第8話  死の福音 前篇

 事情聴取に時間を取られ、ろくに行動を取れないまま日が暮れる。

 さすがに一部とはいえ、企業の本社を壊しておいてお咎めナシという話はない。

 同行者である少尉と現場にいたエドワードから正規軍、ひいては元老院に連絡が飛んだりなど一波乱あったようだが、ひとまずリチャードは夕方頃になってからようやく解放された。

「ああ……滅多なことはやるもんじゃないな」

 説明のために長時間、座りっぱなしで肩と腰が凝っている。狭い小部屋から解放され、廊下で軽く伸びをしていたら少尉が近づいてくるのが見えた。

「ただでさえ警戒されているというのに、貴君は何をお考えか」

「いや、申し訳ない――でもさ、これでいいんだよ」

「……? どういうことですか」

「この会社に社員は寝泊まりしていないんだろ? なら、反魔法団体の狙いと模造天使の狙いをひとつに束ねてやれば、食い付いてくるって算段さ」

「貴君、それが狙いであんな真似を!?」

「最先端の技術のみならず、古代魔法もここにあるんだ。〈暴発を起こすくらい不安定〉な状態でな。俺が敵なら、ここを攻め落として後顧の憂いを絶つ」

 事実、そう口裏を合わせるように先んじて手を打っておいたのだ。これが上手くいけば、被害が街に及ぶことはないだろう。

 リチャードは少尉の横を通り過ぎると、エドワードの場所へと足を向ける。

「狙いってほどのものじゃないけどな。思いつきだよ。向こうの狙いが絞れないならこっちからその理由を作ってやればいい。アンジーは殺人事件を陽動だと言っていた。なら、本当の狙いは何だって話になるし」

「ここの社員は何の関係もないのでは? わざわざ巻き込むような真似をするべきではない」

「そうだな。だけど、エドワードのおっさんの話じゃ機密情報は全部バックアップを取ってるらしいじゃないか。人は避難させればいいし。それと、強大な存在である天使アイオーンがちまちまと人をひとりずつ殺してるってのが違和感だった。国を揺るがすような相手なら、もっとデカく動く。効率が違うからな」

「テロが目的ではない、と?」

「自分たちの行いを喧伝するなら、もっとやりようがあるってことさ。そうしないということは、奴らは何かを恐れてる」

「恐れて……?」

「――多分、それはアンジーだ」

 戦乙女が出てくることを極度に恐れて、思うように動けていない。

「そう考えればひとつの筋は通る。聖天子陛下でさえ命令出来ない最高位の存在だしな。今やこの国の守り神とも言われるくらいだ。まあ、実際にアンジーの顔が知れ渡ってるわけじゃないから、当人は気楽なままなんだが」

