番外編 拙者はサムライ今日だけサンタ

雪がシンシンと降っていた。

辺りは心なしかいつもよりも真っ暗で降る雪がやけに光を放っているような幻想的な夜。


『はぁー、はぁー、フゥー…。寒いでござるなぁ。レゴナスターこちらにも四季が存在するとは中々どうしておかしな感じでござる……次はどこでござったか?』


口元に手を当て白い息を吐く少年。普段は着物の彼だが今回はいつもとは装いが違う。少年の問いに隣にいた少女が答える。


「次は北西の方角にある街、アイストハトでしょ?あぁーレチリアのクリスマスケーキ食べたかったなぁーー…」


頭の後ろで手を組み少年とはまた違う意味で白い息を吐いた。

それにしても寒くはないのだろうか?少女の服装と言えば淀みのない真っ赤な色の生地で上は長袖下はいわゆるミニスカだった。ブーツを履いているが肌の箇所を見ただけで鳥肌が立ちそうだった。しかし彼女は別段寒くはないらしい。


『まぁまぁ…帰ってからでも食べられるでござるよ。』


少年がだるそうにしている少女を苦笑いでたしなめていた時不意に声がかけられる。


「ぶつくさ言ってないでそろそろ行くわよ!時間が足らなくなっちゃう!」


声はやや低めだが女性の声だった。しかし主の姿は見えない。


『あ、ああ。すまぬな…よし、行くでござるか!!』


少年の号令と共に一同は出発の準備をしてソリへと乗り込む。そして


「それじゃあ行くわよ!つかまってなさい!」


先程から聞こえる見知らぬ女性の声はなんと少年の前方で


程なくして一向は崖から勢いよく飛び出す。

暗く冷たいこの世界に笑顔と言う名の灯をともし祝福の暖かさを運ぶため…


『スゥー……めりーくりすます!!!』


上から下の先まで真っ赤な衣装に黒のブーツ。頭には先端が垂れ下がっているかわいい帽子。そんな少年いや、の声が当たりに鈴の音のように響いていった…




〜一週間と少し前〜



『さ、さんたくろーす?新手の敵でござるか?』


とある料理店にサムライの素っ頓狂な声がこだました。


「フーリさん…主人様あるじさまにサンタクロースなんて西洋チックなもの分かるはずもありません…」


織の隣に腰掛けていたソフィアがはぁと少し参ったように説明していた。


『そう…ですよね?すいませんこちらの配慮が足りなかったようで…』


織の天秤番の部下の騎士フーリもハハハと引きつった笑顔を浮かべていた。


『で、そのサンタクロースとは?敵で無いなら何かの技の名前でござるか?』


織の相変わらず時代遅れと言うより常識外れの質問に意外にもフーリのスピリードサランデルトがおずおずと答えた。


「し、織様…さ、サンタクロースと言うのは

“クリスマス”と呼ばれる特別な日に子供達にプレゼント…あ、いや…贈り物をしてくれる人のことなのです。」


サランデルトは特に何も無かったのに耳まで真っ赤になっていた。

そこでやっと織は納得した。だが直ぐに新たな疑問がうまれる。


『ありがとうでござる、さらんでると殿。おかげで“さんたくろーす”とは何か理解した。

しかし何故拙者にその、?』


隣にいたソフィアも不思議そうにフーリの方を見ていた。

すると、フーリがまっすぐ姿勢を正し真剣な顔で話を切り出した。


『それがですね…元々は異世界の行事でもあるクリスマスをこちらの世界でもやってみようと言うことで数百年ほど前からクリスマスを行なっているらしいのですが…今年はどうもサンタクロース縮めて“サンタ”が不足していまして…。』


