第6話「ウザラブ」6

◯一段落して唯たちがおやすみを言って、二階に上がって行く。母がお茶を持ってソファに来る。

母「あなた…ちょっとお話が…」

父「(ドキっ!)な、何かな?」

母「唯をバイクに載せて大丈夫かな?運動神経ないんだけど」

父「大丈夫だろ?君だって乗ってたんだから」

母「それはどういう意味?どうせ私は足の短い昔体型のどんくさい子ですよ!」

父「いや、そういう意味じゃ…。ごめんなさい

許して」

母「許しませんっ!罰として」

◯母、父の膝に乗る。

◯二階に上がるふりをしてこっそり覗いていた姉妹。

唯憂「あーうちの両親、ウザラブすぎ」


父「唯が乗ってくれるのは、なんだかうれしくて」

母「私じゃダメなのね」

父「いや膝じゃなくてバイクのこと。僕たちが出逢ったのもバイクだからね」

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