行間 神崎七海の独白

 ベッドの中で目を閉じながら神崎七海は考える。

 そして、あった出来事を思い返す。


「どうしよう……あんなことを言われるなんて……」


 思い出すたびに顔は熱くなり、恥ずかしさから身悶えに耐えられず、ベッドの上で転がり回る。


「あぁ……ぁぁぁぁぁぁぁぁぁ……」


 本当に良いのかな?あの言葉を真に受けても。


「でもでもでもでも!」


 私から押して嫌われちゃったりしないかな?


 大丈夫なのかな?


 神崎七海は起き上がり、手元にあったぬいぐるみを抱える。


「大丈夫……だよね?」


 周りからは「もっと素直になろうよ」なんて言われてるけど、そんなことない!


「うん、大丈夫! なはず……」


 すると、安心したのか、神崎七海は眠りについた。

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