「ですが、戦乙女が動いてしまうような事態になれば、国外にまで飛び火してしまう」

「そう。だから相手は様子を見てる。アンジーが本当に出てくるかどうか。恐らく、やつらの本当の目的はそれだ」

「戦乙女の行動が原因となり、アルテリアは大義名分を掲げて戦争にもつれ込む腹積もり。だからあんな殺害方法を取った。話としては解りますが……」

「多分、だけどな。それだけデカいやつなんだよ、あの巨乳は」

「巨にゅ……は?」

 スッと温度の下がった、咎める視線が胸に刺さる。

「おっと失礼。ご婦人に聞かせる言葉じゃなかったな」

「貴君。ふざけているのですか?」

「そこは慌てふためくほうが可愛げがあるってもんなんだけどな。少尉さん」

 踵を返して目的地を目指す。氷柱のように冷ややかな気を感じるが、意に介したふうもない。

「……貴君。もしやバカなのでは?」

「まあそうだろう。何せ、天使と一戦やらかそうってんだ。これがバカでなくて何なんだよ」

「交戦せよという命令は下されていません」

「何せ、俺自身が餌だ。ラヴィーネなら、まず、必ず来る」


「エドワードのおっさん。今終わったぜ」

「遅かったじゃないか。待ちくたびれたよ」

「そう言うな。それにお待ちかねはこれからだ」

 朝に通された応接間へと再び集う三人。しかしエドワードとリチャードの顔には悪そうな笑みが浮かんでいる。

「それにしても驚きだったな。おっさんがこの会社を嫌いだったとは」

「ボクは魔法は嫌いだが、科学については一家言あってね。人類の生み出した叡智は等しく共有されるべきだと思っている。だからアイゼンシュミットの秘密厳守な体質は前々から気に食わなかった。技術を独占するために裏じゃ相当あくどいこともやってるからね。でも最先の叡智に触れるには、ここに入って仕事をするしかなかった。だから、キミの提案はボクにとって渡りに船というやつだったのさ」

「大和の言い回しか。さすが科学者は伊達じゃない。それで、協力してくれるんだろ?」

「構わないとも。アルジェントが起こす混乱に乗じて、ここに集められた全ての機密を情報ライブラリ〈ヒアデス〉に移す。それでユーフォリア内の技術革新は成される」

「会社にはいられなくなるが、いいのか」

 少尉が神妙な顔をする。眉をひそめているあたり、言及すべきか悩んでいるのだろう。彼らのやることで一体なにが引き起こされるのか、彼女はよく理解できている。

「キミがそれを聞くのかね。いいかリチャード君。今、我々がいるのは〈歴史の転換期〉だ。国が今以上の発展を遂げるのを、このアイゼンシュミットが妨げてしまっている。これは重大な国家的犯罪だ。技術分野において、この国を支配しているのは企業と言っていい。ならボクはこの狂った現状を打ち破るために戦おう」

「正直言って、イカれてるぜ。科学者ってのはみんなこうなのか?」

「キミも技工士見習いなら解るだろう。技術というのは国の財産なんだよ。他国に不用意に渡さず、しかし全ての人々の目に等しく触れ、利用してもらわなければ、価値がない。だからこその〈ヒアデス〉なんだ」

「……ユーフォリアの国籍と一定以上の権限、そして指紋、エーテル波長パターンのIDがなければアクセス出来ない、情報統制システム。その総称だしな」

 事実、リチャードがよく使っているタブレット端末でアクセスしている情報も全てそこから得ているものだ。今日の天候や最新のニュース、話題のスポーツやファッションなども、ヒアデスを介して国民へ発信されている総合情報サービスと言い換えることも出来る、形のない情報の巣のようなもの。

 そして、アイゼンシュミットの抱える機密を全てそこにアップロードすると彼は言っている。

「ここを潰す気か? おっさん、俺はなにもそこまでやって欲しいとは言ってないんだが」

「……ウチで作った魔導器は、アルテリアにも提供されている。仮初の平和という均衡を保ち、両国の軍事バランスを維持するためにね。つまりそれは、アルジェントの魔導犯罪にも利用されているということになる。

 ボクたちはこんな、冷め切った戦争のために魔導器を作っているのか、それとも平和のために……なんてのは、科学者が考えることじゃないのかも知れないがね。確かにどんな企業であれ、機密情報というのは持っている。だがここのはとりわけ闇を孕んだ真っ黒な暗闇。

 ボクたちが歪ませたパズルは、ボクたちがリセットしなければならない」

「おっさんもここにいれば、どうなるか保証は出来ないぞ?」

「何、役目を終えたらさっさと逃げるさ。全く、これじゃどっちがテロリストなんだか」

 そこで、今まで黙って聞いていた少尉がようやく言葉を発した。

「貴君らのやろうとしていることが正しいことなのか、間違っているのか、今の自分には判断出来かねます。軍人としてなら、今すぐここで捕縛するべきなのでしょうが……」

 彼女も彼女なりに思うところがあったのだろう。ここを戦場に変えれば巻き込まれるような人々は助けられるとしても、アイゼンシュミットの裏側を知るエドワードの言葉には、祓わなければならない現代の闇が潜んでいるのだから。

