第8話 バカな考えで日が暮れる~下心あるとダメだよね編~

 ココは某役所B出張所。今日も元気にお仕事です。

 時刻は既に残業タイム。ま、お客さんというか申請者はいないってことで。


ワタシ「この出張所は“出ない”ですよね」


Tさん「いえ、書庫に出るとかなんとか」


 ここもかい……。オカルト率高いなあ。


ワタシ「C出張所は有名ですけど、ここも出るのですか。見たことないけど(やべえ、誰もいないからって、書庫でラジオ体操してたのを幽霊には見られてたのか(;・∀・))」


Tさん「ああ、C出張所は有名ですね。歴史的な事件の跡地だからガチで関係者の幽霊が出るとか。体調崩したりケガする職員も多いと噂されてますし」


ワタシ「Tさん、知ってます? C出張所の幽霊はイケメン説(゜▽゜*)でも、ワタシは見えないのですよ。イケメンに会いたいと下心あるとダメですかね」


Tさん「私は計りたいです」


ワタシ「はい?」


Tさん「幽霊は35グラム説が本当かどうかを! 軽いから秤は郵便スケールでいいでしょうし」


ワタシ「しかし、出くわした瞬間に秤を持っていないとならないですね」


Tさん「だから出くわしたら秤の所までダッシュで戻って、『これに乗って!』と頼むのがいいのかと」


ワタシ「いろいろ難しいですね(;・∀・)」


 ……ココは某役所B出張所。こんな下心あるワタシ達の前にはきっと現れません。

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