二日目:やる気、元気、熱気

特攻一回目。

中に入り某有名ステルスゲーでもノーアラートクリアできるくらいの慎重さ(チキン)そうなる理由も分かる軽装備、低火力そして極めつきはスケルトン対策用の雪玉だった。

「全ては欲望(性欲)のため大丈夫、この世界なら死なない、いや、死んだとしても童貞じゃ死ねない。

てか、どうやって現実戻るんだろう」

階段を下りること10秒見える距離には白いハゲが奥には大嫌いな飛び道具使いのスケルトン。

長さが剣に劣る斧を装備してるハゲには負けねぇ、の意気込みで頭上からボコボコにフィニッシュ。

しかし、スケルトンに悟られ射撃されるが、スケルトンのいる部屋には出る場所はないので無視ッ。

階段のある部屋を出て隣の部屋にいくと白いハゲと召喚士がいた、一瞬脳裏にフッと『死』という言葉が浮かび上がったがある人の「大丈夫、大丈夫やる気の問題だ」って言葉と「あきらめんなよ」そして「なんでそこであきらめんだよそこで」って暑苦しい人の名言が浮かび上がった。

すっとポケットから火打ち石と打ち金を取り出し一言。

「熱くなれよ!」

と火を放ち1階へ続く階段へと走った。

「逃げるんだよぉー」

十分もしないうちにそこら中火の海になってしまっていた。

(四角い世界メモ:筆者はこういう緊迫した火の海の脱出のとこはff5を思い出してしまう病気の持ち主。

この時火の海にした理由は1階の独房は石で出来ているって確信(多分)があったから)

浄化の炎に焼かれるモンスターを横目に走っているとしびれを切らした召喚士が招喚した妖精さんに取り囲まれていた。

どこぞのエルフですか?シルフですか?あぁ、ヴェックスですか。

無情にも一撃でMAXハートは消失しました。

ベッドから起き上がり外にでる最低限(一本)の石の剣を持ちいざ中へ。

(四角い世界メモ:以下の死亡ローテーションはこちら)

ヴェックス→撲殺

ヴェックス→撲殺

クリーパー→不意のバックアタック(捨て身の)

スケルトン→射殺

炎→チビゾンビのジェットストリームアタックで炎上

白いハゲ(斧)→挟み撃ちでボッコボコ

ゾンビ、スケルトン、クリーパー→スケルトンの射撃をゾンビで防御しながらゾンビを処理ダッシュジャンプ斬りでスケルトンを叩いた瞬間クリーパーの爆破

炎パート2→炎上中のゾンビに殴られ水に入る前に蒸発。

(四角い世界メモ:これだけの仕打ちは放火への報復でしょうか私はここで1度コントローラー投げました)

九死に一生を得るとはまさにこの事九回も死んでないけど。


ー1時間後ー

後腐れ無く浄化の炎に召された悪魔(モンスターの皆様方)の断末魔が聞こえた所で救出を再開することにした。

かっこよく雪玉で残りの敵をスリーポイントシュートしたところで十個もある鉄の扉をツルハシでサクサクと壊していく。

きっと炎をで中はサウナ状態だったに違いないもし、布の服一枚なら服が破れ溶けてる可能性もあるそう思ったら童貞が落ち着いていられるわけがない(キリッ。

(四角い世界メモ:べべ、べ、別にそれが目当てで着火したわけじゃないんだからね!)

かっこよく(?)全部のドアをやぶり助け出せたのは四人だけ、あれ?オカマ何処行ったんだ。

だがしかし、男として助けると言ってしまったからには助けなければなが廃る、もうすでに灰人になってるという可能性も否定は出来ないのだが。

(灰人、もう死んでるって意味で)

洋館には牢屋いがいの建造物はなし(消失しました)どうしようかなぁ。

悩んでいると何やら足下の石が薄いことに気がついた外見では怪しいくらいに下の丸石が目立ったが高さ調整なんじゃねと勝手に理解していたのだが。

物は試しようだツルハシで足下の丸石を破壊すると中は相当明るい場所だったなんだこれオカマだけ好待遇じゃねーかよ。

そういうわけではないようだよーくみたら足下には術式のような物が書いてあった、天井から吊り下げられている鎖に手をつなげられたオカマの鎖を切り担ぎ上げて拠点まで運んだ。

残りの四人も安心したのか意識を失って倒れていた四人も拠点に運び体を見てみると、ここに連れてこられてからどんな扱いを受けていたのかは分からないが全員特に目立った外傷はなかった。