「キミももう解っただろう? この国の歪みが、どこにあるのか。それはここなんだよ」

 三人は一階フロアのエントランスホールに降り立った。三階層をぶち抜いた広大な空間で、もうじき夜も近いというのに眼に痛いほどの照明で照らされている。

 実は、魔導器が暴走を続け、臨界に至った際は周囲数百メートルを消し飛ばす、エーテルの崩壊現象による空間破断が起きる事例というものがある。

 ごっそりと空間そのものを抉り取る、極めて危険で稀な現象だ。一節ではそれによって〈異世界〉に飛ばされるという話もあったが、それも古い時代の都市伝説に過ぎない。今となっては本当に起きるかどうかも眉唾だ。何せ、誰も試さない。

 とりあえずのところ、それを警戒して避難訓練もされているのは想像に難くない。

「社長がとっくに帰宅命令出してるって。やっぱり、考えることは同じみたいだね」

「朗報だな。今さらだけど、リッチでいいぜ。金はないがな」

「そこの少尉さんから聞いたけど。好きなものは金と女だってね」

「だからそれ止めろよ! 誤解だ!」


 そこからの行動は早かった。エドワードは地下のサーバールームへ向かい、リチャードと少尉は互いをフォロー出来るよう、一階エントランスの高い場所に位置する足場へと左右に分かれて待機。先に開発の備品からくすねて、もとい、調達しておいたマイクロフォンを耳に装着。連絡はこれで取り合うようになっている。

「エドワードのおっさん、連中がそっちに向かったらどうするんだ?」

『問題ないさ。例え数百っていう爆薬を破裂させても、ここの隔壁は壊れやしない。ただ、全てのデータをヒアデスに移動させるにはそれなりの時間がかかる。それまであちらさんが待ってくれればいいけどね』

「……どうやら、おいでなすったようだぜ!」

 少尉に合図を送る。銃撃のけたたましさが尾を引くなか、正面玄関を強行突破してくる武装集団。装備に統一性のない、いかにも民間の手が届く範囲での第二世代量産機。近接、銃型、大小さまざまなタイプの魔導器を携えている。

 剣、盾、槍、弓……形こそ原始的だが、それは全て魔法制御の簡易化のため。形状がシンプルであればあるほど、コアにかかる処理能力の負荷は小さい。即ち、魔法の展開が素早くなる。

「手筈通りだ。引き付けて、上の階に引っ張る。足の速いやつは頭を押さえておいてくれ」

『それでも敵勢が地下へ向かうのは止められないと思われますが』

「簡単だ、こうすりゃいい!」

 そこでリチャードは、回転弾倉の全ての弾丸に魔法を装填する。

解術エーテル・ドライブ――」

 激発。薄ら笑いと共に跳躍ジャンプの魔法を行使。高所の足場から躍り出たリチャードは、そのまま空中で目標を照準。

「――ショットブラスト!」

 続けざま二発。この攻撃によって、地下に続くエレベータ、階段へと続く通路が瞬く間に崩落。無論、単なる散弾には収まらぬ圧倒的な暴力により、雪崩のような瓦礫に埋もれ、完全に封鎖される。即席のバリケード。そして眼下に集う武装集団がリチャードへと気づいた時には、もう遅い。

 エントランスホールの中央から急降下、着地と同時に通常の射撃、及び剣での攻撃が彼らを襲う。密集した敵勢の中央に降り立ったのだ。これではいかに相手が強力な魔導器を持っていたとしても、同士撃ちを恐れて手が出せなくなる。銃型魔導器における欠点のひとつだ。

