第29話 メーテと旅行 6日目

 目が覚めると、部屋が異様にお酒臭い事に気付く。


 昨晩は酔っていたメーテをどうにか宥め、寝かしつける事に成功したのだが。

 そんなメーテの隣で寝るのは危険だと判断した僕は、部屋に備え付けられているソファーで寝る事にした。


 その所為か、身体に少しだけだるさを感じるが。

 僕はソファーから身体を起こすと、部屋に籠ったお酒の臭いを消すために窓を開け、空気の入れ替えを始める。


 窓から入ってくる外の空気は、早朝と言うこともあり、少し肌寒く。

 海が近いこともあり、少し磯の香りがした。


 そうして部屋の空気が入れ替えをし、お酒の臭いも幾らか薄まってきたのを感じていると。

 どうやら、メーテも目を覚ましたようで。



「アルおはよう。

ん? いつ帰ったんだ?」



 眠そうな表情で、そんな言葉を口にする。


 メーテのその様子から、昨日の事は覚えていない事を察した僕は。

 今後メーテがお酒を飲む機会があれば、その時は飲む量を制限する必要がありそうだ。

 そう強く思うのだった。






 その後、出掛ける準備を整えた僕達は、宿屋の食堂で朝食を取りながら今日の予定を考える。


 城塞都市に着いてから数日が経ち。

 道中で教えて貰ったおすすめの観光場所は全部見て周ることが出来た。


 帆船に飛空艇、それにボルガルド通り。

 帆船や飛空艇には驚かされたし、ボルガルド通りでは新しい武器を手に入れることも出来た。


 その他にも、城塞都市には観光場所が他にもあるようなのだが。

 すべて周るとなると、何日も掛かってしまうようなので、周る場所を絞る必要がある。

 そんな現状の中、行っておきたい場所を頭の中でリストアップしていく。


 そうしてリストアップしていくと、街の中央にある時計台や博物館に美術館と言ったものが思い浮かんだのだが。

 それよりも、まず思い浮かんだのは冒険者ギルドだった。


 オークの魔石を買い取って貰いたいと言うのもあるし。

 冒険者ギルドと言う単語はゲームや小説では馴染みの単語であった為、どう言った場所なのか一度見てみたいと思っており。



「やっぱり冒険者ギルドは見ておきたいかも」


「ふむ、冒険者ギルドか。

この都市の冒険者ギルドは規模が大きくて有名らしいから、観光として見るのも悪くは無いのかも知れんな。


では、朝食を取り終わったら行ってみることにするか」



 こうして、今日の予定は冒険者ギルドを見学することになった。




 朝食を終えた僕達は宿屋を出ると、馬車の停留所へと向かう。

 停留所で馬車に乗り、30分程馬車に揺られていると冒険者ギルドに近い停留所へと到着し。

 そこから数分歩いたところで冒険者ギルドへと到着した。



 確かに冒険者ギルドは大きな建物で、一般的な体育館を二つ並べたくらいの大きさがあった。

 外観は、中世ヨーロッパ風で一階部分が赤レンガを基調にした石造りで、二階と三階部分は木造の白壁と言う感じである。


 そんな冒険者ギルドを見て、立派な建物だとは思ったし、趣も感じられたのだが。

 前日にフェルマー宅を見ていた事や、帆船や飛空艇と言った物を見ていた所為もあり、凄いと思う事はあっても、あまり感動する事は出来なかった。


 感動が薄くなると言うのは、少しずつこの世界の風景に慣れてきている証拠なのだとは思うが。

 出来ることなら、何かを見て感動すると言う感性は持ち続けていたいな。

 そんな事を思うと、冒険者ギルドの扉に手をやり押し開くことにした。




 そうして冒険者ギルド内に入ると、左右を分けるように中央には階段があり。

 階段から左部分には依頼が張り出されるようなボードと、その奥には受付と思われるカウンターが目に入る。

 階段から右部分には何組もの椅子とテーブルが並べられ、その奥には厨房と、食事を提供するのであろうカウンターが設置されていた。


 冒険者ギルド内を更に見渡してみれば。

 ボードに貼り出された紙を真剣な表情で見ている女性や、カウンターから食事を受け取る男性の姿。

 それに加え、席について食事やお酒を楽しんでいる冒険者と思われる人達の姿が見受けられた。


 僕自身が想像していた冒険者ギルドと大きな差異が無いことに満足し。

 ここで冒険者に絡まれたら、本当にお決まりのパターンだな。

 そんな事を考え、頬を緩ませていると。



「よう、綺麗なねーちゃん。ここは託児所じゃねーぜ?