すると織は不思議そうに首をかしげて聞き返した。


『ま、待つでござる!ふーり殿の話からするとその“さんた”なるものは誰でもなれるのでござるか?』


フーリは慌てて手を振り話を続ける。


『い、いえそういうことでは…ゴホンッ……えー実はこの世界でのサンタは【聖夜協会】に所属している者の呼称なのでんです。言ってしまえば慈善事業みたいなもの。それにサンタのプレゼントを狙う輩もいますから…』


『大事に備えてそれなりの戦闘力が求められるのでござるな?』


『はい…。』


『今回実は急用で一人サンタが不足してそのため王の天秤番である貴方が陛下の口添えでサンタに任命されたという訳です。』


「なるほど、ウィル様の口添え付きということなら妥当でしょうね…」


織の隣で静かに話を聞いていたソフィアも事の全貌を把握したようだった。


『ふむ…ならばその話お引き受けするでござる。』


織も了承して料理店の席を立った。



織は二日後フーリに言われた通りに【聖夜協会】の本部である建物の前へと来ていた。案内人が現れ、現在廊下を歩いている。


「ふーん…アンタがサンタとはねぇ…一番合わなそうなのに。それにしてもソフィアのやつはどうしたのよ?」


廊下を歩く織の隣にはあの日話を聞いていたソフィアではなくおなじみファリアナが連れ添っていた。


『そふぃあ殿はそのくりすますの日は例の子供達と一緒に過ごすらしいでこざるよ…』


ソフィアは織と出会う前山の奥で親元のない子供達と暮らしていたのだった。


そんな話をしていると二人はある部屋の前で足を止めた。どうやらここが会長の部屋のようだ。


『失礼致す。』

「どうもー」


二人が部屋に入りながら挨拶すると奥から体の大きいウィルよりも立派な白髭を蓄えた男が出迎えた。


『おお!ご足労痛み入る、天秤番殿。連れのお嬢さんも。はじめまして私がここの会長の

キャメル・イブ・スノーホルダーです。よろしく!』


そう言ってガシっと織とファリアナの手を大きな手で包むように交互に握った。キャメルの背丈はもうすぐ天井に届くほど大きい。


『よ、よろしくお願いいたす。早速ですがさんたの仕事は何をどうすれば?』


呑まれ気味な織だったがなんとか話を先へと進めた。


『さすがは天秤番。真面目なお方だ…そのサンタの仕事なのですが今回貴方にはサンタの衣装で実際にプレゼントを配って頂きたい。

細かいことは乗り物を引く者に任せておけば大丈夫ですぞ!』


キャメルは織の態度に感心したのか織の背中をバンバン叩きながら言った。

織はその度に床に突っ伏しそうになる。


「えらく豪快な人だったわね…」


その後織はファリアナに肩を貸されて協会をトボトボと後にしたのだった。


やって来たクリスマス当日。

北の大地から冬の名物氷の牡牛アイスバァッファローの群れが移動を開始したのが原因なのかその日はダレイオリー及び全土で雪が降っていた。


事前に渡されたサンタの衣装に着替えて二人は家から協会まで歩いて来ていた。

織には初めて見た雪に興奮していたファリアナと走り回ったり、街行く人に『あれってミニスカサンタのコスじゃね?』と写真に撮られて一人赤くなるファリアナを見たりと平和なひと時が一応あった。


しかし今二人は口をポカンと開けていた。

それもそのはず今回の仕事を説明しているのはキャメルではなく初対面のトナカイだったからだ。


『………っとここまで話したが何か分からないことは?』


「っていうかアンタ何者よ!?あの犬と同じ何かなわけ?」


『………そこからなのかい?』


叫ぶファリアナと首を縦にしか降らない織を見てトナカイは呆れつつ振り出しから説明を始める。


『はぁぁーいいかい?アタシはホーリートナカイのルルドフ。性別は女っていうかまだ二十三。ピチピチなのよ?一応精霊の類いでアンタ達のソリを引くのよ。……ちなみにこれ話したの十分前ね?』


