10 自身初のお見合いでテンパりまくる女騎士がかわいすぎる件

「う~ん……」


 僕が隊長室に入ると、カレンさんは、手に持った何枚かの資料とにらめっこしながら、苦い顔でうんうんと唸っていました。


 職場の内部資料ではなく、どこかから送られてきたような書面のようです。基本仕事関係でこのような顔は一切しないカレンさんですから、珍しいといえば珍しいかも。


「隊長、どうなさったんですか?」


「――――」


 また無視するカレンさん。多分それぐらい思い悩んでいるということなんでしょうが――。


 しかし、これだけ僕に気が付かないとなると――ちょっと、意地悪したい気持ちがむくむくと湧き上がってきちゃいます。


 ということで、僕はカレンさんの耳元まで近づきました。


『ねえ、隊長……どう……なされたんですかぁ……? ふぅ……』


「わにゃんっ!???」


 僕が微かな吐息でもって、カレンさんの耳たぶへ息を吹きかけると、今までで聞いたことのないような悲鳴を上げて飛び上がりました。かわいい。


 思い付きでしたことですけど、もしかしたらカレンさん、耳とかうなじとか感じやすい体質なのでしょうか? これはいい情報をゲットできました。


「えへへ。隊長、隙だらけですよ? ここが戦場なら、今の一瞬で首根っこまるごと持っていかれてますね?」


「その前に貴様を上回る速さでもって瞬殺してやろうかこの変態めっ!?」


 傍に置いていた大剣を手に取り、大上段に構えたカレンさんでしたが、その拍子に、それまで手に持っていた書類をばさばさと取り落としてしまいました。


「ん? 隊長、今床に落とした資料コレって、なんですか? なんだが、いい格好した若い男性の写真ばかりですが――」


「! あ、こらハル見るな! それをこっちに寄越せ!」


 寄越せといわれて寄越すバカがどこにいましょうか。よしんば言う通りにしたとしても、それは、この中身がどんなものなのかをきっちり把握させていただいてからです。


「ん、と……年齢――身長――それから体重――現在の役職――ってなんかまるでこれからお見合いする人みたいな感じですね」


「うぐっ……!!」


 あら、図星。というか、カレンさんが思い悩む原因のほとんどは男女交際がらみのことですので、予想しやすいことこの上ないんですがね。


「あの……隊長」


「教えないぞ」


「まだ何も言っていないじゃありませんか?」


「いや教えてほしそうな顔をしているじゃないか」


 そんなの当たり前です。だって、お見合いということは僕のカレンさん(勝手に認定している)が、他の男と会うんですよ? そんなの詳しく聞きたいに決まっているではありませんか。


「じゃあなんで教えていただけないんですか? 僕、気になってしょうがないんです。


「いやだって……ただの部下のお前には、その……関係ない話だし」


「むぅ~……」


 またカレンさんはそんなことを言います。


 そっちのほうこそ、本当は聞いてほしそうな顔してこちらを見ているくせに、です。カレンさんのこういうところも、もちろん可愛いんですが、それと同時にちょっと面倒くさいところでもあります。


「そんな膨れっ面をしても駄目なものは駄目だ。とにかく、お前はさっさと仕事に行け! 今日は丸一日の遠征予定だろうが」


「ぐえっ!?」


 カレンさんに背中を思い切り蹴とばされた僕は、そのままごろごろと転がりながら隊長室から厄介払いされてしまいました。


「痛ったいなもう~……隊長ってば、本当に乱暴なんだから」


 今もじんじんと痛む背中をさすりながらも、僕は、相変わらずカレンさんのお見合いのことを考えていました。


「仕方ない……カレンさんから聞けないのなら、僕も別の人にお願いするしかないか」


 あの反応から見ても、おそらく初めての見合いとなるであろうカレンさん。その彼女が誰にも相談せず一人で思い悩むなど、ということは考えられません。


 そして、カレンさんが相談できる人物となると、あの人しかいません。


 ということで、すぐさま僕の足は、その方が務めている王立魔導研究所へと向かっていったのでした。


 × × ×


 一般世間における休日の昼間となると、ここ王都もかなりの観光客や商人たちであふれかえり、活気に満ち溢れています。


 そんな王都の中心部にある高級ホテルのラウンジ――の中の様子が良く見渡せる建物の屋上で、僕は息を押し殺してじっとしていました。


「やあやあハル君。遅くなってゴメン。ちょっと急な仕事が入っちゃって――対象の様子はどうかな?」


「特に変わらずド緊張状態のままですよ、マドレーヌさん。このままの様子なら、大方の予想通り、残念なことになってしまうのは確定的ですね」


 音を殺しながら、マドレーヌさんが僕の横で腰を下ろしました。


 彼女こそが、今回の情報提供者であり、そして、この作戦の重要なパートナーです。


「よかったんですか? 大事なお仕事を抜け出してきちゃって」


「バカだなあ、ハル君。こんな面白そうなエンターテイメントをほっぽり出して仕事なんて出来るわけないじゃないか」


 くつくつと笑い声を漏らしながら、マドレーヌさんは、魔法衣ローブのポケットからとある魔道具を取り出しました。


 そこから漏れ聞こえるざわざわと騒がしい音声は、今、僕らの視線の先にあるホテル内部のもの。盗み聞きスキルを応用したマドレーヌさんの即席試作魔道具『盗聴七号』が、その能力を如何なく発揮していました。


