第208話 温かいシチューとパン
「ば、莫迦な……【五色黒牢】があのような技で――単純な力技で破れる筈がないんだッ!!」
結界が音を立てて崩れていく中、【落書き】は声を荒げる。
「実際に破れただろうが?」
「ちょっと堅かったけど、ちょっと堅いだけの結界よね~」
対して、冷静に現実を突きつけるメーテさん達。
一歩、また一歩と歩幅を詰めると、伯爵邸の境界線を跨ぐ。
「ひっ!? く、来るな! こっちに来るんじゃない!」
先程までの威勢は何処に行ってしまったのだろうか?
メーテさん達から距離を取るようにして後ずさりをする【落書き】。
しかし家屋の外壁が、それを阻むかのように背中をドンと叩いた。
そんな【落書き】に対してオーフレイムさんが告げる。
「お前達の悪行も此処までのようだな?」
「こ、此処まで?」
「ああ、姿を見せたのが運の尽きだったな。
大人しく隠れてりゃ良かったのによ。調子乗って姿を見せるような間抜けで助かったぜ」
「……ぼ、僕が間抜け? ち、違う! 僕に手違いは無かったッ!
おかしいのはそこの獣人の女! 【五色黒牢】を破ったそこの女だ!」
「……まあ、それを言われちまったら反論する気も起きねぇが……
何はともあれ、お前達の悪行も此処まで。詰みってヤツだよ」
オーフレイムさんが告げると、苛立ちを現すかのようにバリバリと頭を掻きだす【落書き】。
「な、何故だ!? オーフレイムとグスタフという司令塔を結界内に封じるのも成功した。
それに、ポルタ伯爵の情報を頼りに、結界を張ったのであろう女だって封じることが成功したんだ!
後は、頭の欠いた手足を、順に落としていくだけの簡単な仕事だった筈だろ?」
状況を飲み込めていないのだろう。
まるで頭の中を整理するかのようにブツブツと呟いた。
「さあ、どうする?
俺的にはぶっ殺してやりたいって言うのが本音だが、大人しくお縄になるっていうんだったら法の元で裁かせてやるよ」
「法の元で……?」
「ああ、手前ぇみたいな外道達にはもったいない提案だろ?」
「ふ、巫山戯るなっ! どっちにしろ死ねって言ってるようなもんじゃないかッ!
抵抗すれば殺される! 捕縛されても待っているのは死罪だッ!
そんなもの選べるはずが無い! 人の命をなんだと思っているんだッ!」
「……手前ぇがそれを言うかよ」
「五月蠅い五月蠅い五月蠅いッ!!
僕は死にたく無い! 僕にはやりたい実験がまだまだあるんだッ!!」
オーフレイムさんの提案に対し、利己的で救いようの無い駄々を返す【落書き】。
「聞きたいことは山ほどあるが……やっぱりここで殺しておくべきなのかも知れねぇな」
【落書き】の駄々を聞き、オーフレイムさんはゴミに向けるような熱の無い視線を向ける。
そして、肩に担いでいた大剣の柄を握り、皮手袋に深い皺が刻まれたその時だった。
「オーフレイム! 後ろに跳べ!」
メーテさんが声を張り上げ、後方に跳ぶよう指示を出す。
「は? 何を言ってん――ちっ、そういう事かよッ!」
オーフレイムさんは疑問を漏らすのだけど、すぐに何かの気配を察知したのだろう。
舌を打ち鳴らすと共に、後方へ跳んだ。
その瞬間――
「ブゴォオオオオおオオオオッ!!」
一体の【キメラ】が家屋の屋根を飛び越えて現れ、オーフレイムさんが立っていた場所へと鉄塊を振り下ろす。
すると、地面が大きく抉れると共に土煙が周囲へと俟った。
「まだ【キメラ】が居やがった……のかよ……」
間一髪で【キメラ】の攻撃をかわしたオーフレイムさんは【キメラ】を睨みつけるのだけど、同時に発せられた言葉には驚嘆が含まれていた。
それを不思議に感じた私は【キメラ】を注視する。
その瞬間、私の目に映ったものは――
「ポ、ポルタ伯爵?」
右腕だけ妙に発達した身体に、狂気を孕んだ瞳。
元来の体格より二倍近く肥大した身体ではあったけど、ソレは間違いなくポルタ伯爵の顔をしていた。
「実に! 実に良いタイミングですよポルタ伯爵!
