第4話揉んでもいいですか?
お風呂の事件から数週間後···
学校で李杏と長谷部が、また仲良く話してるのを偶然にも目撃してしまった。他の奴もいたけど···
『あいつ、ほんとになんなんだよっ!!』
「ムカつくよな、長谷部の奴」ベランダ越しに見ていた遼太の隣で佐々木敦が声を掛けてきた。
「お前も好きな女盗られたの?」
「いや···そうじゃないけど。最近、李杏の周りにいつもいるから。それだけ···」
「そっか。俺は···盗られた。あいつに···」敦には、昔から好きな女の子がいた。告白して付き合ってたのは知ってたけど···
「別れたの?あんな仲良かったじゃん?」
「別れた、っていうか、お互い気不味くなってな」
「ふーん。」あの中に敦が付き合っていた美久の姿はなかった。
「美久は?」
「さぁな。あいつが何を考えてんのか知らんが、今は他の学校の奴と付き合ってるとか」
男ふたりで、ぼぉーっと李杏達の輪を眺めてたら、フッと長谷部がこっちを見て、笑った。
『あいつ···またっ!!』隣に敦がいることすら忘れた遼太は、キッと長谷部を睨む。がそこには、長谷部に肩を抱かれた李杏が居て、目があった。
『あんのやろぉーーーーっ!!李杏は、僕のだ!!』という訳でもないが、とにかく遼太はイライラして5時間目に担任の横溝に注意されてばかりいた。
が!!
「じゃ、本当の本当に、なんともないんだな?」
「うん···そうだよ。寧ろ、私が避けたい位」
学校から帰ると、「おやつー!」と叫ぶ李杏を半ば強引に部屋に連れていき、昼休みの事を問いただした。
「だって、私···」
「あ?なんだよ···」
「なんでもない。やったぱ、いいや···」話の語尾を濁らせ、話題を変えようとする李杏。
「なんか、機嫌悪いし」
「別に、怒ってなんかねーし。ムカついてるだけ」そう言い、ベッドに身体を投げつけた。
「ほんとに?」
「うん···」
「じゃ、私が告白されても?」
「······。」なぬっ?!それは、初耳だぞ?
「気に······しない?」
「する···」ベッドに起き上がり、李杏を見つめる遼太。
「したの?」
「うん···」もう経験済み?
「いつ?」いつだ?いつ、したんだ?!
「この間···好きだって···」
『な、なんだ、告白か。驚かせやがって』
「お前······は?」聞くのが怖かった。
「では、ここで質問でーす!」
「へっ?」なにを突然?
立ち上がり、ベッドに腰掛けた李杏は、
「その告白、断ったか?受けたか?どーっちだ!」と質問した。
『んなもん、わかるわけねーだろ!でも、前に聞いた時···』
「当てたら、なんかくれる?」
「えー?あげるのなんかないもん。じゃ、お願い事ひとつだけ、聞いてあげる!嘘はつかないよ。お兄ちゃんじゃないし」と、謙悟がくしゃみをしたかどうかは、さておき、
「断った。お前、前に好きな奴いるとか言ってたし···」
「あー、あれか。うん、そうだね。いるよ、ちゃんと···で、何かな?お願い事は」
ゴクッ······
『見える。おっぱい···』
「なんでもいいか?」
「うん。あんま変なことじゃなきゃいいよ」
「じゃ······みたい」
『だから、服の胸元から見えてるんだって!』
「みたい?何が?」
「ちげーよ。それだよ、それ」と李杏の胸を指でつつく遼太。
「えーっと、これは···」咄嗟に胸を隠す李杏。
『やっぱ、駄目か。風呂で触るのとは違うからかなー?』
「······よ。触っても!」顔を少し赤くし、服を脱ぐ李杏。そんな行動に驚きつつも、眺める遼太。
「ほら、触って!」遼太の手を取り、自分の胸に手を当て、目を閉じる李杏。
「柔らかい···」ムニュッムニュッと優しく李杏の胸を揉んでいく遼太。
「だめ···これ以上は···んっ」遼太の手を抑えるも、離そうとはしない李杏。
「だって···あっ、ここ凄い···」遼太は、掌に収まっている胸の中央に固くなった感触を感じ、器用に指で挟み、更に揉み続けた。
「李杏?どんな感じ?」小さな声で聞いてみる。
「なんか······い、言わなきゃ···だめ?」目を閉じ俯く李杏。
「聞いてみたい」と言った遼太だったが、ふとこのポーズが、謙悟が見てるえっちな本に出てたのを思い出した。
「えっ?ちょっ···ひゃっ!」李杏の足を大胆に広げ、パンツの上から盛り上がってる部分を強弱つけてゆっくりとなぞる。
「ねっ、こうされるとどう?」
「わ···かんない」そう李杏は言うが、明らかに指に伝わる濡れた感触。
「でも、なんかパンツの滑りが悪くなったよ?ほら···」李杏の手を自分のパンツに持っていくと、ビクッとして手を引っ込めた。
「ね?なんか、可愛いよ。李杏」遼太の喋りや息遣いが、耳から伝わりますます顔を赤らめ足を閉じようとする。
「だめだよ、閉じたら触れない···」
「で、でも、これじゃ···」約束が違う、と言いたい李杏だが、うまく言葉が出ない。
ピクッ······
「や、やめっ······んんっ」パンツの中に手を入れると少しチクチクした感触。更にその先は、
