キャラのスイッチが入った瞬間をほんのちょっとした動きで読者に分からせる。
これは難しいですよね。うまく行くと作者冥利に尽きる。でもあまりに凝りすぎると、スイッチが入ったのが誰にも分からない。
貴兄と貴様、その微妙なボーダーラインを感じてくれーと作者は思いを込めて投げる。読者は、気が付かずに見送っちゃう人もいれば、如月さんのように気が付いて打ち返す人もいる。
見送ればボールかもしれないけど、ストライクゾーンギリギリかもしれない。
普通はその部分のさじ加減が怖くて、つい地の文を入れちゃったり、余計な言葉をいれちゃう。そこは読者のレベルを信じて、ストライクゾーンぎりぎりのボールを投げ込める作者になりたいですよね。
恋心の『ON』スイッチも、さらりと書けたらいいですよね。女性が男性にする態度がほんの少し変わったのは、女性の中で何かが弾けたから、とか。女性の履いているパンツが勝負パンツに変わったとか。
悪党が、悪党で無くなる瞬間も、いいなあ。冷酷無比な男がモフモフな動物を見つけた瞬間に、氷の刃のような殺気がほんわりとした温かさにつつまれる瞬間を数文字で表せるのが理想。
追記
『スイッチ』の題名を見て真っ先に思ったのは「やる気スイッチ」
某学習塾の宣伝で、塾の先生が子供たちの「やる気スイッチ」を見つけて、スイッチをONにするのね。そうすると、今までボーっとしていた男の子が突然がり勉を始める? 話だったような。
……
「カチ」
なんだ、今の音は?
「俺様の堪忍袋が切れて、怒りスイッチが入った音さ」
……
そんな小説を書いたら怒られるかなあ~( 一一)
作者からの返信
某違法労働推進会社撲滅弁護士小説、大好きだったんですけど、いろいろあって作者さんがアカウントを抹消してしまったんですよ。
あああああ、好きだったのに!
っていうかその追記の「カチ」からの流れはなんですか。
そのスイッチをスマートに書けって話してんじゃねーか。
ちゃぶ台ひっくり返すぞ!
テヤァ (ノ*´∀`)ノ⌒┻━┻ (ಠ_ಠノ)
逆に気が緩んだら「貴様」という言葉遣いが出てしまいそうなアイドルも生まれました。(笑)
作者からの返信
再び本人キタ━━━━(゚∀゚)━━━━!!
今気づいたんですけど、私、結構板野さんネタに使ってますね……。
某違法労働推進会社撲滅弁護士小説も復活して良かった。
気が緩んだら「貴様」って言ってしまうあの人も好きでした!