ポルタ伯爵がこの場に現れたということは――」
異形と化したポルタ伯爵を前に【落書き】は破顔しする。
「ぎゃっ! ぎゃぎゃ!」
「ぐぉおおおおおおお!」
「がふっ、ぐぅふふふぅっ」
そして、【落書き】の言葉を引き継ぐようにして、異形の者達が声を上げ、姿を現し始めた。
「こいつらは……屋敷の使用人達か!?
本当に……本当救えねぇヤツだな! 手前ぇはよッ!!」
十数体からなる【キメラ】達の姿を見て、オーフレイムさんは怒りを露わにする。
「ポルタ伯爵……恨んでくれても良いぜ」
次いで、大剣を振りかぶると、ポルタ伯爵に向けて真っ直ぐに振り下ろすのだけど……
「ブゴォオオオッ!」
「止めた!? ――がはっ!?」
ポルタ伯爵は手に持った鉄塊で大剣を弾くと、オーフレイムさんの腹部に向けて蹴りを見舞った。
そして、一連の流れを見ていた【落書き】は。
「馬鹿ですねぇ! ソレは只の【キメラ】ではありません!
より魔石と同調し、魔物の力を引き出した個体ですからね!
今まで相手にしていた出来損ない共と同列に考えて貰っては痛い目をみますよ!」
饒舌に語ると、仮面の男女に抱えられて家屋の屋根へと跳んだ。
「加えて、この場には同様の個体が十数体! その力は中位の魔物にも匹敵するほどですからね!
貴方達がコレを相手にしている間にお暇させてもらいますよ」
更にそう続けると、この場から離脱しようとする。
「阿呆が……逃がすものかよ!」
「逃げられると思ってるの?」
しかし、メーテさんとウルフさんがそれを許す筈も無い。
離脱しようとする【落書き】達を追おうとするのだけど……
「ひいっ!? た、助けてぇくれぇえ!」
「老骨ばかりに働かせおって! 流石に私一人では限度があるぞ!」
共に正門前へと配置されていた冒険者の一人から救援を求められたことに加え、伯爵邸の【キメラ】を一人で相手取っていたグスタフ副学園長の、弱気な声が届いた事で足を止めてしまう。
「くっ……面倒な」
「ごめんなさい……お爺ちゃんのことすっかり忘れていたわ……」
足を止めたメーテさんとウルフさん。
そう言うと救援に向かう為、踵を返そうとする。だけど。
「情けない話だが、俺が追うよりもメーテ達に追って貰った方が確実だ!
だから、ここは俺達に任せて仮面の連中を追ってくれ!」
「行って下さい! 【キメラ】達は俺達が止めるっす!」
「逃がす訳にいかないですからね! それに【覚悟】は出来ています!」
「んにゃ! 恨みはにゃいけど、邪魔をするにゃらやってやるにゃ!」
「ええ、今はだけ情けを捨て去りますわ!
【紺碧へと落とせ! 魔剣マルカイト!】【恋慕が如く焦がせ! 魔剣ボウファス!】」
「みんなやる気だね。じゃあボクも頑張らなきゃ」
オーフレイムさんと友人達は、メーテさん達を後押しする。
ヤーだけは口調に覇気が無いけど、今はそれを気に留めている場合では無い。
そして、私も二人を後押しする為――憂いを無くす為に声を上げる。
「この場も! アルのことも絶対に守ってみせます!
