第59話 嫌いだった筈なのに?

 先に言います。


 如月、安易な異世界転生、異世界転移嫌いです。

 如月、安易にチート能力持つの嫌いです。

 如月、安易にハーレム構築するの嫌いです。

 如月、安易な俺TUEEEEEE!嫌いです。


 最近、異世界転移+チート+ハーレム+俺TUEEEEEE!なやつ読みました。


 


 35万文字一気読みしました。しかも如月がまるっきり興味のない「ロボットもの」です。

 

 なんでこんなに面白いんだろうかと考えて、3人目の女の子が出てきた辺りで気づきました。

 これ「安易」じゃないんだ。

 必死に頑張って蓄えた能力を、異世界で発揮しているだけだ。

 自分の持てる能力を出し切ってTUEEEEE!になってるんだ。

 その結果として、協力者が集まって来て、それが偶々女の子だったというだけだ。


 その証拠に、如月はその主人公に激惚れしたのです。女の子のハダカよりロボットに欲情する変態であるにもかかわらずです!(如月がじゃないです!)



 異世界モノ、チートもの、ハーレムものが嫌いだった理由が判明しました。誰も何も努力しないでいきなり勝手に強くなってるから、なーんにも面白くなかったんだ。やっぱり必死に頑張って努力した結果が俺TUEEE!なら納得できるんだ。


 まあ、その作者さんの文章がとても洗練されていてスマートで、ぐいぐい読ませる吸引力を持っていたというのも大いにあるとは思うんですが、それも含めて「流石だなぁ」と溜息が出ました。

 その域に達するには、まだまだ修行が足りないと感じる如月なのでした。まる。


 

 ……またシロートらしい発言をしてしまったようだな。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る