第9話 バカな職場で日が暮れる~節約は大事編~
ここは某役所C課。今日も元気にお仕事です。業務内容はぼかしますが、このC課はある審査をする部門です。
ワタシ「うーん、この申請人スズキさん(仮名)、1ヶ月の収入が14万円。専業主婦の奥さんと二人暮らし。生活できるんですかね?」
タケヤマさん(仮名)「できますよ」
ワタシ「いやいや、無理でしょ。家賃に光熱費に食費とえーと」
タケヤマさん「自分、それで妻子を養ってきましたからっ!」
ワタシ「(そうだ、この人は学生時代にデキ婚したから、新人の頃から妻子を養ってきたんだった)」
既婚だろうと、子持ちだろうと、新規採用してくれる職場。それが公務員というものです。で、うろ覚えですが、一年目の給料は確かに13万だか14万円でした。
タケヤマさん「徹底的に節約しましたよ。お風呂はふたをギリギリまで閉めて、冷めないようにしたり。一回、なんとなく中に入ってふたを全部閉めたら、覗きにきた娘に『パパが消えた!』と騒がれましたけどね」
ワタシ「ホームセンターで保温シート買えば良かったのでは?(;・∀・)」
タケヤマさん「そんなお金はありませんよ」
ワタシ「え? だって数百円で買えるはずだけど?」
タケヤマさん「それを買うお金が無いから、節約してたんですよ(# ゜Д゜)」
節約するお金が無いとは!Σ( ̄□ ̄;)す、すみません、すみません。なんかわからないけど、ワタシが悪うございましたm(__)m
……ここは某役所C課。こんな彼も、今はタワマンに一家四人で暮らしてるとのことです。
このタケヤマさんのお話はなかなか面白いので、その2は次回に書きますね(  ̄▽ ̄)
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