第14話 同情するなら読んでくれ

 コンテストになると必ず何人か現れる『落ちたら辞めますマン』。

「カクヨムのコンテストで読者選考を通過しなかったらカクヨムは撤退します」

 まぁ、宣言ですからいいと思います。引き留めはしません。いや、ちょっと引き留めるかも。好きな作品下げられちゃったら悲しいからね。

 その作家さんによって、合うサイトと合わないサイトがあるでしょう。なろうさんでもノベラボさんでもエブリスタさんでもpixivさんでも野いちごさんでもアルファポリスさんでも(以下略)お引越しするのは一つの戦略であり、カクヨムばかりにこだわることなんかなーんにもありません。お引越し先でのご活躍をお祈りいたします。


 謎なのは「読者選考を通過しなかったら」と宣言する人。

「いやあんたPCやろが、筆使こてへんやろ」という基本のツッコミは置いといて。


 いや、いいとは思います。認められなかったら筆を折る、それも一つの選択肢でしょう。

 でもそれってさ、自分で勝手に思ってりゃいいことじゃね? 何故わざわざ声高に宣言する? それに、本当にそうなら、結果が出てから宣言すりゃいいことじゃね? 

 ……同情するなら読んでくれってこと?

 まあ、宣言するのは個人の自由なので止めませんけどね、それを読んだ人がどう受け取るかもその人の自由だよね?



 実は第二回カクヨムコンの時に、友人から声をかけられました。


「〇〇さんの××という作品を読まないか?」

「え、なんで? 面白いの?」

「カクヨムコンに出してるらしいんだ」


 私はカクヨムのコンテストとは無縁の生活を送っているので、。(※)

(今この瞬間、如月は何人かの友達を失った可能性があります!)

(今この瞬間に失った友達は、『如月の友達』ではなく『如月が入れる★の友達』だったということです! くはぁ、泣ける!)


「つーわけで、読んでもいいけど、読者選考終わってから読むね」

「いや、その人、今回読者選考通らなかったら筆を折るって言ってるの」


 は? それは何かい、私に期間内に読んでその作品に★を入れろってことかい?

 

「勝手に折ればいいんだよ。自分で決めたことなんだから、筆を折ると言ってる人を止める必要はないでしょ?」


 これが私の結論でした。といっても即答でしたが。その方が本当に筆を折ったかどうかは知りません。読者選考を通ったかどうかも知りません。興味ないので。

 その話題に触れると、私が物凄く機嫌が悪くなるのを知ってしまった友人は、一切その話題を出さなくなりました。わかればよし。


 

……ふん、またシロート(のくせに激辛)発言をしてしまったようだな。


※2019.10現在、相互評価に対する運営さんのチェックが厳しくなってきたようなので、コンテスト出品作も気にせず読むことにしました。

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