日々廻り

この太陽が沈む頃に

地球の反対側は朝になる

朝焼けと青空と灰と夕焼けと宵闇に

酒を煽るように身体も変態し

新顔の太陽が知らぬ顔で初めましてと

世辞を言いつつ出てきた月に

ああ、また会いましたね、と

思い出せない思い出に挨拶をしていた

反射の美しさを語るには

美しいのは何だと観なければならなくて

太陽と月が感慨深く頷き合い

それを見上げながら、ちっぽけだなあと

考えるのをやめて敷かれた道と

生きる為の寄り道と荷物

夕闇もなあなあに

明日に向けて夜の帳が降りた頃

身体に回ったアルコールは睡眠薬

明日は誰に会うのか悩みの種を残しながら

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