第203話 目的

 学園都市を覆う結界――目を疑いたくなる光景を目の当たりにした人達は驚嘆の声を上げる。



「結界!? アレが結界だというのか!?」


「学園都市全体を覆う規模の結界だと!? そんなものは見たことも聞いたことも無いぞ!?」


「それに、あの女教員達……

不意打ちに近い形だったとはいえ【暁鼠】のタイラーをまるで子供扱いとはな……」


「あ、ああ……タイラーにアンガス。どちらも相当な実力者であるという話なんだが……」


「それに加えてだ……【禁忌経典】とか言ってなかったか?」


「な、何かの聞き間違いだろう? 

噂ばかりが独り歩きしているようだが……実際に存在するのか疑わしいとも聞くぞ?」


「し、しかし……聞いたことも無い詠唱に加え、この規模の結界になると……」


「ほ、本当に唯の新任教員なのか?」



 誰かがそう言うと、幾つも飛び交っていた声が途切れ、会議室は途端に静まり返った。


 静まり返った会議室。誰かが生唾を飲み込む音を鳴らすと共に、周囲の視線がメーテさんへと集まる。

 しかし、周囲から視線を向けられても、気にも留めていない様子のメーテさん。



「これで仮面の連中に逃げられるという懸念は消えたんだ。

時間が惜しい、今後の手筈についてさっさと話し合おうじゃないか」



 そう言うと身体を椅子に預け、背もたれをギシリと鳴らした。






 その後、破壊されたテーブルの片付けを終え、意識を失ったタイラーとアンガスを救護室へと運びだしたところで会議が再開された。



「姉ちゃん達……ウチのモンが迷惑かけちまったな。本当に悪かった」



 会議が再開されるなり、謝罪の言葉と共に頭を下げるオーフレイムさん。



「いや、こちらこそ部屋を汚してしまってすまなかったな」


「ええ、ちゃんと修理費も出すか……ら、来月のお給金まで待って貰っていいかしら?」


「ウルフ……結構な額の給金は貰ってる筈だが? また肉に費やしたのか?」


「だって……美味しいお店が沢山あるんだもの……」



 謝罪の言葉を向けられたメーテさん達は、なんだか気の抜けるような会話を交わしている。



「ははっ、修理費の事なら気にしないでくれ。

最近のタイラーは傲慢な部分ばかりが目立っていたからな。

これで少しは初心を思い出すだろうし、授業料を払ったと考えれば安いもんだ」


「そ、そう? そういうならお言葉に甘えちゃおうかしら?」



 修理費を請求しない事を伝えられ、ウルフさんはホッとした様子で息を吐いた。



「そういや、自己紹介がまだったな。

俺の名前はオーフレイム。学園都市のギルドマスターをやらせて貰ってる者だ。

姉ちゃん達の名前を聞いても構わねぇか?」


「私の名はメーティーだ。メーテと呼んでくれるとありがたい」


「私はヴェルフ。ウルフって呼んでくれると嬉しいわ。

というか、パン屋で会った貴方がオーフレイムだったのね? アルから話は聞いてるわよ」


「アル? アルの知り合いなのか? いや、生徒と教師じゃ知り合いでも不思議じゃねぇか」


「まあ、生徒と教師といった関係でもあるが、単純に家族だからな」


「は? 家族? 姉ちゃん達がアルの家族だっつーのかよ?」


「ああ、そうだ」


「そうね。間違いないわ」


「あ〜……アルが出鱈目なら、その家族も出鱈目って訳か……

姉ちゃん達の実力について、妙に納得が出来ちまったよ……」


「ふむ、それは重畳」



 更には自己紹介を終え、世間話にも似た会話を交わす三人。

 オーフレイムさんは若干の苦笑いを浮かべているけど、私にはその気持ちが凄く理解出来てしまい、釣られるようにして苦笑いを浮かべてしまう。


 しかし、三人がそのような会話を交わしていると――



「いつまでもダラダラと世間話に興じおって!

今が会議中だということを忘れているんじゃないか!?」



 ポルタ伯爵がバンと机を叩き、喉に蓄えられた贅肉を揺らして抗議の声を上げる。



「それにだ! 私に対して謝罪がないというのはどういう了見なんだね!?

会議を再開させるにしろ、まずは非礼に対して謝罪の言葉を述べるのが筋というものだろうが!」



 加えて、謝罪を要求するポルタ伯爵。その鼻息は非常に荒い。



「ポルタ伯爵、話がずれちまった事に関しては素直に謝罪するが……

非礼どうこうに関しては、ちょっと違うんじゃねぇか?」


「何が違う!? この女達は私の側近であるアンガスを侮辱したのだぞ!?