 これで、これから向かいのホテルで開かれるカレンさんの初見合いの様子をバッチリと記録することができるでしょう。さすがはカレンさんの親友、そのマッドな才能は称賛に値します。


「でも、どうしてマドレーヌさんがこそこそとこんなことをするんです? だいたい今回のカレンさんの見合い相手を斡旋したのは、あなた本人なのに」


 そうです。あの時カレンさんが見ていた男性の写真を送りつけたのは、実は、横で意地の悪い表情を浮かべているマドレーヌさんその人でした。


 ということは、今回のお見合いの関係者――というか中心人物といっても過言ではありません。それなのに、どうして招かれざる客である僕のことに協力してくれるのでしょうか。


「勘違いしないでほしいわね。今回私は旦那のつてで、カレンの見合い相手を見繕ったわけだけど、あくまで私がやったのは、それだけよ。つまり私は今回ばかりは部外者ってわけ」


 ということは、つまり、彼女の言い分の信じるとすれば、今回の見合いを計画した別の人物がいるということになります。


「ふふ、その正体を聞きたいって顔してるねハル君。でも、ダ~メッ。それについては守秘義務もあるからね」


「ええ、そんなぁ~。お願いですから教えてくださいよ! ねっ、マドレーヌさんっ?」


「はは、ダメダメ」


 僕が可能な限りの可愛さを振りまくものの、マドレーヌさんは困惑する素振りすら見せません。むう、カレンさんならすぐにでもたじろぐのですが……やはり色々と経験をしているマドレーヌさんには通用しないですね。


「……君がこの道を突き進むのなら、最後に必ずぶち当たる相手であることには間違いないよ。まあ、とりあえず私から言えることはここまでね。さっ、そろそろ相手の男のお出ましの時間だ。後はじっくりと、影から我らの誇る女騎士の初体験を応援してやろうじゃないか」


 とっさに身を乗り出して見ると、すでにカレンさんと向かいあう形で一人の男がテーブルに腰かけていました。身なりを見るに、相当いいところ出の御曹司といったところです。


『こんにちは。えっと、カレンさんですよね? 私、バアド商会に努めているジィズといいます。今日はよろしくお願いしますね?』


『は、はひっ。ど、どどどど、どぅも……』


「アハハッ、最初っから飛ばしまくってるね~、我が親友は。挨拶でこれじゃあ、この後どんな面白……いや、悲惨なことになるのかわからないわねえ」


 あんまり派手に笑い転げてしまうと、さすがにカレンさんにバレる可能性が高まるため、マドレーヌさんは思い切り噴き出すのをこらえています。


 確かに、今のカレンさんを見ると、そんな反応を示されるのも不思議ではありません。


 まず服装。お見合いということで、いつぞやの結婚式以上に、カレンさんはかなりめかしこんでいらっしゃいますし、髪型もどこかで事前に手入れをしてきたのか、普段の仕事ではただ後ろにまとめているだけの長髪をアップにするだけでなく、これでもかというほどゴテゴテに髪飾りを装備していました。


 それに対して率直な感想を述べるとすれば『明らかにやりすぎだし盛り過ぎ』で、ハッキリ言って全く似合っていませんでした。

 

 誰がカレンさんにそうするようアドバイスしたのでしょう――ああいう格好が似あうのは、それこそこの国の姫であるエルルカ様だったり、『ホワイトクロス』の――えっと、なんとかマルさんのような背格好のひとで、細く引き締まりながらも、鍛え上げられた肉体をもつカレンさんにふさわしくないのです。


「……面白くなさそうだね、ハル君?」


「当たり前ですよ。というか、なんなんですかアレ? カレンさんをまるで『普通の女の子』の枠に無理やり押し込めるような――カレンさんには、もっとカレンさんらしい立ち振る舞いがあるのに」


 意地悪そうな笑みを浮かべて問いかけてきたマドレーヌさんに、僕は不満を隠すことなく、吐き捨てるようにそう言いました。カレンさん検定1級(自称)保持者としては、今から会場に殴りこんで一言モノ申してやりたい気分です。


