Ravi de vous rencontrer

 Bonjour! ん? あ、もしかしてこっち? Bonsoir! うーん、まぁいっか。


 はあん、もうやーっと出てこられたよ……あいつ、あたしのことないがしろにするんだもん。今回の計画だって、あいつがぜーんぶ決めちゃってさあ。



 と、まあ愚痴はこの辺で。


 はじめまして。あたしはアヴァールの1人。

 そうだなあ……親しみを込めて、ニーカとでも気軽に呼んでちょうだいよ。



 ふっふーん♪

 どうやら、あのアンベシルとやらはまだ気づかないようだね。

 まったく、本当に馬鹿なんだなあ……ちょっとガッカリ。


 だから面白い秘密を大公開してあげたんだけど、ね、どうだった? びっくりした? したよね?


 キャハハッ 大! 成! 功!



 えーっと、つまり何が言いたいかってのはね、エディはあたしらのだよ。グレーズになんかあげない。

 だって、エディの才能って超絶! 泥棒向きじゃない?

 もちろん、そうだったしね……彼は素敵だった……それなのに、まったく、今のあの様はなんなんだよ。


 許さないよ。例え、塔が、街が許しても、あたしとあいつは許さない。

 あー……あいつはどうかは知らないな。まあ、いっか。


 ともかく、エディは返してもらうよ。絶対……



「あれ? もう来てたんだ、ニーカ」



 おや、ウワサをすれば……。



「先に始めちゃってたの? 俺がいない間に……もう、お前はー」



((うるせーバーカ))



「おいおい……で言うな……」



((才能をどう使ったって勝手だろ。大体、お前こそなんだよその格好))



「これ? はっはー、どうだ、カッコイイだろー。俺の考える最強の王子様はこうだ!」



 キモいわー……はいはい、カッコイイ、カッコイイ。


 さーてと、ようやく2人が揃ったってことで、ご挨拶はここまで。


「だな」


 そんじゃーまあ、やりますか。

 エディのメンタルをずったずたにしなきゃだ。あと、グレーズは消す。


「物騒だなあー……もう、ほどほどにしろよ」



――努めよう。



 ではでは、皆さま、あともう少しだけ我々にお付き合い願いたい。


 次、あたしらが出てくるのは来週のこの時間。2018年2月23日、0:00。


……まあ、またすぐに会えるだろうね。



 A bientôt!

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