言わば私を侮辱しているのと同義であるといえる! 謝罪を要求するのは当然の権利だと思うがね!」


「まあ、ウルフの言い方にも少し問題があったのも確かだが……

だとしても、最初に侮辱するような事を言ったのはそっちだろ? 言いがかりが過ぎるんじゃねぇか?」


「オーフレイム! 私は領主だぞ!? 領主の言葉を蔑にするというのか!?」



 オーフレイムさんが溜息交じりに言うと、ポルタ伯爵はみるみるる内に顔を真っ赤にし、不満を表すかのようにバンバンとテーブルを叩く。



「蔑って……俺は客観的に見て判断してるだけなんだがな……」


「客観的だと!? だったら暴行に関してはどうなんだ!? 

先に暴行を働いたのは女達の方ではないかッ! 謝罪するのが当然ではないのか!?」


「だとしてもだ。脅すような真似をしたのはそっちだろ?

それにアンガスのヤツも『結末まで思慮が至らないとは些か浅慮』だとか言ってたじゃねぇか?

まさに自分の事だし、喧嘩を吹っ掛けた以上は自業自得だろうが」


「ぐぬぬっ……」



 ポルタ伯爵に睨まれて尚、要求に応じようとしないオーフレイムさん。

 ポルタ伯爵はそんなオーフレイムさんの態度を見て、これ以上は話にならないと考えたのだろう。



「不愉快だッ! こんな会議などに参加していられるかッ! お前達! 帰るぞッ!」


「は、はッ!」



 椅子を倒す勢いで立ち上がり、護衛の数名を引き連れて会議室から退出しようとする。



「お、おい! ポルタ伯爵!」


「五月蠅いッ! そもそも私が居なくても構わんのだろうがッ! どうせお飾りの領主なんだからな!」



 オーフレイムさんが呼び止めるも、聞く耳を持たないといった態度のポルタ伯爵。

 そのような言葉を吐き捨てると、会議室の扉を荒々しく開いて退出してしまった。



「……領主なんだろう? あれで良いのか?」



 学園都市を揺るがすような大事件。

 それを解決する為の会議だというのに、統治者である筈の領主が、子供のように駄々を捏ねて会議を放棄する。

 そんな光景が余程信じられなかったようで、メーテさんは呆れ顔で尋ねた。



「まあ、本当は良くねぇんだろうけどな……ポルタ伯爵の言葉を聞いただろ?」


「言葉? お飾りの領主というヤツか?」


「そうだ。学園都市の成り立ちは少し特殊だろ?」


「それは知ってるが……少し説明して貰っても構わないか?」


「まあ、構わねぇが……そこまで詳しくないから簡単な説明になるぞ?」



 メーテさんが尋ねると、少しだけ面倒といった反応を返すオーフレイムさん。

 だけど、面倒見が良いというかなんというか、面倒臭そうにしながらも説明を始めた。



「じゃあ、簡単に説明するけどよ……

元々、学園都市って場所は【始まりの魔法使い】がこの地を去ったのを切っ掛けに、権力者に与しない中立的な立場を取っていたんだわ。

けどよ、そうはいっても一応はダグディオム王国の一部だってのも事実だろ?

王国側にも面子ってもんがあるだろうし、学園都市の権力に与しないという立場はある意味で独立を許しているようなもんだ。

そんな弱腰な政策じゃ他国からも舐められちまうし、戦争の火種になりかねねぇ。

それは、学園都市としても避けたい事態だったみたいでな。

王国側と話し合った結果、一応は王国が統治してるって形を取る事にしたみたいで、領主を置くことになったって訳よ」


「ほう、だからお飾りという訳か」


「ああ、だから領主とはいっても大した権限も与えられていねぇ。

要は、世襲によって爵位を受け継いだは良いが能力と見合っていない貴族。無駄に爵位だけは高くて扱いに困る貴族――そんな貴族の行きつく先が学園都市の領主って訳だ。

ってな訳で、ポルタ伯爵が会議に参加しなくてもまったく問題無いんだが……一応は建前ってヤツが必要だろ?」


「成程な。しかし、建前という割には扱いがおざなりのように感じたが?」


「苛めてくれんなよ……さっき客観的だって言ったけどよ、少しは肩を持ってやったんだぜ?

