翼をもつ人々はすべてを忘れて飛んでいく

走り続けて、やがて足に羽が生える

そうして、大空を飛べるようになる

走っていた記憶はすべて忘れるそうだ

それでも君は走る、羽が生えることを望む

体が軽くなって、足の重みもすべて忘れてしまうのでしょうね

あなたと出会ったことも

他のすべての思い出も

すべて忘れて進んでいく

淋しさはいきなりやってくるものじゃないよ

沈殿して淋しさと自覚して

やがて悲しみになる

多分、忘れる辛さも淋しさになる

悲しみになるかわからないけれど私は心のどこかで

淋しいと思う日が来ると思う

君が立ち去って、空をよく眺めるようになった

空を見て、君を見つけたら手を振って

君が淋しさを抱えていたら

初めましてって言うよ

これからもよろしくって、言葉を添えて

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旅人 翠幽月 @long-sleep

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