すっぱめのキスを
雑誌に載っていたレモン味を
いつでも出来るように飴を舐めていた
でも私はレモンが苦手だったから
色んな種類の飴を舐めて待ってみた
運悪く、それは薄荷の味だった
彼は怒ることなく笑って言った
「すーすーして気持ちいいね」
それで好きになった
それからも飴を舐めて
色々な味でキスをした
そのたびに笑うから
私の味にすっぱいはない
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