「まあ、そう言ってやらないでよハル君。あれはあれで、【親心】として仕方がない部分もあるんだからさ」


「え? 親心……?」


「ほら、ハル君、会話に集中して。この『盗聴七号』も万能じゃないから、ちゃんと聞き分けしないと、肝心の情報を聞き漏らすかもしれないよ?」


 なんだか気になるワードを出してきたマドレーヌさんでしたが、説明する気はさらさらないようです。


 この人、多分カレンさんでなく僕の様子も観察するためにここにいるような気がしてなりません。本当に喰えないお人です。まあ、協力してもらっているので、そこはその対価としてお支払いしておきますが。


『プロフィール読ませていただきましたけど、カレンさんはすごいんですね。女性なのに、王都の騎士団に所属している現役の騎士だなんて。僕も子供のころは騎士の仕事にあこがれてましたけど、結局騎士養成学校の試験にすらパスしませんでしたから』


『え……いや、そんな大したことは』


『大したことですよ。僕なんてただのしがない商会の、あくまで小間使いみたいな立場ですからね』


 何を謙遜しているのでしょうかこの男は。マドレーヌさんからの事前情報によると、あなた、マドレーヌさんの旦那さんが代表を務めている商会の、ナンバー2だそうじゃないですか。


 金もあり、そして地位もある男の謙遜程の嫌味なものはありません。


 激務薄給の新人騎士の僕の血管は今にも千切れんばかりに、暴れまわっています。


『ところで、カレンさんは騎士団でどんな仕事をされていらっしゃるんですか? 見たところ、結構鍛えられていらっしゃるみたいですけど』


『え? え、え~っと、それはその……』


 カレンさんは遠目で監視していてもわかるほどに、わかりやすくもじもじし、


『こ――後方支援でぇす……みたいな』


「ぶふぉぁッ!??」


 カレンさんの言葉に、マドレーヌさんがいよいよ耐え切れずに噴き出してしまいました。はい、もちろん僕もやらかしてしまいましたよ。だって、あまりにも似合わなすぎる答えですから。


「ひひひっ……そんな鍛えられた上腕二頭筋をもった後方支援がどこにいるんだっての。アンタが後方職なんてやったって、どうせ前線で星球武器モーニングスターを振り回す破壊者デストロイヤーにしかなれないって」


 失礼ながら、僕もそう思います。というか、そのイメージしか浮かびません。


 ちなみに、近衛騎士団については、隊長などといった管理職以上の人間についての情報は、一般には公表されていません。【ブラックホーク】の女隊長として有名なのはあくまで騎士団や、それに近しい間柄だけです。


 それはそれとして、なぜカレンさん、そんなつまらない嘘をついたんでしょう――それも、誰かの差し金なのでしょうか。


 相手も『へ、へえ……』だなんて言ってますし。絶対違うだろ、って内心思われてますよカレンさん。


 × × ×


 そして、その後も、カレンさんは散々のやらかしを見せて、そして聞かせてくれました。


 さすがにテーブルマナーまでは予習しておく暇がなかったのか、ナイフとフォークをもってかっちこちに固まって食事どころではなくなったり、それでいて緊張のあまり喋りは毎回どもってしまって、相手が何度も『え?』と聞き返すこともしばしば。


 カレンさんも、やらかしながらそのことを理解しているのか、どんどん意気消沈しながら、その後をやり過ごしていました。


『えっと……カレンさん。今日はこういう機会を設けていただいてありがとうございました。騎士団の方とお話しするなんて中々ありませんから』


『い、いえ……こちらこそ。普段私も騎士団以外の人と話すことはないので……商売のこととか、色々聞けてよかった、と思います』


 今回のお見合い、どうやら立ち合い人のいない、当人同士の顔合わせのようなものだったらしく、約一時間ほどの食事と談笑で、どうやらお開きのようです。


 カレンさん(二十九歳独身女騎士)にとっては初めてのお見合いでしたが――

その結果はほろ苦い結果――いや、もうちょっと苦いかな――に終わってしまったでしょう。


 隣のマドレーヌさんはというと、どうやら相当楽しんだらしく、言い方はかなり下品かもしれませんが、まるで『一発ヤッた』後みたいな感じで、息があがっていました。


「さあて……そろそろ行きつけのバーの予約をしておこうかな。どうせこの後カレンが『やっぱり私に結婚は無理なんだうわあああん!』って泣きついてくるだろうし。あ、魔道具の回収は、ハル君に任せたから。んじゃ、私は仕事があるからこれで」


 満足したようすで、体をひと伸びさせてマドレーヌさんは、僕に『盗聴七号』を放り投げたあと、仕事着である白い魔法衣ローブをなびかせつつ、颯爽と去っていきました。


「僕も帰ろうかな。まだ午後の仕事溜まったままだし……」

 

