第12話 無双
何日か前になるんですが、拙作『GIFT』にとある読者さんがとても熱い2500字レビュー(ご本人史上最長だそうです)を下さいました(第7話参照)。その方はこの作品を『音楽無双』と評して下さって、脳の作りが比較的単純な如月は大いに喜んだのです。
ここで脳の作りが『大いに』単純ではなく、『比較的』単純としたことに着目してください。『大いに単純』であればここに気づかなかった、そう、幸せでいられたんですよ。それがチョイとばかり単純度が足りなかったために「ふぁっ?」と深夜にボッチの部屋で叫ぶことになるわけで。庭にいたらしい猫が驚いて「にゃっ?」と返事をしてくれるわけで(実話)。
よく考えたら、バトルものもチートものも書いてない。
いや、日本語は正しく使おう、書いてないんじゃなくて『書けない』んだ。そこに気づかされてしまったのです!
もしかしてオイラ、『音楽無双』しか書けねんじゃね?
えーと、『GIFT』以外に「これかなり本気出して書いたぜ!」っていうのは、『空が茜色に染まるころ』(6話に登場したすっげー重いやつです)なんですが、よーく考えたら、これも音楽無双してるキャラがいる!
それ以外の作品には無双キャラはいない。ごくごく平凡な人しか書いてない。
もしかしてオイラ、『音楽無双』しか書けねんじゃね? (二度目)
無双するには夢想より現実が必要でね(絶望的にスベった)、やはりその方面の専門的な知識が絶対に不可欠になるわけで。調べたことだけでなんとかやっつけようと思っても、どこかでボロが出るというか。
そっちの専門家さんが読んだら「この作者、なんにもわかってねーじゃん」って思われてしまうんだろうなーと思うと、ビビりでヘタレでチキンな如月はとてもとても恐ろしくて書けないのでございます。
カクヨムの作家さんたち、みなさん何らかの道に精通しておられます。コスプレイヤーだったり、博物館員だったり、料理人だったり、書店員さんだったり、農家さんだったり、お医者さんだったり、大勢の子供を育てていたり、自衛隊員だったり、リアル中二だったり、学校の先生だったり……(今、何人か手を挙げたよね?)。迂闊なこと書けない。
でもさー、裏を返せば、その人と仲良くなれたらいろいろ教えて貰うこともできるよね? 下読みして貰うこともできるかもしれない。これは小説投稿サイトのコミュニティを使わない手はない!
あ! それで去年コラボ小説書いたんだった(と今更気づく如月)
……ふぅ、またシロート発言をしてしまったようだな。
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