オカマいがいの女の子たちの見た目はというと、ブロンドの太もも辺りまで髪の長い現実世界ならモデルにでもなれそうなスタイル抜群のスレンダー(控え気味の褒め言葉)の女の子。

次は腰くらいまで長さのポニーテールの緑色の髪の女の子とっても好みなBQB(ボンッキュッボンってやつです)!。

まぁ、ポニーテールなら金髪でもうちょっと短い方が好みなんて事は言えないのだが。

(四角い世界メモ:髪に興味はないのでポニーテールの長さじゃないのかもしれませんが筆者には関係ありません髪型なんぞなんでもいいんや顔や顔!←最低)

三人目はピンクのショートボブの胸のたゆんたゆんな女の子現実世界なら体育祭はほんまもんの祭りやで。

四人目は青髪のツインテールの女の子多分きっとてか絶対村で手を焼いている女の子とやらはこいつだろうスタイルが良いのは認めようしかし胸がないよ、まな板だよ。

「はぁーーーーー、どうしよう一人に絞れないいっその事三人とも引き連れるかな。

村長からの許可があればなんとか、うーん迷う迷いに迷う今宵は迷える子羊ちゃんかもしれない」

(四角い世界メモ:ちょっとなに言ってるかわかんないですね)

↑のはログ(左下HPバーの上辺り)に表示されているという設定です。

「最近ちょくちょく見える天の声ならぬ天の文字はなんなんだアドバイスなんか一切ないのに」

(四角い世界メモ:うっさいわ放火魔)

「放火じゃない計画的攻略って言え」

(四角い世界メモ:放火って文字を辞書で五回くらい引いて意味を覚えたあとにモンスターにリンチされた理由をよく考えて今後の戦い方を工夫しましょう)

「(´・ω・`)ショボン」

字幕に論破され落ち込んでいると外見紹介の一番目スレンダー(控え気味の褒め言葉)の女の子が目を覚ましたようだ。

「あ、やっと目が覚めましたか日が昇ったら村へ戻りましょう全員で」

(四角い世界メモ:急に紳士モード切り替えのする切り替えの早い主人公)

「字幕仕事しろ」

精神的にダメージを与え続けられる僕の心身はもう、ボロボロです。

「た、助けてくれたんですねあ、ありがとうございます。

なんとお礼を言ったらいいか」

「お礼なら君の村の村長さんからたっぷりもらうから気にしないで。

僕は鳴海雅人、君は?」

「村長さんに頼まれていたんですね良かったです心配してくれてたみたいで。

私は二葉春菜ですよろしくお願いしますね雅人さん」

そういいながら春菜はベッドから体を起こし立ち上がった。

「やっぱりその格好だと寒いよね?この服良かったら使って」

そういい着ていたフードを脱ぎ彼女に差し出した。

(四角い世界メモ:女の子の前では紳士さすが卒業を目指す童貞)

「良いんですか?雅人さんは寒くないですか?」

若干字幕にイラッとしながら右手を振り下ろし皮の服を持っていた数全部取り出した、本当はチェーンメイルもあったのだが流石に鎧は思いだろうし通気性が良すぎてたいしていまの格好とじゃ変わらないだろう。

「大丈夫、大丈夫だって男だし朝方ちょっと寒いかもだけど日が昇れば大丈夫。

それにその薄汚れたボロボロの服じゃ下着が見えちゃうでしょ?」

「残念ながらあの人たちノーパンの女の子が好きみたいでこの布の下はなにも履いてないです」

その言葉を聞いた瞬間ゴクリとつばを飲み今襲ったら行けるという悪魔のささやきが聞こえたがここは常人より遥かにすごい性神力で耐えた。

皮の服の色は三つ黒、白、着色無しの三種類適当にぽいぽいっとまだ目を覚まさない女の子たちにかぶせるが起きてから冷静に着替えてもらおう。

起きて唐突に「きゃー変態」って言われて僕が悪くもないのに蹴られたりするのは理不尽だ。

(四角い世界メモ:某有名人造人型兵器アニメの影響)

