第5話この形は、どんな形?

「えーーーーっ!だって···」

「約束は、約束だろーが!」前回のゲームで、李杏が声を出したから、その罰ゲームで僕が言ったのは···


「だっめ、そこ···おしっこ出るとこだし···」俯きながら、身体をモジモジさせる李杏。当の本人が、その前に同じ事をされてる事すら気付いてないようだが···


「でも、いつ?」

「こ·ん·や!」再び、固まる李杏。

「でも、ママもお兄ちゃんも···」

「いないんだなー。お兄ちゃんは、彼女とデートだし、ママはなんだっけ?お葬式?撲滅式?」撲滅式?聞いたことない···

「それって、告別式?」李杏の方が、頭はいいらしい。



 だから、ふたりだけの夕飯も、


「えーーーーっ!なんでぇ?」という李杏に対し、遼太は、

「だって、こういうのは男が好きなんだって、お兄ちゃん読んでる本に···」あっ···

「本?そんなの読んでたの?遼ちゃん」

「ちょ、ちょっとだけ···言うなよ?怒られるから」好きな女の子に怒られると弱気に出るのも、惚れた弱みってやつで···


 バサッ···


 李杏を連れ、謙悟が隠してるベッドマットの下から数冊のえっちな本を取り出した。


「わっ!きゃっ!!えっ!!まっ!!凄い···」思春期なせいもあり、えっちな気持ちよさに目覚めかけた時期でもある李杏の食らいつきが凄かった。


「だめだって!!怒られる···」半ば強引に奪い返し、同じ所に隠した。


「見たかったーーーー」

「······。」女の子も、えっちな事に興味があるんだ···


「だからさ、ヤッて!裸でエプロン。人が来たら、僕が出るから!ねっ!」渋々納得した李杏は、部屋で服を脱ぎ始め、家庭科で使ってるエプロンを身につけたものの、それは丈が短いのだから···


「丸見え···」に近く、

「見ないでよ!恥ずかしいんだから!」とエプロンの裾を引っ張るも、お尻が丸見えという事は、どうでもいいみたいで···


 トンッ···トンッ···トンッ···とゆっくりではあるが包丁の音を鳴らしつつ、


「あっ···だめぇーんっ!」背後から遼太からの胸攻めを受けつつも、


「頂きます!」と野菜炒めと味噌汁を堪能したふたり。


「もぉいいよね?終わったし」李杏は、脱ごうとする手を遼太は止め、


「次は、膝枕がいいな」

「良くしてるじゃん」

「は·だ·か·で!さ、エプロン抜いで」

「······。」


 李杏は、思った。絶対にいつか仕返ししてやる!と。そんな時すら、こないのに···


「な、なんか恥ずかしい」裸のままソファに座り、遼太の頭が軽く太腿に掛かる。


「こっちかなー?」悪戯っぽい笑みを浮かべながら、反対側に向き、手が胸を揉む···


「やぁだ···これじゃ、テレビ見れないよ?」

「いいの。お前を見ていたいから」大人の男でもこんな台詞は、吐かないのに。子供だから、言えること···


 暫くは、遼太の胸攻めを無視しようとした李杏だったが···


 やんっ···だめぇ···と足をモゾモゾさせる。


「もっと、気持ちよくなりたい?ここ?」頭を少しあげ、草が生えかけた部分を指で押す遼太。

「うん···かな?」

「じゃぁさ、ここで大きく足を開いて···」

「ええっ?!」

「見てあげるから!」

「うん。見るだけだかんね」李杏は、遼太に言われるまま大きく足を開き、目を閉じた。


「あ、濡れてる。なんか、キラキラしてる。こりゃ、重症だ。」李杏のソノ部分は、中から愛液が溢れ、キラキラと光っていた。


 ツンッ···


「治療しないと!」いつしか、気分はお医者さん。李杏もノッてきて、

「先···生?あぁ···っ!!」


 遼太は、チクチクする割れ目を開き、マジマジ観察した後、舌を小さくポツっとなった部分に当てた。


 あんっ······だめぇ······足を閉じようとする李杏を抑え、ピチャピチャと舐める。


 やっ······ひゃっ···ふっ···あっ···


「遼太···あふっ···」李杏の手が、遼太の頭に乗り、顔を紅潮させていく。


「気持ちいいの?ここ」

「うん。気持ち···いい。でも、力が···」

「上いこっ!!」李杏は、遼太に支えられるように部屋のベッドに横になり、足を広げ遼太は顔を埋める。


「今夜は、誰も居ないからね。いっぱい気持ちよくしてあげる」そう言い、またピチャからと舐める。


 あぁっ!!んっ···んっ···んっ···


 身体をくねらせ、声を出す李杏の姿は、子供とは思えない姿をしていた。


「これは?」小さな突起物を指で早めにしごく。


 ひゃんっ!らめっ···そこ···あんっ···らめっ···らめっ···そんな動きが面白いのか、何度も何度も早く動かし、


 ら、ら、ら、らっめーーーーっ!!上体を仰け反らせ、足をつっぱらせた李杏。


「だ、大丈夫?いま、凄かったぞ?」遼太の心配する声に、李杏は息を荒げて、


「大丈夫···なんか、痺れた」といい、遼太の手を握る。



 少し休んでから、


「今度は、僕の番だかんね!」と服を脱ぎ、ベッドに寝転がる。


「うん。けど···」

「なに?」

「こんな形だった?なんか、前に見た時より大きいような?」

「わかんないけど、凄いムズムズするよ、僕」


 李杏は、おそるおそるその大きなおチンチンに口を近づけ、ゆっくりと口の中に入れてみた。


「おおっ···すごっ。口の中って熱いんだ」やり方がわからず、遼太の指示を待つが、偶然舌があたり、声を出したからその部分に近いところを舌で舐めたり、口を動かしたりしてみた。


「凄い。気持ちいい···李杏」遼太は、静かに李杏の太腿に手を置くが、気持ちよくなると力が入る。


 はぁ···うっ···あっ···


 目を閉じ、気持ちよさに耐える遼太。


 チュポッ···チュポッ···繰り返し動く口と舌先に、遼太は、


「な···あっ···いつもの···出っ!!はぁーっ」李杏は、訳がわからず、ただただ動きを止まらせ口の中にいっぱい注がれた苦い液を受けつつ、固まった。


「うげっ!!にがぁーいっ!!きらーい!」とティッシュにダラダラと吐き出し、それでもまだ苦いのか、洗面所にいきうがいを始めた。


「苦いと言われても···げっ!!まっず!!」ティッシュについたのをペロッと舐めた遼太は、あまりの苦さに固まるが、通常このようなことはかの男性諸君はしないであろう。



 数分して、李杏はスッキリした面持ちで布団に潜ってきた。


「あんな苦いとはな···」

「うん。でも···」顔を見合わせ、


「「気持ち良かったねーーーー!!」」やはり、そこは双子である。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る