それに、あんなんでも一応は領主様だしな。あまり邪険にもできねぇし、後で菓子折りでも持ってご機嫌取りに行かなきゃいけねぇんだからよ……」


「冗談だ。助かったよオーフレイム」


「冗談かよ……流石アルの家族だけあっていい性格してるぜ……」



 説明を終えたオーフレイムさんは呆れるように肩を竦め、メーテさんは僅かに口角を上げる。

 そして、オーフレイムさんは気持ちを切り替えるように息を吐くと、会議を再開させた。 



「随分と話が逸れちまったな――ってことで会議を再開させて貰うが、まずはあの結界について幾つか教えて貰いたいことがある」


「答えられることは答えよう」


「助かるよ。じゃあ聞かせて貰うが、結界の強度と持続時間はどれくらいだ?」


「強度か……あれを破る為には【戦術魔法】であれば或いは、といったところだろうな。

持続時間に関しては、六日程度ならなんら問題無く持続することが可能だ」


「【戦術魔法】……城塞を落とす程の魔法に堪えるってのか? んなまさか……」


「疑わしいか? なんなら上級魔法や物理的な衝撃を加えてみると良い。

この魔法は女の妄執が生み出した魔法であり願いだからな。無粋な魔法や鉄の塊では傷一つつけられんよ?」


「妄執? ……まあ、小難しい話は置いておくとしてだ。

メーテが嘘をつく理由も見当たらねぇし、あの規模の結界を展開できる時点で信憑性は高いんだけどよ……ギルドマスターっていう立場上、全てを鵜呑みにする訳にはいかねぇんだ。

本人の許可も出た事だし、ギルド側でも結界の強度を為させて貰うぜ。疑うような真似をして悪りぃな」


「いや、賢明な判断だよ」



 感情よりも立場を優先してしまったことに少しばかりの負い目があるのだろう。バツが悪そうに頭を掻くオーフレイムさん。



「って事で、グスタフの爺様。上級魔法が使える教員を借りても構わないか?」


「ああ、構わんよ。そこの君、オーフレイム殿の指示に従ってくれ」



 グスタフ副学園長とそのような会話を交わすと、結界の強度を確かめてくるよう数名に指示を出した。



「次にあの結界なんだが……範囲はどうなってる? 地下も結界の範囲内なのか?」


「範囲内だ。この結界は学園都市全域――地下を含めて球状に展開されている。

地下通路から逃げられることを懸念しているようだが、そこは心配しなくても構わないだろう」


「それは転――」


「勿論、転移での脱出も不可能だろうな」


「ったく。最後まで言わせてくれっつーの……」



 質問を先読みされ、先に答えを提示されてしまったオーフレイムさんは、呆れ顔で顎髭を捻る。



「しかし、六日か……」



 そう呟くと、なにやら難しい表情を浮かべるオーフレイムさん。

 その言葉の意味が理解出来ずにいると、私の疑問に答えるかのようにメーテさんが話を引き継いだ。



「ああ、六日は結界を張り続けることが可能だが……現実的ではないだろうな。

六日も封鎖するとなれば、流通にも支障をきたすだろうし、人々の生活にも影響が出る筈だ。

封鎖に関しては、私が全てを請け負うと言ったが……仮面の連中を包囲する為の時間稼ぎと考えるべきだろう」


「だよなぁ……要するに、俺達がやるべき事は変わらないって訳か」


「ああ、オーフレイムが言ってたように、要所に警備を配置するのが最善だろうな」



 私は二人の会話を聞いて成程と頷く。

 確かに学園都市に住む人の生活を考えれば、長期間封鎖する訳にもいかないのだろう。

 などと考えていると――



「ともあれ、メーテの話が確かなら、結界によって多少の時間稼ぎは出来た筈だ。

この時間を無駄にしない為にも早急に警備の配置。それに加え、捜索隊を編成するべきだろうな」



 オーフレイムさんは今後の方針を決めたようで、その為の会議を始めるのだった。






 その後の会議は順調に進み、一時間程が経過した頃だろうか?



「よし。警備に当たる人員の振り分けと捜索隊の編成も終わったな。

後は指示に従って貰い配置について貰うだけだ。カルナ、ホールに居る冒険者たちに通達を頼む」


「ええ、分かったわ」



 カルナさんにそのような指示を出すと、オーフレイムさんは固まった筋肉を解すように肩を回す。



「どうやら決まったようだな」


「ああ、警備には【瞬転】と【賢者の弟子】。それに数組の冒険者に当たって貰う予定だ。

捜索隊の方は【乱雑なる図書】と【襤褸切れ】。意識を取り戻し次第【暁鼠】のタイラーにも加わってもらう予定だな」


「タイラーか……」



 タイラーの名前が出たことで、僅かに眉を顰めるメーテさん。



「まあ、そんな嫌そうな顔してくれるなって?