ガキのお守なんかしてねーでこっちで酒でも注いでくれよ」



 そう言って声を掛けて来たのは、いかにもチンピラと言った風貌の男性。


 一緒に居る連中もニヤニヤと下卑た笑みを浮かべており、まだ午前中だと言うのにその男性達からは酒の臭いが漂っていた。


 本当にお決まりのパターンが来た事に驚いたが。

 実際そうなってみると、結構怖いものだと言うことに気付く。


 見た目チンピラの男性に、お酒が加わった状態で声を掛けられているのだ。

 そう思ってしまうのも仕方が無いだろう。


 だが、メーテはそれを無視すると決めたようで、何の反応も示さないままカウンターへと歩いて行く。


 男性達はそんなメーテの態度が気に入らなかったのだろう。

 「無視はねーんじゃねーか?」「お高くとまってんじゃねーの?」

 そんな言葉を口にし、煽るような視線をこちらに向けてくる。


 メーテは無視し続けていたのだが、僕はそんな言葉に反応してしまい。

 眉根に皺を寄せると、つい男性達に視線を送ってしまった。



「おおーこえー、ガキに睨まれちまったよ!」


「ぎゃはははは、こえーこえー、ションベンちびっちまうよ」



 僕の視線を受けた男性達は尚更煽る様な言葉を口にし。

 この男性達は、何故こんなにも理不尽な絡み方をするのだろう?

 不快に思いながら、そんな事を考えていると。



「アル、気にするな。

大方、依頼の報酬で酒を飲んでるんだとは思うが。

その依頼が命を掛けるような依頼だったのかも知れないしな。

少しぐらい羽目を外すのは大目に見てやろうじゃないか。


まぁ、酒に飲まれているようではまだまだだと思うがな」



 ドヤ顔でお酒について語るメーテに若干イラッとしてしまうが……

 人目もあるし、ここでその事について言及するのは辞めておくことにする。


 ともあれ、メーテが無視する事に決めたなら、僕もそれに倣って無視をするべきだろう。


 そう思って無視をする事を決めた訳なのだが。

 どうやら、男性達からしてみれば僕達の行為は腹だたしいものだったようで。



「女にガキ! 無視してんじゃねーよ!」



 冒険者ギルド内に怒声が響き渡ることになる。


 その声に反応した周囲の冒険者はこちらに視線を向け、受付からも女性の職員が駆け寄って来る。



「どうしました? 何か問題でも?」


「うるせぇ! 呼んでねぇよ!」



 男がそう声を荒げると、パンと言う頬を叩く音が周囲に響き。

 それと同時に「キャッ」と言う短い悲鳴が響いた。


 女性を殴ると言う行為に、僕を含め男の仲間であろう男性達も目を見開く。


 正直、冒険者と言う者達に荒くれ者と言う印象を抱いてはいのだが。

 まさか、ここまで酷いとは思ってはいなかったので、思わず呆けてしまう。


 しかし、すぐさま殴られた女性に視線を映すと、女性職員の元へと駆けよった。



「だ、大丈夫ですか?」


「え、ええ、大丈夫です」



 女性職員は大丈夫と答えたものの、殴られたと言う事実と恐怖からか、その肩は震えている。

 その様子を見た僕は、男の行動に腹立たしさを感じてしまい口を開く。



「お酒が入っているとか関係なく、女性に手を上げるのはどうかと思いますよ?」


「ガキが! 上から目線で物言ってんじゃねーぞ!」



 僕の言葉が男には癇に障ったようで。

 男性は声を荒げると、僕に向かって前蹴りを放とうとする。


 酔っ払いの蹴りなので、避けようと思えばいくらでも避けられたのだが。

 下手に避けてしまっては女性職員に当たるかも知れないと考えた僕は、多少痛いのは我慢することにし、その蹴りを受ける覚悟を決めた。


 決めたのだが……その蹴りが僕に届くはなかった。



「よう坊主、ホールが騒がしいと思って駆けつけてみれば中々愉快な事になってるな?」



 聞き覚えのある声に視線を向ければ、そこにはアランさんの姿があり。

 そして、そう言ったアランさんの手には男の足首が握られていた。



「いってぇ! くそっ! 離しやがれ!」


「はいはい、離しますよ。

てか先輩、流石に女子供に手を上げるのは格好悪いっすよ?」



 アランさんが手を離すと、男はバランスを保てずその場に尻もちをつくが。

 それが恥ずかしかったのだろう。男は慌てた様子で立ち上がって見せた。



「て、てめぇ! こっちはDランクパーティーの『獣の牙』だと知って言ってるんだろうな!」


「いや? 知らないっすけど?」



 アランさんのその言葉で怒りが頂点に達したようで。

 男は顔を真っ赤にすると、腰に差してある剣に手を掛け、一気に引き抜こうとする。


 だが、それは叶わない。


 半ばまで引き抜かれた剣をアランさんは右手で鞘に押し戻し。

 空いた左手で掌底を顎に入れると、男は糸が切れた様にその場に倒れ込んだ。


 そして、そんな一瞬の出来事を見ていた男の仲間達が呟く。



「もしかしてアイツ、不屈のアランじゃねーか?」


「は? Bランクパーティー『灰纏い』のか?」


「まじかよ……」



 男の仲間はそう口々に呟くと、状況が悪いと判断したのか?

