羽を手に入れた少女

いつのまにか生えていた背中の羽

どこにへでも行けるかと思っていたら

飛べるにはコツがいるらしくて

四苦八苦していたけれど

飛び出す時には羽は羽ばたき

私は澄んだ青空へと駆けていた


私に積み込まれた幸せは今日も輝いていた

次の日に嫌な事があっても構わない

だって羽があるから私はどこへでも行けるのだから

空へ舞い上がれば、嫌な事を忘れて地平線へ


きっとこれは神様がくれた、ちょっとした遊び

いつか羽がなくなろうと、きっと私はいつでも飛んでいける

あの地平線と青と橙が私を変えてくれたから


それまで遊ぶわ、この翼で行けるとこまで行くから

世界は今日も美しい

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