最近のアイツは確かに傲慢なところが目立ってたけど、元々は真面目なヤツなんだよ。

俺からも叱りつけておくから今回は大目に見てやってくれねぇかな?」


「ふむ、オーフレイムが庇おうと考えるだけの人物ではある訳か……

肩を持ってもらったようだし、その言葉を汲むべきなのだろうな」


「悪りぃな、メーテ」



 オーフレイムさんが庇ったことで、タイラーが傲慢なだけの人物ではないと判断したのだろう。

 メーテさんは肩を竦めつつも納得している様子だった。


 そして、そのようなやり取りを終えたメーテさん。



「オーフレイム。ソフィア達はもう帰っても構わないんだよな?」


「ああ、聴取も終わったからな。今日はもう帰っても問題ないな」


「そうか。それでは私はソフィア達を家に送り届けててくることにしよう。

ウルフ、私は後で合流するから、仮面の連中の動向を先に探ってて貰えないか?」


「ええ、分かったわ」



 ウルフさんに声をかけると、椅子から腰を上げる。

 しかし、そんなメーテさんの発言はオーフレイムさんや会議に参加している人達からすれば、想定外の発言だったのだろう。



「メーテが送ってくのか? 俺としては職員を護衛として付けるつもりだったんだが……」


「貴女達には捜索隊に加わって頂きたいと考えていたのですが……」


「ああ、なんならうちの教員を護衛として付けるが、それでは駄目なのか?」



 メーテさん達を引き止める声が、会議室のあちらこちらから上がる。



「まあ、ソフィア達の実力はそこら辺の冒険者より格段上だが……

もし何かあった場合、アルに顔向け出来ないからな。私が責任を持って送り届けさせて貰うよ。

それに、先程の職員の報告で、結界の強度は保証されただろ?

元々、私達の存在はそちらの勘定に入っていなかったんだ。その事を考えれば、結界を張った時点で勘定以上の働きはなっただろ?

という事で、ソフィア達を送り届けたら、私達は私達で自由にやらせて貰うよ」



 引き止める声も空しく、会議室の扉へと向かうメーテさん。



「ほら、帰るぞお前達」


「ああ、進展があり次第連絡はするから心配しないでね?」



 私達に声を掛けると、ウルフさんと共に会議室から退出しようとする。

 だけど、丁度その時。



「簡易ながらではありますが、資料に纏めることが出来ました」



 ガチャリと扉が開き、書類を抱えたギルド職員が入室する。

 その事により、扉の前ではち合わせる形になってしまったメーテさんとギルド職員。



「お帰りですか? あっ、邪魔でしたね。すみません」


「いや、構わんよ」



 ギルド職員は慌てて扉の前を譲り、メーテさんはその脇を抜ける際にチラリと書類に視線を送る。

 その瞬間。



「お、おい! その書類を見せてくれッ!」


「は、はひっ」



 目を見開き、声を荒げるメーテさん。

 職員の手から書類を奪い取るようにして、書類に目を通していく。



「死体の胸に残された裂傷……幾つも転がっていた魔力の抜けた魔石……

それに加え、被害者は少年少女……しかも唯の少年少女ではなく魔力に秀でている学園の生徒……」



 眉間に皺を寄せながら、何やらブツブツと呟くメーテさん。



「おい! この資料にはタンパという者が豹変したと記述されているが、タンパが豹変する前に、仮面の連中が詠唱のようなものを呟いていなかったか!?」


「あ、ああ、確かタンパの胸に当て、何やらブツブツ言ってた気がするな」



 オーフレイムさんの話を聞き、メーテさんは眉間の皺を更に深くする。



「やはりか……何処のどいつだ!?

こんなカビの生えた理論を……こんな外法を試そうなどと考える頭の沸いた阿呆はッ!?」



 声を荒げ、忌々しげに頭を掻くメーテさん。

 だけど、メーテさんが口にする言葉の意味を、誰ひとり理解することが出来ないのだろう。

 私を含めた会議室にいる全員が、揃ってポカンとした表情を浮かべていた。


 だからだろう。 



「お、おい? 何か分かったのか?」


「ど、どうしてそんなに声を荒げてるんだ? 何が書かれていた?」


「一人だけ納得していないで、私達にも教えて頂きたいのですが……」



 オーフレイムさんやグスタフ副学園長。それに会議室にいる人達から疑問の声が上がる。

 そして、そんな疑問を受けたメーテさんは眼つきを鋭くすると。



「ああ、仮面の連中の目的が分かったよ。

こいつらの目的は少年少女の身体を用いた【属性魔石】の作成。又は【人為的な魔物の生成】だろう」


「はっ?」


「なっ……そんなまさか……」



 おおよそ人の所業とは思えないような内容を口にし、会議室は騒然となる。



「だが、それはあくまで実験……ある物に辿り着くまでの過程であると推測される――」



 メーテさんは更に話を続ける。



「仮面の連中の目的。それは――」



 そして告げた。 



「【賢者の石】――その錬成だ」



 不老不死を齎すとされる石。お伽話に語られる存在の名を。 

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