「チェストの中に食料はたくさんあるので好きに食べてください他のみなさんにも同じように伝えてくれるとありがたいです」

「どこかいくんですか?」

「流石に裸足で歩いてもらうのは気が引けるので皮とラマを探しに行ってきます朝までにはもどりますから心配しないでください」

必要な剣と洋館のチェストに入っていたロープを持ち拠点から出た。

やはり予想通り対して寒さは感じない感じないどころか心なしか暖かいくらいだ。

「ラマ四頭かブーツ四足分の皮がほしいかな安全策をとるならラマ四体でキャラバン状態にするのがいいんだけど」

夜明けまであと二時間、血眼になって牛とラマを探したがラマ三体皮八枚しか手に入らなかったラマを外に繋げて皮のブーツを二つ作った。

(四角い世界メモ:ラマはなつかせるとロープ一本で長蛇の列になるほどつながります)

拠点の中に入ると全員が目を覚ましたようだった。

「雅人さんお帰りなさい目的の物は見つかりましたか?」

この中で僕の名前を唯一知っている春菜がお帰りなさいと優しい言葉を掛けて迎えてくれた、よかったどうやら着替えは終わっているらしい。

「ただいま、なんとか集まったけど少し条件付きかな。

他の人達も無事に目覚めたようで何よりです僕は鳴海雅人といいますあなたたちの村の村長さんから頼まれて助けに来ました」

それを聞いたポニーテールの女の子が一番最初に僕に話しかけてきた。

「ありがとうございました、私は浅見早苗です村までもよろしくお願いしますね」

返答をする前にもう一人のショートボブの女の子も名前を教えてくれた。

「北澤あかりっていいますこれからよろしくね~」

なるほど、なんとなくわかった早苗は行儀のいいというか言葉遣いのキレイなタイプの人、あかりは見た目通りゆったりとしたマイペースな女の子、春菜は気が合いそうというかなじみやすい幼馴染みみたいな感じだ。

「こちらこそよろしくお願いします」

ペコリと軽く頭を下げると本題に入った。

「それで問題なんですが、ラマが三匹しか捕まらなくて一人歩いてもらうかそれがだめなら僕がおぶって行きますがどうしましょうか」

「なら私が歩きますこの中なら体力は自信がありますから」

迷いもなく春菜が名乗りを上げた多分人のためになにかするなら疲れないタイプなんだろう。

「じゃあ、女性の三人にラマに乗ってもらって春菜さんを含め三人は歩くことにしましょう」

「そういえば名前を教えてなかったね~こっちのツインテールの子が東方寺沙弓ちゃんでこの人がオ・カーマさんだよ~」

東方寺?どこかの寺の子供なのだろうか、オカマに関しては名前まんまじゃねーか。

やはり、警戒されているのか二人が言葉を発することはなかった。

(四角い世界メモ:オカマは男カウント扱いです)


-1時間後-

なんとか村にたどり着いた春菜は完全に歩き疲れたのか座り込んでいたがオカマは大丈夫そうだ、流石男だね!!。

ラマを縄で支柱に縛るなり周りからぞろぞろと村人が集まりかえってきた五人を取り囲んでいた、きっとこの村では一人の人として以上に大切に扱われているのであろう。

遠くから村長にちょいちょいっと手で呼ばれ村長宅へ招き入れられた。

「ささっ、まずは腰をおろしてくだされ」

そういわれ室内にあったテーブルに座ると村長がキンキンに冷えた水入りの瓶を手渡してくれた。

「まずは、今回の依頼しっかりと務めてくださりありがとうございました」

そういいぺこりと村長は頭を下げていた、本当のところ内心は村に戻らずにそのまま連れて行かれるんじゃないかと心配していたんだろうか。

「いえ、こちらこそ見ず知らずの僕なんかを信用してくれてありがとうございます」

こちらも軽く頭を下げた、いくらお互いの利益のためとはいえ見ず知らずの人間を簡単に信用してくれて挙げ句の果てには報酬までくれるという優しさなのだから。

(四角い世界メモ:いつかこの村の人はだまされてツボでも大量購入するんじゃなかろうか)

「「それで報酬の件なんですが」」

僕と村長、ほぼ同時に同じ話題を切り出した。

「あ、すいません村長からどうぞ僕は後でいいので」

「それなら話させていただきます。

一つは報酬の内容について全村人に話をした結果一人にとは言わず四人全員連れて行って欲しいと言うこと。

二つ目は必要であればその理由も話すと言うことです」

え?っと僕は自分の耳を疑った四人全員?絶世の(盛りすぎ)美女を四人全員だと。

「どういうことですか、あの個人的には一人で充分すぎるのですが」

最高でも二人が限界です精神が持ちませんと言わんばかりの表情で顔をうつむかせた。

「それでは理由を話しましょう、あれは三十六万、いや一万四千年前のことだまぁ君にとっては明日の出来事だと思うが、なぜかわしらんがあの子達がこの村に来てから魔物が彼女達を狙い村を襲うことが増えてな彼女達がさらわれる前は三体いたゴーレムが全部倒されてしまったんだ。