だから、お二人は仮面の連中を追って下さい!」
そんな私達の声が二人に届いたのだろう。
「ソフィア…… お前達の覚悟は聞き届けた! この場は任せたぞ!」
「私もその覚悟に答えなきゃいけないわよね。後は任せなさい」
そう言うと、強い眼差しを私達へと送り、【落書き】達の後を追った。
そして、私はというと――
「私はソフィア=フェルマー!
剣聖ヒューマ=サイフォンの弟子にして、お伽話に語られる存在の弟子!
アンタ達に負けてなんかいられないのよッ!!」
数十体からなる【キメラ】の存在を前にし、自らを鼓舞するように声を張り上げるのだった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
一方、【落書き】達を追跡するメーテとウルフ。
足止めを食らってしまったのは確かだが、数分にしか満たない時間など二人には在って無いようなものだ。
二人がその気になれば、瞬く間に【落書き】達に追いつくことだって可能だろう。
しかし、二人は敢えてそれをしなかった。
何故なら、追い詰めたことによって住民を人質――或いは巻き添えにする可能性が考えられる。
故に、【落書き】達に悟られないよう、巻き添えが出ない場所まで誘導しようと二人は考えていた。
「この場所であれば、余計な心配をしなくても済みそうだな」
そうして辿り着いたのは貧民街。
【落書き】達が【キメラ】の実験を行った所為で、今は住人が存在しない幽霊街だ。
「はぁはぁ……知らず知らずの内に、この場所まで誘導されたという訳ですか……」
「面倒だな……」
「ちっ……本当に面倒」
肩を大きく揺らす【落書き】。
ウディとジュリエットは肩で息していないものの、額には汗が光っている。
「さて、逃げ場は無いぞ?
最終通告になるが、今なら法に委ねてやることも可能だ……どうする?」
メーテは半ば諦めながらも最終通告をした。
仮面の連中のやったことは決して許される事ではないが、少しでも良心の呵責を覚えるのであれば――いや、呵責を覚えて欲しいと思ったゆえに最終通告をした。
しかし、そんなメーテの気持ちは容易に裏切られる。
「法ですか……委ねたところで待っているのは【死】のみです。
それくらいは理解していますよ……だからッ!! ウディ、ジュリエットこいつらを殺して下さい!」
「ああ、了解した」
「それしか道は無いみたいだしね」
【落書き】の言葉を受けて、二人は剣を抜く。
「あら、剣を抜くのね?
貴方達はそれなりに実力がある筈だし、剣を抜いた結果は想像できるわよね?」
ウルフの言葉は尤もだった。
ウディとジュリエットの実力は冒険者のランクに当て嵌めるのであればAランク相当。
相手との実力差は理解できるだろうし、現にウルフには勝てないであろうと悟っていた。
「想像できるさ……だが引けない。そうだろジュリエット?」
「そうねウディ。私達はこういった生き方しか分からないもの」
なのに、二人の口から零れたのは引けないという強い意思。
その言葉を聞いたウルフは僅かに表情を曇らせた。
「貴方達の眼は見たことあるわ……それは盲信者のソレよね?