トナカイは鹿の仲間と聞かされていた織は心底驚いていた。確かに頭に響く声は女性のものだったがその体は鹿の何倍の大きさもあり立派な角はまるでなにかの芸術品のようだった。


『そりを引くと言ってもお主一人ででござるか?』


織の最もな質問にルルドフはなんでもないようにさらりと答える。


『そりゃそうよ。一サンタに一トナカイ。常識よ?言ったでしょこれでも精霊だって…』


どうやら精霊の力的な何かでなんとかなるようだ。


『しかしこちらは二人。ふぁりあな殿はああ見えて少しおも……ぶっ……な、何するでござるふぁりあな殿っ!』


話し遮るように織の顔にファリアナが投げた雪の玉がクリーンヒットした。


『女心が分かってないねぇ。なんてことないよ。たかだかスピリードの女の子が一人増えたぐらい…』


「ルルドフ…」


気づくとジーンという目でファリアナはルルドフを見つめていた。当然織は話についていけてなかった。


『さぁ、プレゼントを詰め込みな!そろそろ出るよっ!!』


『「ハイっ!」』


話しを終わらせて場をテキパキと仕切るルルドフはなんとも姉御肌なトナカイだった。


雪が舞う空の中ボーッと事の始まりを思い出していた織はファリアナの呼びかけで意識を現在へと戻した。


「見えて来たわよ。アイストハト。結構灯りってついてるもんなのね…」


子供が寝静まっている頃に動きプレゼントを枕元に置いて立ち去るのがサンタの本懐だが悲しいかな最近の子供は夜遅くまで起きておりここへ来るまでに直接子供にプレゼントを手渡したりもしていた。


『早寝早起きは大切な事でござるが…』


織はそう呟きながらも名簿を元にプレゼントの入った白い袋を漁っていた。袋は大きいが三つしかない。しかし袋は見かけによらずなんであろうがいくらでも大きさを問わず入っていたのだ。

…サンタの仕事を甘くそして深く考えてはいけない。


一向は走行している間に急降下してアイストハトの地へと降りたっていた。一件目のプレゼントは大きなクマのぬいぐるみだ。


『こんばんは。協会のさんたでござる。ぷれぜんとを渡しに参った…』


『まぁ可愛らしいサンタさん。ありがとうどうぞよろしくね?』


出迎えてくれたのはおそらく母親だろう。彼女の娘は少し前まで起きていたらしいが耐えられるずに眠ってしまったらしい。

大切な事なので二度言うがサンタが挨拶するなんて…などと深いことは考えてはいけない。


案内されて娘の部屋へと織とファリアナは入って行った。


「ふふ。よく寝てるわね。」


『そうでござるな。』


二人は顔を見合わせ静かに笑った。似た者同士というか二人は割と子煩悩なのだ。


枕元…にはぬいぐるみが大きすぎて置けなかったためベットに立て掛けて家を出た。

お茶を勧められたがそれぞれの地域を各サンタが分散しているとは言え巻いていかないと間に合わないので断っていた。


二件目は男の子で新作のゲームのソフト。その次の家も男の子でなにかのスポーツのボール。十件目は女の子で新しい絵本。十八件目の家も女の子だったがプレゼントはランニングシューズだった。中にはこんなプレゼントも…


