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如月さんと同じで、応援コメント書いてるみなさん、みーんな悪役書けないんですね。(いやあ、悪い意味でなくて)。法律や道徳に違反するけど、やむを得ない感が満載な感じになるんですね。
多分、如月さんも含めて皆さん『大人』なんです。いい意味で人格の構成要素が何かを分かってる。だから、普通に成長した人間では悪人にならない。
ただし、変態は普通に成長してもなれます。というか、世の大人は何処かしら変態要素を持っている。それを如月さんのように口外するかしないかの違い。
応援コメントを書いている作者さんはちらりと変態部分を見せていらっしゃるようですが、如月さんのように、『ウエルカム変態』のような態度はしない。
私、思うんですけど。『根っからの悪い人』の感じ方って読者の生きざまと異なって入れば、十分悪い人なんじゃないでしょうか。
例えば、道に唾を吐く奴、タンを吐く奴ね。「カーッ、ぺ!」
これは、まああ習慣になっちゃっているのでしょうけど、あまりいい気分ではないから、その行為を見たら「こいつ―」と思うけど、まあ仕方ないかなと思ってしまう。
でも、綺麗好きで毎朝近所の道路を掃除している人達から見たら、この唾掃く奴は、ちょー極悪非道な悪人ですよね。
昼行燈の同心の旦那に自分の体を女郎屋に売った金を握らせて「晴らせぬ恨みを晴らしてくださいまし」とか言われてるかも。
あと、最近の都内は歩きたばこが罰金の場所が多いし、そもそも無縁タバコの人が多いのですけど……。タバコの火を外側に向けて持ったまま歩いているタバコ好きのおじさんや綺麗なおねえさん。(綺麗なお姉さんにはタバコは似合わないのになー)
単純に何も考えていないおじさんやおねえさんだと思いますけど、小さなお子さんを連れている母親から見れば、それこそ歩くターミネータです。
お母さんから見たら根っからの悪人。
だから、革ジャンを着た刑事に速攻でマグナムを彼らの頭にぶち込んでも問題ない、いやマグナム弾をぶち込んで欲しいと思っているはずです。
まあ、小物ではありますが、味方によっては極悪非道な悪人ですよね。
作者から見たら「ねっからの悪人」は書けないよー、とは言いつつも。そもそも被害にある登場キャラから見たら、その悪役は「ねっからの悪人」ですからね。
だから、作者の知っている「本当は悪人じゃないんだよ。気のいいオッサンやお姉さんなんだよ」という情報を作品に出さなければ、キャラや読者からは極悪人に見えてるはずです。
小物か、大物か、と言う意味では、みなさん大物(越後屋さん見たいな?)を書きたいのでしょうけどね(笑)
ちなみに、私も小心な悪人しか書けません。だって生活感が出ちゃうんですもの。毎晩の買い物を考えながら、夜な夜な、いたいけな美少女をかどわかすとかね。
追伸
なんか、話が悪人の書き方になっちゃったけど……
如月さんの弱点は、優しい変態だというところじゃないですか? 変態だ―と口外する事で、周りの変態さん達の変態度合いを下げる作戦。そういう優しさがにじみ出ちゃうんだろうなア。
その優しさを前面に出して親切の押し売りをし続ければ、相手からしたらそれがストレスになってきて、やがて「こいつ。いつか殺す。絶対に根っからの悪人に違いない」となると思ってくれますが、いかがでしょうか。
すみません、如月さんで遊んでしまって、全然応援コメントになっていないので、最後にエールを送ります。
「それでぇわぁぁぁー」
ドンッ♫、ドンッ♫、ドンッ♫
「フレェーーー⤴、フレェーーー⤴、キ、サ、ラ、ギ!」
「フレ、フレ、キサラギ。フレ、フレ、キサラギ」
「ウワァァァーーーーーーー」
ドン、ドン、ドン、ドン、ドン!
「うおっす!」
追記の追記
そうそう、マグマ大使って、あのキンキラした奴です。
わたしも、知らないけど。
フォーリーブスの一人が子役で笛を吹いてたとか……
作者からの返信
いつものことではありますが、どんどん話が脱線して行って、最終的に如月の応援団が出て来たところでやっと殺意が湧きました。
じゃなくて(笑)
越後屋さんなんて可愛らしいものじゃなくてね、もっとデカい廻船問屋の相模屋さんくらい(全然変わんねえよ)香港マフィアとかイタリアマフィアとか、CIAとか出てきて派手にドンパチしたりね、臓器売買したりね、麻薬の密売したりね、そういうヤツ?
あと自分の趣味のために大量殺戮のための何かを作っちゃうマッドサイエンティストとかね。二重スパイとかね。
あれ?もっと脱線しちゃってる……。
悪役の造形は難しいですね。
これはもうイヤな人間と当たった数に比例するのかもしれませんね(笑)
私の悪役も、実物のエッセンスを抽出して書いてます。それを混ぜあわせて、その時のエピソードを改変しながら、よりリアルになるように頑張って書いてます。
でもやっぱり一番怖いのはコミュニケーションが取れない人ですね。
なにも通じない人。
ですかね、書いてて共通してくるのは。
作者からの返信
この回は『アトランティス』の大塚君を見て書いたんですよ。
ああいう小物っぽい悪党を含め、悪役って書けないなぁと。
どうしようもなく嫌な奴ってのは、リアルにいくらでもいるんですよ。
ただね、そういう人ってかかわりあいたくない。
だもんだから、脳内修正入れちゃうんですね、「きっとこの人も色々あってこんな厭味な人になっちゃったんだろうな」って。
というか、そうでもしなきゃやってらんない。
それが作品にも出ちゃうんでしょうね……。
悪い方に改変して行かないと悪役書けないのにね。
悪人、難しいですよね。私も苦手です。色んな作品を読んでいると、とんでもない悪党が出てくる作品があって、読んでいる間は気分が悪いのですけど、作品にはそう言うキャラも必要なんですよね。書けるようになったら作品の幅も広がると思います。書けるようになりたいなぁ……。
ちなみに書いていて楽しいのはぼうっとしたキャラですね。トラブルメーカーだったり、緊張感を台無しにしちゃうやつ。この手のキャラが物語を動かしたりしますよね~。
作者からの返信
ぼーっとしたキャラって書くの楽しいですよね。
チャキチャキしたキャラがサクサクと動いてそのうちに揉めたりしちゃって、そこにぼーっとしたキャラが一言ボソッと何か言うと物語が進む……みたいな。
みなさん同じ悩みを抱えてらっしゃるのですね。同じく私も書けません(^_^;) 難しいです。
作者からの返信
ほんとにね、これ真っ先に克服したいヤツ。