 両刃のナイフを使って、一秒に五回ほどの速さで連続で斬撃を繰り出してきたのだ。

 それをケイイチは、本能だけでではなく、思考によって避けていた。

 【アーロン】への搭乗と、それによる掃討作戦の数々、兵士としての生身での鍛錬、そしてそれ以前から続くのための努力の日々が、彼の首を、命を護っていた。

 しかし一方的なコンバットナイフでの攻撃に、ポケットの拳銃やナイフを取り出す間もなく守りの姿勢に入ってしまっていた。なすすべなく回避を繰り返すしかできないケイイチの頭は、しかし逆に回避の度に冷静になりつつあった。

 徐々に冷静になっていく彼の脳内で、ふと一人の女の声がささやいた。


 ―――戦場では常に、貴方はGOWと共にある。


 急に、少年の動きが止まった。

 【アーロン】の機体が急に横にずれたことによって、太陽光が視界を覆い、思わず目を逸らしてしまったのだ。

 単純な動きしかできないGOWの遠隔操縦で、しかもコンバットナイフによる襲撃を回避しながらではあったが、なんとかケイイチは【アーロン】を動かすことができた。

 そして少年が目を逸らしたその隙を、彼は逃さなかった。

 体全体の体重を右手に乗せる動きで、彼の鳩尾に手刀を打ち込む。

「ぐぇっ……」

 彼が人間らしいうめき声を上げたことに対して、胸中に覚える妙な安堵。

 その安堵からか、少年が気を失って倒れる瞬間、しばらくケイイチもへたり込んでいた。


 マイルズ歴九三年六月三〇日、

 キングシティ標準時午後十二時三十七分、【アーロン・トラスク】による東A45エリアに潜伏中のテロリスト掃討作戦終了。


 烏丸ケイイチはいつもより強く感じる安心感を無理やり心の隅に押しやった後、気絶した少年の体を背負い、補給基地に指定ポイントへの無人トラックの移動を要請するために、【アーロン】へと戻っていった。

 敵は全滅させた。目標の戦術データも、滞りなく【アーロン】に蓄積されている。

 しかし彼が味わったのは安心感ではなく、得体のしれない敗北感だった。

 ――あの女の言葉がなかったら、こいつに殺されてた。

 今しがた自分が倒した少年と、ある女の存在によって。


 ともあれ彼のたった一人の掃討作戦は、今回も成功に終わった。

 少なくとも書類上は、何の滞りもなく。


 ◆    ◆    ◆


「砂嵐だ」

 一見誰もいない砂漠だったか、その男はで確かにそう言葉を発していた。


「……グレイのやつ、捕まったか」

 男は、やや呆れた表情に浮かべながら呟いた。

 誰に向けたわけでもない言葉だったが、拾う者はいた。

 年季を感じさせる声のわりに、老いによる劣化のない肌や白が一つない、その服を着た男に対して、男とは対照的な華やかで良く通る、しかし少々のいらだちを放つ声が聞こえてきた。

「誰が捕まったって?」

 男の言葉に振り向いた少女の顔には、あからさまな緊張の色が浮かんでいた。

 地球・東アジア地方の紅葉を彷彿とさせる紅い髪をやや長めのボブカットにまとめ、緑を基調とした学生服のような衣装を身にまとった少女だった。

「まさか……」

 少女の瞳は澄み切っており、どこか病的とさえいえる真っすぐさがあった。だが男はその瞳ももう見飽きたとばかりに目を逸らしている。

「作戦は中止だなんていわないわよね?」

「安心したまえ、直前のプランを少々変更させるだけで、作戦の大筋に支障はない」

「……想定外の事態が起きる時点で、あんまり歓迎できないんだけど」

「なら、君もなるだけプラン以外のことは考えないことだな」

 周囲では砂嵐が舞っているはずなのに、会話を交わしている二人にはそれを意に介した様子が一切ない。砂埃で服が汚れてすらいない。

 周囲の状況よりも、彼女は目の前の男を警戒していた。目の前の男の、幽霊のようなつかみどころのなさに。

「キミと同じ【スタインフレーム】を受け取る二人と、【トーガス・ヴァレー】には、今さっき作戦開始時刻を通達しておいた。君も作戦時刻の再確認くらいはしておいた方がいい」

「わかってる。今はただ気持ちを整理してるだけよ」

 異世界たるEoEに宇宙や惑星が存在するかは未だに解明されていないが、その世界の空に浮かぶ太陽は地球の温帯気候以上に乾ききった熱気を異世界の住人達に浴びせている。焼け付くような気温が周囲を包み込んでいるのにも関わらず、今会話を行っている男女の肌からは汗一つ流れていなかった。

「貴方にとってこの計画がどういう意義を持っているかはわからない。でも」

 その場所は、密閉された部屋の中だった。周囲には冷房設備が整っており、灼熱地獄にも似た屋外とは隔絶されている。誰もいないはずのその空間には、光学迷彩機能によって周囲とは隔絶されたがあった。しかもその部屋から見える風景は、そこにいる男女の会話の度に少しずつ変化している。

「【ミルトン】を使って私は…必ず【サイラス】に【交渉】を行わせる」

 話し相手だけでなく自分自身にも言い聞かせるかのような口調でそう言い切ったときも、赤髪の少女はその場所から砂漠の地平線のはるか先を見つめていた。

 彼らを乗せる巨大な移動要塞―――光学迷彩機能を搭載し、周囲からのカモフラージュを徹底させた巨大陸上空母、【ウィードパッチ】は、確かに移動を続けていた。

 真っすぐな意思を持った赤髪の少女と、意思の見えない男を艦橋に乗せて。

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