『………これは本当に子供の願いでござるか?』


「んなわけないでしょ?」


『……まぁ一応行くよ?』


名簿の中には乱雑な文字で〔社畜生活からの解放〕などという願いが書かれていた。ルルドフ曰くごくたまに大人の願いが紛れ込むらしい。


『お願いします!もう単身赴任の社畜生活は疲れたんですっ!!サンタさんなんとかしてくださいいいいいいぃぃぃっ。』


男の家というよりアパートに着いた矢先いきなりファリアナは男に抱きつかれた。顔は赤くどうやら酒を帯びているらしい。


「な、な、何すんのよこの変態ッ!」


『ふぇ?……ブベェッ』


ファリアナにはお約束。男はドアに打ち付けられた。


『お、俺何をやっともダメなんですよ。今日もまたやっちまって…それにこの時期ときたら無性に妻と娘の顔がついつい見たくなって…』


ドアバンで少し落ち着いたのか男は今度は泣き出していた。そんな男に織は袋から一つのプレゼントを取り出す。


『めりーくりすます!さぁこれでも食べて元気を出すでござるよ!』


『あ……ケーキ?でも俺なんかが…』


しかし織は男の言葉を遮りそっと肩に手を置いて優しく語り始める。


『拙者、このくりすますとやらには歳なんて関係ないと思うのでござる。それにお主がしっかりしなくては娘さんや奥さんもきっと心配するでござるよ!』


すると男はさらに泣き出したが、直ぐに鼻をかみグッと拳を握った。


『ざ、ザンタざぁぁぁぁぁん!ハイッありがとう……ございまず。ズズゥー…俺頑張りますっ!!』


「なんなのよこの茶番…」


部屋は謎の空間に包まれていた。



『次でいよいよラストだねぇ。結構やるじゃないか天秤番!』


『そうでござるか?……おっ!』


織が照れ隠しのように名簿に目を落とした時見たことのある名前を見つけた。


『これそふぃあ殿があるところではござらんか?だとすればこれはあの子達のプレゼント』


「どれどれ?あー確かにソフィアの所ね。」


どうやら最後はソフィアと例の子供達のようだった。

すると突然ソリに付けられていた魔導機器から連絡が入ってきた。


『緊急事態発生、緊急事態発生!現在ダレイオリーの郊外にある施設上空にて賊の襲撃を受けている。応援をもと…ぐああああっ』


『賊?例の新手のことでござるか!?しかも……』


「他の人サンタもどうやら同じ担当だったみたいね。…」


『とにかく飛ばすよ!』


それぞれがそれぞれのことを口にしていた。


織達が着いた頃にはもう既に交戦は終わりを見せようとしていた。サンタのソリは墜落し始めその周りにはこれまた何かの魔導機に乗った数十人の男達が取り囲んでいた。


『まったくよぉ、クリスマスってのは最高だな!こんなにもプレゼントにあふれてやがる!』


『へへっボスも人が悪い…』


襲われたサンタは無事だったがどうやら賊達は施設の方へと標的を変えたようだった。


『バカ言うな。今からサンタの代わりにプレゼントを配ってやろうじゃねーか。……厄災と言う名の忘れられねぇプレゼントをなぁぁ…ヒャッハァァァァーーー』


すると半数はスピリードだったのか男達はスピリードを構えて施設を開始した。


「くっ……なんてことを…」


騒動で起きてしまい慌てふためく子供達をなだめながらソフィアは目の前の光景にただただ歯噛みしていた。


(主人様……)


ソフィアが子供達を抱きしめ自分の主人のことを思った絶対絶命のその時奇跡は起きた。


『うおおおおおっ!させないでござるっ!』


ソフィアがそんな聞き覚えがある声の方を恐る恐る目を開けると賊の攻撃を大剣でたった数振りで薙ぎ払ったサンタクロースがそこにはいた。


『またサンタクロースかっ!おいおいどんだけ俺らにプレゼントくれるんだよ!!』


賊は攻撃を消されたことに多少驚いていたが直ぐにサンタと気づきヘラヘラと笑い始める。


(大丈夫でござるか?そふぃあ殿!)


(やっぱり…来てくれたのですね主人様っ!)