 魔道具を懐にしのばせた後、僕もゆっくりとその場をあとにしようとしたその時、


『あの――それで、カレンさん。次はいつ会えますか?』


 という男の声が僕の耳に滑り込んできました。


『ほえっ!? あ、あの……今なんと』


 それまで一切脈のないように見えた男の申し出に、カレンさん自身も大変驚いている様子でした。

 

 僕の胸も、その言葉でいっきにざわめき始めました。


『今日はもともと顔合わせ程度という話でしたし……それに、カレンさんも大分緊張しているように見えましたから。今度はもう少しかしこまらない形で、と思ったんですが……』


 僕はすぐさま盗聴器を耳に押し当て、カレンさんがどのように答えるのか、祈るように待ちます。

 

 断れ、断れ、断れ――。


『え、えええええっと……』


 カレンさんの動揺が魔道具越しに伝わってきます。まさかの二度目の申し出。予想外のアプローチ。


『その、私、は――』


『――泥棒! 捕まえてぇ~!』


 と、カレンさんが答えを言う前に、年配の女性の悲鳴がホテル内に響きました。


 とっさに乗り出して状況を確認すると、どうやら上流階級風の格好に扮していたであろう盗賊の男が、女性に対し窃盗をはたらいたようです。空いているほうの手には、鋭利なナイフが握られていました。


 振り回している手つきと、犯行の大胆さから見るに、おそらくかなりの手練れではあるようですが。


 しかし、今回ばかりは、この盗賊は、運が悪かったとしか言いようがありませんでした。


『待て――そこの盗賊の男』


 逃げようとする男の目の前に立ちはだかったのは、もちろん、テーブルナイフを相手へと突き付けるカレンさんでした。


 はた目から見ればなんと無茶なことをする女性に見えることでしょう。事実、お見合い相手の男も『カレンさん、無茶ですよ!』と制止しようと声を上げていましたし。


『心配は無用ですよ、ジィズさん。このぐらいの暴漢の制圧など、おもちゃ一本あればそれで十分ですから』


『なにィ……?!』


 仕事モードの口調にもどったカレンさんに、盗賊の男は明らかな不快感を示します。鍛えられているとはいっても、女は女です。逆上しても不思議ではないでしょう。


『ふざけんじゃねえぞ、女! そんなテーブルナイフでこの俺と渡り合おうってか? ならやってみろや。返り討ちにして、その御高そうな服を切り刻んで、そこの男の前でぶち犯してやろうかぁ!?』


『ふん、よく吠える男だ。いいから来い。格の違いというものを教えてやる』


『このクソアマッ……ならお望み通りぶち殺してや――ぁ』


 男が、その言葉を言い終わることはありませんでした。その前に、稲妻のように疾駆したカレンさんが、ナイフの柄で、盗賊の男の額を強かに打ち抜いたからです。


『すまんが、今日の私は機嫌がどこかおかしくてな。ほんの少しばかり本気をだしてしまった』


 ほんの一瞬で昏倒した盗賊の男を無力した瞬間、魔道具が壊れようかというほどの歓声が、わっと、鳴り響きました。


『すごいな、お嬢さん!』

『本当! まるで本当の騎士さんみたい!』


 聞こえてくるのは、そんな称賛の言葉ばかりです。あまりこうして語る機会がありませんが、本来カレンさんは凄い騎士なのです。百戦錬磨のカレンさんが、盗賊ごときのチンピラに遅れをとることなどありません。


『カレンさん……』


『ジィズさん。さっきの申し出ですが、辞退させてください。誘ってくださって大変うれしいのですが、私は前線を任されるれっきとした騎士です。やはり、このようなこと、私には合わないようですので』


 二度目のデートの約束を断ったカレンさんは、いつもの仕事用の口調で盗賊を小脇に軽々と抱えてホテルを出ていきました。

 

 相手の男も、その有無を言わさぬ口調に、追いかけることはせずその場に立ちつくしていたようでした。


「……今度こそ終わりかな。さ、さっさと戻ってカレンさんを出迎えなきゃ。あの不運な盗賊を衛兵に引き渡す準備もしなきゃだし」


 カレンさんが断ったくれたことに、ほんの少しばかり胸を撫でおろした僕は、使用後勝手に壊れるよう設定してあった『盗聴七号』の仕事ぶりに感謝しつつ、早足で、その場から立ち去ったのでした。


 ただ、少しだけ心残りだったことがあるとすれば。


 もし、盗賊の男が現れなかった場合に、カレンさんがどういう答えを出すつもりだったのか――それだけが、僕の胸の内に、とげとげとした感情を残していったのでした。

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