第94話 一人称、開く?

 はい、タイトル通りのお話です。

 一人称、開くかどうかって話です。


 私、わたし、ワタシ。

 俺、おれ、オレ。

 僕、ぼく、ボク。


 めっちゃイメージ変わるじゃないですか。これ、人によっては決めてると思うんですよね。「自分、開くって決めてるし~」みたいな。


 でね、如月なんですけどね。よくよく自分の作品見たら、作品によって違うだけじゃなくて、キャラによって変えてたんです。それも無意識で!


 で、さらに気付いた。性別や年齢によって漢字の開き具合を変えてる!


***


 10代~40代男性は、基本的に「俺」か「僕」。真面目過ぎるようなキャラは「僕」で、フツーのキャラは「俺」、どちらも開かない。

 で、50代以上の熟年男性は「オレ」とカタカナに。自信が滲み出るようなキャラほどこうなる。ボケーッとした10代男子は逆に「おれ」。ビジネスマンは漢字で「私」、これは普通ですよね。


 若い女性はみんな「私」。ちょっと砕けてると「あたし」。お嬢様系は「わたし」と開く。関西人だと「ウチ」とカタカナに。


 お爺ちゃんの「わし」は、開いちゃうと訳がわかんなくなるんでカタカナにしてます。

「ワシの若い頃は~」にするけど「儂の若い頃は~」とはしない。


 そして如月作品によく出てくるオカマちゃん(P-WORLD、Dragon Palace、六畳二間のシンデレラ)はみんな「アタシ」とカタカナに。


 イレギュラーで二階堂君(六畳二間のシンデレラ、科学部!)は「オイラ」で、Mr.浅井(いちいち癇に障るんですけどっ!)は「me」なんてのもいるけど、これは少数派。


 まあこれは如月基準なので、それぞれ作家が自分の基準を作っていろいろ試してみるといいかな~と思います。好みもあるしね。


 つーか、一人称ってナンボでも出てくるよね。おいどん、わちき、せっしゃ、み、てまえ、それがし、あたくし、ちん、よ、われ……。




 久しぶりだというのに、またシロート発言をしてしまったようだな。(´Д`)ハァ…

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