ヒューラ教? ヘンネス教? それともヴェルニクス教? 一体どこの宗教かしら?」
「盲信だとしても、宗教とは限らないだろ?」
「ええ、弱き人は何にでも縋るものね」
「まあ、確かにそうなのかもしれないわね」
ウルフが納得するように頷くと、その隙をみて二人は間合いを詰めに掛かる。
「本当に馬鹿ね……」
ウルフは逡巡する。
このまま無傷で捉えるべきか、それとも殺すべきか。
捉えた場合、様々な情報が引き出せる可能性もあり、本来ならそうするべきだと理解していた。
しかし、そう理解すると同時に、ウルフは盲信者というものを存分に理解していた。
盲信者という者は、良くも悪くも信念を曲げることをしない。
その対象が宗教であろう何であろうと、自身の保身、身内を売る様な真似は決してしないとウルフは理解していた。
そして、その結果が死に繋がろうとも、それさえも誉とすると者達である事を。
故に、ウルフの導き出した答えは慈悲であり無慈悲であった。
「来世があるのであれば、縛られず、なによりも自分を愛してあげなさい」
ウルフは、高速で間合いを詰める二人の軌道に合わせて二発の回し蹴りを置く。
それは実に滑らかで、一つの淀みも無い動きだった。
そして、軌道に回し蹴りを置かれたウディとジュリエット。
その滑らかな動きに目を奪われる一方で、脳内では凝縮した過去――走馬灯が流れ始めていた。
――ウディとジュリエットは兄妹である。
兄妹とはいっても、元々は別々の孤児院で育てられた赤の他人ではあるのだが……
では何故?二人が兄妹という関係性を持つことになったのかというと。
その切っ掛けとなったのは、一人の神父との出会い。
在る時、親に捨てられた二人の境遇を不憫だと考えたヴェルニクス教の神父が、二人を養子として迎えることを決めたからである。
まあ、此処までの話を聞くのであれば、美談にも思えるのだろう。
しかし、それは本当に二人の境遇を不憫だと考えた神父であればの話だ。
この神父が二人を迎え入れたのは、そのような綺麗ごとでは無い、おぞましい欲望があったからに他ならない。
養子として迎えられて一週間程は確かに幸せなものだった。
与えられる服は一枚布のようなものだし、食事も薄めたスープのような味気無いものであったが、両親を知らない二人にとって神父の存在は換え難いもので、確かに幸せというものを感じていた。
しかし、それも長くは続かなかった。
「私の上に跨がれ」
その一言が絶望の始まりだった。
聖職者とは名ばかりの色ぼけた神父は、在る夜を境にして、夜な夜な二人の身体を求めた。
それは男女など関係ないもので、時にはウディに、時にはジュリエットに、分け隔てない欲望を露わにする事になる。
男女の隔たりなく愛す。
その言葉だけ聞くのであれば博愛主義者のようにも聞こえ、響きだけは良いように思える。
しかし、その内容といえば肉欲に溺れるだけの下劣の極み。
そのような神父であっても、人当たりが良く、人徳者と評判だったのだから皮肉といえるのだろう。
ともあれ、二人はそのような生活を数年の間続けることになった。
勿論、神父に対する不満もあったが、常習すればそれさえも麻痺していく。
加えて、監禁に近い環境で育てられ、知恵の発達が阻害されていたのも、救助を求めなかった一因となったのだろう。
しかし、その時は唐突に訪れた。
「おや、異端の疑いがあるという事で粛清に訪れたのですが……この方も中々良い趣味をしていたようですね」
そう言って無機質な視線を向けたのはシャナウ=アウララ。
この時は二十代後半の駆け出しの司祭ではあったが、後に【教皇】と呼ばれる人物である。
「さて、困りましたね……貴方達はどうしたいですか?」
シャナウからすればどうでも良かった。
助けを求めるのであれば手を差し伸べようと考えていたし、求めないのであれば放っておこうと考えていた。
しかし、そんな言葉に対してウディとジュリエットが返した言葉はというと――
「ご寵愛を頂きたいです」
「ウディと同じです。神父様に気持ちよくなって頂きたいです」
それはシャナウにとって理解し難い言葉であったが、二人の境遇から何となしに事情を察する。
二人の前にしゃがみ込むと、二人が羽織っていた襤褸布を捲るシャナウ。
すると、服に隠れた部分に大小の痣が残っており、徹底した調教が施されているのであろうと容易に想像することができた。
「これは酷いですね……大丈夫ですよ?
