第3話 採用通知

なにがダメだったんだろう。

僕の回答に対して、面接官達の反応は良かったし、今まで総合職の面接とは違って、十分、手ごたえはあった。

やっぱり、男の採用は建前で、本音は女子のみなんだ。

うーん、今日はヤケ酒だ。


数日後、僕はスマホでメールをチェックしていた。

うん?

三つ葉商事?

今更なんの連絡だ。ただのダイレクトメールかな。

削除のチェックした筈が、操作ミスで中身を開く。

えっ?

それは、追加の採用通知だった。

やったーーーーーーーーー!!

僕は久しぶりにサークルの友人達に連絡をとり、飲んだくれた。

「オレ、あの三つ葉商事に受かったんだよ」

僕は上機嫌で友人達に自慢した。

「スゲー、マジかよ」

一般職ってことはもちろん秘密だ。

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