第95話 推し作家への無礼はファンへの無礼

 如月怒ってます。ぷんすかぷん。


 推し作家さんがいるのですよ。好きなのですよ。リスペクトなのですよ。

 その方が自作品の宣伝をしていたのですよ、Twitterで。

 如月、それ読んでますから「面白かったですー! ○○(キャラ)がカッコイイですね! 特に××のシーンなんかもう手に汗握っちゃって大興奮!」とか大喜びで書いてるわけです。ファンですから!


 ところが……そこに別の方が入って来た。

「○○読みました。レビューも入れました。私の××も読んでください」

 しかもご丁寧にリンク貼ってる。


 なんだそれ、てめー喧嘩売ってんのか。

 自分の作品読んで欲しいからレビュー入れました、ってことかよ、あ?

 それ、いくらなんでも失礼じゃねえのか?


 ガチクソ機嫌の悪くなった如月ですが、さすがにいい作品を書いている作者さんは違いますね。毅然とした態度を見せたのです。


「レビューありがとうございます。相互レビューは興味がありません。あなたの作品を読むことについてお約束はできません」


 尊い。なんと尊い切り返し。ますますその作者さんのファンになりました。かっこ良すぎやろ!



 作家に失礼な振る舞いをするという事は、その作家さんのファンを敵に回すという事です。どなたに対しても、失礼のないようにしたいものですね!

 って、失礼なやつの代表選手みたいな如月が言っても説得力ないか。



 ぐはっ……またシロート発言をしてしまったようだな!

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