「キャリバー・ノンリーサルモード!」

 更なる魔法行使。剣身が蒼い光を帯びると、人体へ電撃効果を与える非殺傷のスタンバトンに様変わり。いかに敵とはいえ、リチャードの目的は殺戮ではない。

 前方から格闘を仕掛けてくる相手には屈んで足を払い、浮いたところを勢いのままに背後へと投げ飛ばす。既に後ろへ接近していた敵が複数巻き込まれ、まとめて行動不能。

 そして右側から剣型魔導器で迫る相手にはゴスペルで丁重にお帰り願う。具体的には体を逸らして回避、腹部にそっと剣身を押し当てる優しさで。

 次いで左側からの刺客。近接型は確かに驚異。さりとて手が届くほどに密着すればその怖さもない。ほんのわずかな隙間を利用し、全身のバネを撓め、解放した拳が相手のみぞおちにめり込む。

 そのようにして華麗な、いやさ一際奇抜な剣舞を見せるリチャードだったが、それとて完全に死角がないわけではない。彼を狙う白兵戦用の斧型魔導器を持った敵が背後から襲い掛かる。

 すると、リチャードはゴスペルの機関部に当たる拳銃部分を分離。左手に握ると、一顧だにせず背後へ向かって射撃した。担ぐようにした箱型銃身の虚ろな空洞が逆しまに敵を捉える。

 振り返りもせずの一射。これが精確無比。武器を取り落とし、起動状態が解除される。

 近接タイプの魔導器は魔法の起動が速い分、どうしても近づいて相手に触れなければならない。だがその肉体的動作が伴う隙を、見逃す道理はどこにもない。

 付け加えるなら、リチャードが撃ったのはこれもまた非殺傷目的のスタン弾。きっかり弾速も落としているあたり、どこまでも調子が良い。

 手加減をする余裕がある――敵にはそう思われて当然。激昂して徒党を組んで襲い掛かるのもまた、当然。

 弾倉は六発全て打ち切った。継続的な展開式のおかげで剣身のスタン効果はまだ生きているといっても、これでは切り抜ける術がない。

 だがその時、援護射撃で上階へ上がってくる敵を押し留めていた少尉は確かに見た。

 頭上から落ちてくる、弾丸の装填されたクイック・ローダー。敵群がリチャードを押し潰す直前、既に排莢を終えていたリチャードは再び敵勢に背を向けるように回転する。

 まるでタイミングを合わせたかのように、否、事実その曲芸じみた再装填は示し合わせたものなのだろう。

 寸毫の間、竜巻のようにして迫り来る集団を迎撃した魔法の行使、都合六度。

 それは人並み外れたクイック・ドロウの実現。合わせて剣の電撃で気を失い、軒並み倒れこむ。

 そのうち倒れるのが遅かったひとりの体を盾にして死角を作り、排莢と再装填。どさり。

「――よう。マトモな指揮もナシじゃ、エンチャンターと真正面からやり合うのは荷が重かろうさ。どうだ? そっちが大人しくラヴィーネと合わせてくれるんなら、俺はもう手を出さない。

 なに、姫君を口説こうってわけじゃないから、嫉妬はしてくれるなよ」

 薄ら笑いを浮かべて挑発。本来なら切羽詰まった状況であろう戦場において、この軽口の調子の良さは小気味良く響く。

『貴君。独断専行で自分の発案した作戦を無視していれば世話はないぞ』

「攪乱は必要だと思って。それに、引き付けるのはコイツらじゃない……ん?」

 背筋にひやりとした感覚――激発と同時、その場を飛び退く。

 硬質の、尖りついた音がロビーに響き渡ったのはその直後。黒く、奇妙な形をした十字架がいくつもリチャードの元いた場所へと突き立った。ところどころが刃物のように、鋭角な曲線を描く不気味な十字架。

