第136話 トレーニング(2)

 96話でトレーニング(1)というのを書きましたが、すっかり(2)を書くのを忘れていました。

 まあね、書いてるのがシロートなんでトレーニングつっても大したことしてないんですけども。

 よくよく考えたら135話の「観察と妄想」だって広義のトレーニングですよね。


 さて今回は如月の苦手なダジャレと連想ゲームです。

 語彙力のある人はこれ得意なんですよね。持っている知識量がケタ違いだから、ダジャレでもなんでもどんどん出てくる。

 私は『壁に耳あり語彙力に難あり』なので、もうどうにもなりません。


 実際どんなふうにダジャレから連想するかなんですが。


 例えば一冊の本を目にする……たまたま『チームバチスタの栄光』がありました。これで行きましょう。

 まずはダジャレで小説タイトルを変更します。そこから何の話なのかを想像するのです。


『チームハチスカの名刀』

 野盗集団を率いる大ボス蜂須賀小六。いつまでも育たない手下に業を煮やし、彼らを自らの手で凄腕に教育する。そしていつしか彼の手下たちは「蜂須賀の名刀」と呼ばれ、秀吉に招聘されるのである。


『チームバリスタの正統』

 金沢の兼六園近くに近々建てられるコーヒー記念館。そこには世界で修行してきた日本の名だたるバリスタたちが集合する。彼らは自分たちの修行してきた各国のコーヒーの魅力について熱く語るのだが。

 そこに現れたのは大手電子部品機器メーカー。非直線性抵抗素子を片手に乗り込んできた彼らはいきなり電圧と電気抵抗の話を始める。

 この戦いの結末は!


『チームレジスタの抵抗』

 なんと『チームバリスタの正統』のアナザーストーリー。

 大手電子部品機器メーカー視点で描かれる非直線性抵抗素子『バリスタ』の存在意義や、カフェオーナーと深めていく友情を熱く語る一冊。


『チームハマスタの成功』

 横浜にスタジアムが欲しい。市民の声を受け、スタジアム建設に乗り出した男たち。

 土地の誘致に奔走する彼らの前に立ちはだかる私有地の管理者。地方自治体との軋轢。球団との交渉。一向に進まない資金調達。

 幾多の難題を乗り越えて逆転ホームランを決める奇跡の成功譚。


『チームシエスタの瞑想』

 昼寝を日課にする者たちによるリラクゼーション促進委員会の発足にまつわる社内抗争をそれぞれの視点から描く問題作。

 シエスタには午後の業務を円滑に進める効果があるとするチームシエスタに対し、それは怠け者の屁理屈だと昔ながらのスポ根仕事を要求する役員チーム。彼らの間に妥協点は見つけられるのか。


『チームクラスタの集団』

 頭痛で頭が痛い状態を表す三重強調文(待って、ストーリーは?)



 ??? これ、何かのトレーニングになるの?



 ……またシロート発言をしてしまったようだな!

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