織は心話を通してソフィアと会話を始めた。


(遅くなり申し訳無い。せっかくのくりすますだと言うのにまたその子達に怖い思いを…)


織が申し訳なさそうに言った。しかしソフィアの口からは案外明るく一言。


(いえ来てくれただけでも…大丈夫です。 考えはあります)


そう言って心話を終わらせたソフィアは子供達に向き直り大声でこう言った。


「みんな落ち着いて!大丈夫これはサンタさんからのプレゼントの!」


すると泣いていた子供達が次々と笑顔を見せていく。


『な、なんだぁ〜ショーだったのかぁ。』


『よ、良かったぁ』


「よし。さぁみんな正義の味方サンタクロースさんを応援しましょう!」


下からは子供達の歓声が聞こえていた。賊達は当然訳が分からず静止していた。


『なるほど、見世物にして逆に子供達を喜ばせるのでござるな!』


「そうと決まれば盛り上げてやろうじゃない!」


そう言ってそのまま織はソリに乗ったまま賊の軍勢の中へと突っ込んでいった。


『ば、ボス!これは…マズイです!』


『わ、分かっている。ひとまず体制を立て直すぞ!』


賊達はまるで蜘蛛の子を散らすようにバラバラになった。


確かに実力はあるようだが風の速さで駆け抜け、その速さに負けない速度の斬撃を繰り出すサンタクロースに誰一人として太刀打ちできずにいた。しかし


『これじゃあダメだわっ!』


空中で旋回している途中いきなりルルドフが叫び出した。


「なに言ってんのよちゃんと数減らしてるじゃない。余裕よ…余裕。」


『そんなんじゃないわ。このショーには決定的に華がかけているのよ!』


『そもそも見世物ではござらんが…うーむ』


確かにルルドフの指摘は正しかった。織の攻撃や行動は天秤番なら大正解なのだろうが今は一人のサンタクロース。子供達を楽しませるには少々物足りなかった。


『アタシに考えがあるのよ。精霊だからか少しぐらいなら魔術が使えるから協力するよ!必殺技をド派手に決めてやろうじゃないか。』


ルルドフはとんでもないことを言い出したのだった。それに対してファリアナは…


「まさかアンタいきなり女の子の姿になって戦ったりしないわよね?」


なぜかそんなことを聞いた。


『人型?まぁ一応できるけど…アタシ戦闘のセンスゼロだからねぇ…』


そ、そうと言った具合に何故かファリアナはひとりでに安心していた。


『クッソ…調子に乗りやがって!あめえら、まとめて一気に行くぞ!覚悟しやがれサンタごときがぁぁ…』


そうこうしている間に賊達は束になってかかって来ていた。どうやらここで決めるらしい。


『行くよ天秤…いやシキ!アタシの後に続いて心の中で呪文を唱えな!力を貸してやってるからアンタでもできるはずよ!』


『了解でござる!!』


織は心を鎮めて目を瞑る。そして言葉を心の中で復唱し終わり、相手目掛けて渾身の一つを叫びながら放つ!


『えーっと…ひ、必殺!クリスマスの爆炎弾閃ジングルベル・バクエンスマッシュ!』


『なっ……』


男達が声を上げたのはほんの一瞬。

織の刀は何故かかすかに熱と炎を帯びながら賊の軍勢を一刀両断する。そしてすぐに凄まじい音と共に辺りの寒さを吹き飛ばすかのように


『おおーサンタスゲー!でも名前ダセェ。』


ある男の子。


『私聞こえたよ!ござるって言ってたよあのサンタ。って言うことは織お兄ちゃんじゃない?』


鋭い少女。


『確かにあれアイツだな。それにしても名前ダサ過ぎだな。まったく…』


「あはははは…」


大喜びする子、全力でサンタを応援している子、かなりの酷評をする子。様々な子達の反応にソフィアは苦笑いをするのであった。


賊はと言えばどうやらはるか彼方へと飛ばされたらしい。


『ふうー何はともあれ一件落着!くりすますとは奥が深い大変ものなのでござるな…みんなぁめ、め?…メリークリスマス!!』


全ての仕事を終えたサンタはそう言い残し、また雪空を駆け抜けて帰って言ったのだった。


この後【爆炎のサンタクロース】の噂が子供達の間で大人気になりやがて語り継がれていくようになるのはもう少しだけ後のお話し。

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