そしてとうとう守り切れなくなり彼女達は誘拐されたんだ」

昔はゴーレムともコミュニケーションを取り三位一体くらいの気持ちで頑張っていたらしい。(三位一体の意味を筆者はまだしらない(あの花風))

「一つ気になったんですが彼女達が来てからっていいました?彼女達はこの村の出身ではないんですか?」

たしか昨日はこの村の美女達と言っていたようなまさか、詐欺!?。

「一カ月前程だったかな彼女達は急にこの村にやってきたのだ君と同じようにな」

最初は早苗次に春菜、沙弓、あかりだったらしいそして五人目は僕、一カ月の間に五人来るべくしてかそれとも偶然かあ、僕は偶然かゲーム買わなきゃきてねーや。

「それからだこの辺の魔物が凶暴化したのは前までは三つあった村はここを残して全て全滅してしまった。

この村には古い古いおとぎ話のような言い伝えがあるのだ、五人の異人が来たとき一人が戦いの火をつけるだろう四人の女と共に」

戦いの火思い当たる物はなにもないが四人の女はてはて身に覚えがごさいやせんな。

「わかりましたやっぱり報酬はいりませんじゃあ僕は家帰るのでそれではっ!」

そそくさと立ち上がりドアノブに手をかけたとき慌てて村長が話を続けた。

「ま、まってくれたまえ続きがあるんだそれに報酬は上積みしよう!」

ドアノブから手を外し再びイスに腰掛けた。

「報酬上積みして全員連れてけと残念だがことわります、何人たりとも迎え入れるつもりはありません。

とどめをさすとすれば僕がここにいるのは完全に偶然です五人目は僕じゃない他にだれかいるはずだ」

僕は五人目じゃないいやだ戦いたくないさっさと現実世界に帰りたいどうしようかどうやって世界線を超えようか青函トンネルを徒歩で横断すればいいんだろうか。

「言い伝えには四人の女たちと一人の勇者と書かれていましたまぁ、言い伝えの書かれた本にはブレイブと書いてありましたが」

「ちょまっおいなんでいま勇者を言い換えた!日本語で!日本語でおk」

(四角い世界メモ:英語は例の通り出来ない筆者及び雅人)

その言葉は無視され村長は勝手に話を続けた。

「ブレイブは魔物を倒し異世界の黒いドラゴンを倒して世界から消えたと書いてありました」

はー良い天気だなぁ、と外を眺め晴天の青空を窓から見上げていた。

「あ、すいませんもうすぐ定時なんで帰りますね。

あ、本当に報酬は心だけもらっときます」

さようならー、ドアをけり飛ばして逃げた全速力で一つの家に飛び込み窓を素手で割りブロックで埋めてドアを鉄にすり替えた。

「これなら中へは入れまい明日になったら帰ろう」

ベッドを設置座り込むとドアがノックされた。

「雅人さん少しいいですか?」

へーへーといいながらドアを開けたレバーで。

(四角い世界メモ:鉄のドアはレバー、スイッチ、感圧板でしか開きません)

「なんか用でもあった?」

「いえ、すこし聞きたいことがあって」

ベッドへ誘導し座らせ、水入りの瓶を手渡した。

水を飲んでいると「あの、一体報酬ってなんだったんですか?」と聞かれた。

ぐふっ、っとむせかえりゴホッゴボッと咳き込んだ。

「なな、なんでそんな事を聞くのかな?依頼料なんかもらってないから断ったから俺には荷が重すぎるってことで辞めたから」

「そうなんですか、もしかして原因は私達にあったりしますか?」

す、鋭いなんだこいつ超能力者か!?。

「あー、そんなこともあったりしたり無かったりしたり難しいところだなぁー」

あははははは、と大笑いし誤魔化した、誤魔化せてないけど。

「まぁ、とりあえず明日には出て行くよこの世界から出なくちゃ行けないからね」

「そう、なんですね、ごめんなさい邪魔しましたねそれじゃあまた」

そう言って春菜は部屋から出て行った一体どうしたというんだろうか。


ー後書きー

お久しぶりです箱丸です。

重大発表しばらくはインタールードの更新に専念します(多分)

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四角い異世界にひとりぼっちな童貞の僕 箱丸祐介 @Naki-679985

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