 倒れた男を担いで逃げるようにギルドから出て行った。


 逃げる男性達の姿を見て、とりあえずはこれ以上の騒ぎに発展しなそうだと思い、ホッと息を吐く。



「アランさんありがとうございます」


「うむ、アランよくやった」


「お二人ともありがとうございます」



 僕とメーテがアランさんに感謝の言葉を伝えると、ギルド職員の女性も僕達に感謝の言葉を伝える。



「気にすんな坊主。大した事はしてねーよ。

あっ、メーテさんに職員の人も気にしないでいいっすよ」



 アランさんはそう言ってニカッと笑い、その笑顔を見た女性職員は頬を染めるとぽーとした表情を浮かべる。


 軽薄な印象があるものの、アランさんは男前だ。

 危ない所を助けて貰った上に、こんな風に笑顔を向けられれば、女性職員がこうなってしまうのも頷ける。


 そんな熱い視線を送る女性職員に気付いていないのか、アランさんは呆れた様子で僕に尋ねた。



「あんな場所でオークに遭遇するわ、冒険者に絡まれるわ。

坊主は何か? 面倒事に巻き込まれる体質でもあるんか?」


「それは心外ですよ。

ただ、オークの魔石を売りに来たら絡まれただけです。

それにアランさんだって、両方ともその場に居合わせてるじゃないですか?」


「ははっ、それは確かに違いねぇ。

おっと、魔石の買い取りだっけか? それならそこのカウンターだぜ」



 アランさんはバツが悪そうに笑い、僕達を買い取りカウンターに案内すると。



「俺はメンバーと待ち合わせだから、ギルドの食堂にいるわ。

買い取り終わって暇なら声かけてくれてもいいんだぜ?」



 暗に声を掛けろと言い残し、テーブル席の方へと歩いて行った。


 少しゴタゴタしてしまったが。

 本来の目的である魔石の買い取りを済ませる為、買い取りカウンターを覗くと、男性職員ががこちらに気付いたようで声を掛けてくる。



「本日は魔石の買い取りでよろしいでしょうか?」


「うむ、オークの魔石の買い取りを頼む」


「かしこまりました。それでは魔石を拝見させていただきます」



 メーテは魔石を袋に入れたまま中年男性に渡す。


 中年男性は手渡された袋から魔石を取り出すと、一つ一つルーペのような物で確認していく。

 袋の中には全部で18個の魔石が入っていたようで、それらの魔石をすべて見終わった男性は。



「はい、問題は無いようですね。

オークの魔石にしては純度が高いのがあるようなので、そちらが銀貨二枚で他が銀貨一枚と言ったところでしょう」



 そう言って金貨一枚と銀貨九枚をメーテに手渡した。


 今回はオーク18匹で、現世の価値で換算すれば19万円になった計算だ。

 正直、命を掛けて得られる報酬としては高いのか安いのかは分からないが、それなりの稼ぎになったのではないかと思う。



 買い取りに色々手続きが必要なのかと思っていたのだが。

 思った以上に手続きも無く、あっさりと買い取りが終わった事に拍子抜けし、今日はギルドに行く以外に予定も組んでいなかったのでアランさんが座る席へと向かう事にした。



「おっ早かったな?