私は此処の神父のような真似は決してしませんから」
「?」
「?」
シャナウの言葉に呆けた表情を浮かべるウディとジュリエットだったが、そんな二人の反応を他所に、シャウナは王都へと連れ帰った。
同情心からなどでは無い、感情の乏しい二人であれば、汚れ仕事に使えるかもと考えたからだ。
そして、王都へと連れ帰ってからまず与えたのは上等な修道服。
それに、あの教会では決して与えられる事の無かったミルクの匂いが香るシチューとフカフカのパン。
二人は恐る恐るながらも、それらの食事を口へと運んだ。
その瞬間、二人の口から零れたのは――
「おいしいね。ジュリエット……」
「おいしいよ。ウディ……」
そんな他愛も無い一言だった。
しかし、そんな他愛も無い一言でも二人からしたら何年間も口にしていなかった言葉で――
「これからはもっと美味しいを味わえますし、貴方達に危害を加える者はここには居ませんからね。
だから、安心して下さい」
シャナウの言葉を聞いたことで、凍てついた筈の感情が水滴を垂らし始める。
「おいひぃ……おいひぃよジュリエッド!」
「うん! あっだがいよウディ!」
大粒の涙を溢しながら、口の周りをベトベトにしていく二人。
そんな二人に笑みを向けたシャウナは、優しい手つきで二人の頭を撫でた。
「辛く厳しい時を過ごされたのでしょう。
ですが、これからはこの場所を家のように思い、私を父だと思って接して下さい。
まあ、ウディとジュリエットが良ければの話なんですけどね……?」
そして、その言葉が決定的だった。
ヴェルニクス教の神父に虐げられていた過去があるにも関わらず、その言葉は二人の胸の内にストンと落ち、以後、ヴェルニクス教に傾倒していくことになる。
その後は、シャウナの傍仕えとして年齢を重ねていき、在る時は善行を、またある時は悪行を繰り返して今に至る訳なのだが……
そんな二人も歳を重ねるごとに物事の分別がつくようになってきた。
だからこそ、人を殺す時には多少なりに良心の呵責を覚えるし、薄々間違えで在ることも気付いている。
それでもシャナウに従っていたのは、感謝という名の盲信ゆえだ。
加えて、思い出すのは温かいシチューと温かいシャナウの言葉。
間違いであると感じても、シャナウの温かい言葉と、シチューとフカフカのパンが二人を捉えて離そうとしない。
そんな幸せのひと時――
もしかしてだが……そんなひと時をおすそ分けする為、最後の晩餐としてシチューとフカフカのパンを貧民街の住民に振舞ったのかもしれない。
ウディとジュリエットの脳裏――そして口内に思い出されたのは懐かしいミルクの香り。
「ウディ……来世があるなら、次こそは幸せになりましょう」
「ああジュリエット……愛しているよ」
そして、それが二人の最後の言葉になった。
直後、ウルフの蹴りを延髄に受けた二人は、僅かな痛みを感じると共に絶命する。
「貴方達のしたことは許されないことだけど……そうなることを願ってあげるわ」
一瞬の決着。
ウルフはそう言うと、祈るかのように胸に手を置いた。
「へ? お、おい! ウディ? ジュリエット?
う、嘘だろ? ま、まさか今ので死んだのか?」
対して、狼狽える【落書き】。
「使えない! 使えないよッ!
君達は護衛兼監視だろ!? 僕を守る義務がある! ふ、巫山戯るな! 巫山戯るなよッ!!」
仲間であった二人の亡骸をガシガシと蹴りつける。
「お前……本当に救えないヤツだな……」
「久しぶりに本気の殺意が湧いたわ……」
「ひうっ!?」
そして、メーテ達の視線を受けて間の抜けた声を漏らす【落書き】。
「そ、そうだ! お前達! 僕の仲間になれ!
そうしたら永遠の命をくれてやるぞ!? この【賢者の石】でな!」
置かれた現状を打破する為、紅に染まった魔石を掲げるのであった。
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