 ――見たことがある。これと同じものを。五年前と、一〇年前。

 ぞわりと肌を騒がせる悪寒。そしてそれ以上に、どうしようもなく悪魔的な存在感の迫るおぞましい気配。

「……お出ましか。五年ぶりだな。ラヴィーネ」

 三層を突き抜けるほどに天井の高いエントランス。そのステンドグラスめいた正面ロビーのガラスが一斉に割れた。

 月光を反射して煌びやかに舞い落ちる破片。残ったフレームに降り立つ、漆黒の天使の姿。

 禍々しく、仰々しく、そして破滅的な美をまとう――麗しき乙女。模造天使

エンジェル・フェイク

「……そうか。覚えのある匂いかと思えば、ボウヤだったか。皆は下がれ。〈ウィザード〉が相手では、お前たちの手に余る」

 ぞっとするほどの色香。艶のある声。闇を塗り込めたようなゴシックドレスを纏う、華やかな貴人。大きく開いたスリット、両肩から胸元までを露わにした意匠から覗く、陶磁器のような肌。そして超越的な眼差しで見るもの全てを畏怖させる、最悪の天使。

 人間の年齢で言うならば、一八ほどか。だがその気配、人を超えた埒外の狂気が滲む。

「会いたかったぜ……ラヴィーネ・シュネー・トライベン!」

「ほう。それほどに妾を求めるか。して、今宵は如何な用で妾を呼んだのか? あれだけの古代魔法をして、単なる事故であったなどとは言うまいな」

 ねっとりとした色を漂わせる声音と微笑。そこに潜む悪意の闇を、リチャードは直視する。

 さりとて対峙する彼もいつもの調子を振り払い、復讐を果たすための鬼となることを決意してここにいる。

 体中が熱い。だけど思考だけは氷のように冷え切っている。

 熱を持っているのは外側だけ。昂った感情を制御し、思考回路と繋げていく。自分をひとつのシステムとして動かすために。何もかもが規格外の相手をして、自分だけが〈普通〉のままではいられない。

 深淵を覗く時、深淵もまた、こちらを覗いている――

「この左腕だけが、お前を完全に消し去る力だと知ったときは神に感謝した。お前だけはこの手で殺すと誓って、この一〇年を生きてきた。死にもの狂いで、戦う力を求めてな」

 奪われたもの全てに別れを告げて、取り戻せるものなどひとつもないと知ったうえで、それでも彼は宣言する。

「我が師、ウェンディ・ハンドレッドの安らぎと魂の安息のために! 天に召された家族たちの誇りと名誉のために!」

 彼は己の全存在を賭けて、この天使を堕とすと心に誓う。

「我が名はリチャード・ヴィルヘルム・アインファウスト! この身に宿る奇蹟を以て、貴様をこの世から消し去ってやる!」

「威勢がいいな。ボウヤ。ならばその腕、引き千切ってあの世への手向けとしてやろう」

 嗤う天使。その姿を思い描いていくつもの眠れぬ夜を越してきた。

 昔日の記憶が胸を過ぎる。

 かつて、魔導技工士に憧れた兄がいた。孤児院のなかで一番年長だった、血の繋がりも何もない兄。

 ――覚えている。その夢を受け継いで、学院に入ったのだから。

 毎日パンとスープだけの生活に、やせ細った弟がいた。どこから来たのかも解らない弟が。

 ――覚えている。だからこそリチャードは、自分の収入の半分をいつも孤児院への寄付に当てている。そんな思いをする子供がひとりでも少なくなるように、と。

 孤児院の待遇を良くしようと議員になって、人の役に立ちたいと語った姉。お兄ちゃんのお嫁さんになりたいと満面の笑みで語った妹。

 その全ての夢、全ての痛み、奪われた何もかもを、過去に置き去りにした元凶が目の前にいるのなら。

 ならばもう、単なる戦闘では済まさない。この日のために。このためだけに、自分は生きてきたのだから。

「聞き届けろ――お前に訪れる〈死の福音ゴスペル〉を!」

 虚ろな銃口が天使を照準。

 天使と人、その戦争の最初の一幕が、開演を告げる。

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