第75話 弱点
突然ですが、皆さん自分の弱点をちゃんと把握してますか?
ワタクシ如月は弱点の百貨店のようなものでして、「どっからでもかかって来いやー!」な感じではあるんですけどね。その中でも致命的なものがありまして。
根っからの悪人が書けないのです。
致命的でしょ……。
いえね、どうしようもない極悪非道の人間を投入するわけですよ。それなのに、キャラが勝手に話を変えてしまうんですね。気づくと『そうせざるを得なかった』みたいな展開になって、最低の下衆野郎じゃなくなっちゃう。
おい、作者無視して勝手に改心してんじゃねーよ!
これね、私がとてもいい人だからだと思うんですよねぇ、ええ、ええ、全てワタクシの人柄がそうさせるんですねぇ……(ツッコミ早よ)
ですがね、何故か「如月をモデルにして書きました!」と言ってくれる皆さんの作品を拝見しますとね、如月がモデルになったキャラはみんな悪役なんですね。
女生徒に手を出す悪い教師だったりね、オカマの中ボスだったりね、一人で世界を滅ぼしかねないラスボスだったりね。
こんなに悪役であちこち出まくってるのに、どうして自分の作品に極悪非道のワルが出てこないの? ねえ、どうして?
これが書けないうちは、やっぱり書くものが制限されちゃうんですよね。どうしても小綺麗なところに収まっちゃう。スケールが小さくまとまるんですよね。
わかってんなら、書けばいいじゃねーかって話なんですけどね、書けないからシロートなんじゃないのさ。
……久しぶりだというのにまたもやシロート発言をしてしまったようだな。
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