弱小ソシャゲ愛好家のソシャゲ語り

作者 野生の雑種犬

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★★★ Excellent!!!

ちょっとした研究レポートですね、このエッセイ。ホントにそんなことあったの??と目を疑うようなゲームもあったりして、ソシャゲ運営の難しさや闇が少しだけ理解できるかも。

「2017年度 スクエ二製終了ソシャゲ特集 後編」の前半に出てくるゲームが衝撃的でした……思わず直接応援コメント残しちゃいました。

古の女神と宝石の射手はこのエッセイを読んで少しやってみたけれど面白かったです。一戦遊ぶだけで単行本一冊分の漫画読めちゃうってのはストーリー重視でも太っ腹な試みですね。

ソシャゲは何作か好きなものもあるので、最初から最後まで興味深く読ませていただきました。作者の方ほどコアな方より、ソシャゲは普通に好きくらいの人の方が好きな分野の深淵に触れられて新鮮かもしれない。

★★★ Excellent!!!

ラスコーの壁画とて幾星霜の時を経て残り続けているというのに、終わってしまったソシャゲの記録は、塵芥すら一切残さず、露として消える。デジタルに生まれデジタルに死ぬ、陽炎めいた電子の生命、この人智を極めた21世紀の世にあって、かかる寂寥が悲嘆でなくてなんであろうか。それはまるで、文字の無い原初に立ち返るが如き口伝の世界。すなわち誰かが語らねば、在った事すらも知っては貰えない未文化の領分だ。墓標には名を、死者には哀歌を、そして物語には然るべき語り部を。このエッセイの行末に幾ばくの期待を込めて、☆3とさせて頂きます。