野営の時に狩ったオークはいい値になったか?」


「高いかは分からないですけど1匹で銀貨一枚でした」


「そうか、まぁ、そんなもんだろうな」



 ソフィアを助け出した時のオークの魔石なのだが。

 子供から手柄は横取り出来ないと言う事で、アランさんから3匹分の魔石を貰っていた。


 そして、その魔石の報酬はメーテから手渡されており、僕の手元には数枚の銀貨がある。



「魔石のお礼とさっきのお礼もありますし、食事でもごちそうしますよ。

お腹がすいていないなら、飲み物とかの方が良いですかね?」



 魔石をタダで貰うのも気が引ける部分があったので。

 手持ちのお金で何かお礼をと考え、そう提案したのだが。



「勘弁してくれ! Bランク冒険者が子供に飯奢ってもらってた。

なんて噂が広まったら恥ずかしくて街歩けねーよ!」



 アランさんは嫌そうな顔をするとおごられる事を拒否して見せる。


 だが、僕はカウンターで冷えた紅茶を3人分頼むと、その一つをアランさんの前へと置く。



「じゃあ、笑われてください」


「お前、案外いい性格してんのな……」



 アランさんは若干頬を引き攣らせていたが。

 諦めたように「ありがとうよ」と呟くと、紅茶を口へと運んでいた。



 その後、特に予定の無かった僕達はアランさんとの会話を楽しむ事にした。


 楽しむ言っても、その内容は効率的な魔物の倒し方や、魔法使いや戦士との戦い方やフェイントの入れ方などで。

 話している内容は若干血生臭かったが、それでも充分勉強になったし楽しむ事が出来た。




 そうして、アランさんと会話をして過ごしていると。



「だんちょー! 子連れの人妻でもナンパしたんすかー?」



 その声のする方に視線を向ければ、フワッとした金髪に青い瞳。

 緑色のローブを羽織った十代後半くらいの男性が立っていた。



「ナンパじゃねーし人妻じゃねーよ! メーテさんと坊主は姉弟だ!

メーテさんに謝れ!」


「そうなんすかー? さーせんす」


「ったく、俺も人の事言えないがお前の口調は本当ひでぇな。

すんませんメーテさん。これでもこいつ本気で謝ってるんすよ」



 メーテは特に気にした様子も無く「大丈夫だ」と伝える。



「紹介遅れましたね。

こいつはうちの団員で魔法使いのホープウッドっす」


「メーテさんにボウズ君よろー」



 ボウズ君てなにさ!

 心の中でそう突っ込みを入れていると。



「今日は団長早いのね? ん? この女性はナンパしたの?」


「オス! 団長! 朝からナンパかよ」


「性欲の化物め。死ねばいい」 



 さらに三人の男女がアランさんに挨拶をする。

 もはや最後の女性の一言は挨拶では無かったが。


 今も侮蔑の視線を向けているし……



「だからナンパじゃねーよ!

てかルナ酷くない!? 俺一応団長だよ!?」


「……」


「え? まさかの無視?」



 なんだかアランさんが不憫に思えてくる。



 そして、暫くアランさんの釈明が続き。

 どうにか誤解を解く事が出来たようで、メンバーと思われる人達を紹介してくれた。



「こいつはリゼ。魔法使い兼槍使いだ」


「メーテさんにボウズ君、リゼと言います宜しくお願いします」



 リゼさんは紺色の髪に紺色の瞳で。

 髪を後ろで一つに束ねており、凛とした印象を受ける女性だ。



「で、こいつがガルム。見た目通りの盾役だな」


「よろしくな! メーテさんにボウズ君!」



 そう言ったガルムさんは黒髪に鉢金、三白眼が印象的な背の高い男性。



「最後にこのフードを被っているちっこいのがルナリーア。

ちょっとした魔法と弓が専門だ」


「メーテさんにボウズさん。よろしく」



 アランさんに侮蔑の目を向けていた女性の名前はルナリーアさん。

 淡い青色の髪と同じ色の瞳。そして眠そうな目が特徴的な女性だった。


 と言うか、ボウズ君とかボウズさんてどういう事なのだろうか?

 もしかして、遠まわしなイジメに会ってるのでは?と不安に思う。



「てかお前ら馬鹿じゃねーの?

坊主の名前はボウズとかじゃねーからな? アルだからな?」


「え? 団長がボウズ、ボウズて言うからボウズ君て名前かと……

ア、アル君すまない」


「おれもっす。アル君かんべんす」


「俺もだ。悪かったなアル君」


「アルさんごめん。団長はだからモテナイ」



 そう言うと呼び方を訂正してくれて胸を撫で下ろしたのだが。

 アランさんはちゃんと伝えていなかった事をメンバーに責められていた。


 只の悪口も混ざっていたけど。



 その後、少しの間、灰纏いのメンバーと話をし、そろそろ出発だと言う事で別れる事になる。



「うし、じゃあそろそろ出発だな。

暫くこっちに居るつもりだったんだが、緊急依頼がきちまってな。

また数週間は戻ってこれそうにないわ。


戻ってくる頃には坊主の旅行も終わってるだろうから、暫くの間お別れだな」


「そうですね。こっちに居られるのもあと数日だと思います」


「でも、まぁ生きてさえいればその内会えるだろう。

また次に会う事があったらまた手合わせしようぜ?

それまでにもっと強くなっておけよ?


それじゃあメーテさんに坊主!またな会おうな!」



 アランさんはそう言うとニカッと笑う。


 灰纏いのメンバーも軽く会釈をし、そして、城塞都市の人混みの中へ消えて行った。



 人混みの中へ消えて行くアランさんの背中をメーテと見送りながら。


 また会えたらいいな。


 そう、強く思うのだった。

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