「こんなに濡れるの?女の子って」グショグショに濡れていて、パンツをずらしていったら足で脱がす事が出来た。
「凄いねー。こんなに」楽しくなった遼太は、ゆっくりと濡れた周りを指でなぞったり、穴みたいなとこに指を少し入れたりして、楽しんでいたが、されてる李杏はたまらない。
「やめて······んっ···や、はぁんっ!!」嫌がってるのか?気持ちよくなってるのか?わからない言葉で、全体重を遼太に掛けてくる。
「そう?じゃ、やめるね!楽しかったし」
「······。」顔を赤くし、トロンとした目で遼太を見るも、自身の大胆な格好に、
「遼太のばかっ!えっち!!」とベッドに潜ってしまった。
クンッ···
「なんか変わった匂いだね。味ってすんのかな?」少し舐めてみたが、味はしなかった。
「遼太の変態!えっち!」布団から少し顔を覗かせた李杏が、ボソッと言い再び布団を閉じた。
下の方で、玄関を開ける音と共に謙悟の声がし、ふたりバタバタしながら部屋のチェックをし、李杏は服を着直した。
「ふぅ、これで大丈······ぶっ!だっ!!」扉に手をついていた遼太は、急に開いた扉でバランスを崩し謙悟に当たる。
「うわっと!何してんだ、お前···」
「あーっ!それ李杏のっ!!」謙悟が、口にくわえていたのは、李杏の好きなキャラメルエクレアだった。
「さいって!!」頬を膨らまし、謙悟を睨む李杏に、謙悟は、「あとでなんか買ってくるから!すまんな」と口を動かし扉を閉めていった。
「また、後でしてみよーな」
「えっ?う、うん······夜だよ?」とふたり声を潜め顔を近付けた。
夕飯は、珍しく賑やか···過ぎた。
「だから、うるさいって···」
「パパ、お仕事暇なの?」珍しくテーブルに父·潤悟の姿があった。
「単に今はやってるのがキリがついたんだよ」垂れた目尻を更に垂れさせながら、子供達の顔を見る。
「お前らも大きくなったな」
「そうか?変わらんだろ。あ、遼太は背が伸びたか?いや、縮んだ?」謙悟のふざけに遼太も乗ろうとするが、テーブルの下で謙悟の攻撃にあい、話を切り替えることに。
翌日は、土曜日という事もあり夜遅くまで家族団欒が続き、
「おやすみ···」目をこすりつつふたり部屋に戻る。謙悟は、何やら潤悟と学校の話をしていた。
「おやすみ。ちゃんと、お布団掛けて寝るのよ」真澄の言葉を背中で聞きつつ、部屋に戻ると······
「凄く眠かったのにね」
「うん」何故か眠気が消え、布団に入る事に。
「李杏?」
「うん?」
「起きてる?」
「うん···」背中を合わせての姿をしていたふたりだったが···
「えっち。いま、お尻触ったでしょ」
「うん。柔らかいから···。ね、こっち向いて」李杏が、身体の向きを変えると、顔が近くなり、
「ね、キスってのしてみる?」
「えっ?でも······」李杏が、何か言う前に遼太は、強引に自分の唇を急に押し付け、歯に当たり失敗。
「もう一度···」失敗。鼻に当たった。
「電気つける!」で、ベッドサイドの電気をつけ、ゆっくりと······
チュゥッ···
今度は、成功!顔をみつめ、互いに笑みが溢れる。
「もう一回···」何度も何度もキスをし、手は自然と李杏の胸を触っていた。
「だめ······みんな···起きてる」小さな声で話すもそれがまたふたりには効果音になるのだろう。
遼太の手は、パジャマの下にいき、李杏の胸を優しく優しく弧を描くように回り続け、
「ちょっと、ジッとしてて」パジャマを捲り、ツンッと固くなった乳首を軽く舐めた。
ひゃっ···ちょっ···あ···驚きつつも次第に足がモゾモゾと動く李杏。
「触って······いい?さっきみたいに」
「うん···」李杏の答えを待つ間もなく既にパジャマ越しにその部分の丸みをたしかめるべく触っていた遼太。
「どう?」
「わかんない」今度は、パジャマの中に手を入れ、パンツの上から···
「なんか、もう濡れてる?お風呂入ったからかな?」遼太の手は、パンツの中へと進み···
あっ···声が出そうになった李杏は、手で口を覆う。
「かけよっか?」とふたり布団の中に潜り、遼太は李杏の上にくるように多い被さる。驚く李杏だったが、遼太が再び胸を舐め始めたので、身体をくねらせた。
「ね、ゲームしよっか?」
「この状況···で?」
「うん。声を出さないゲーム。小さな声ならいいけど。みんなまだ起きてるし」
「うん。」
遼太は、李杏の胸をゆっくりと揉み、乳首を舐める。
んっ···
そうしながら、モゾモゾとした動きでパジャマとパンツをズリ下げて行くが、潜ってるとうまく出来ないからここは、
「ね、抜いで···」李杏に頼む。ゴソゴソとした動きがする中、李杏はパジャマの上だけ着た姿で、遼太の下に···
「なんか、あたる···」小さな声で李杏が言うが、触って遼太のおチンチンだと知り、思わず遼太の胸に手をあてる。
「なんか恥ずかしい」
「だめだよ?声出しちゃっ。僕もこれするの初めてだし。出来るかわかんないけど。」
あの雑誌のようにうまくいく自身はなかったが、とりあえず胸から下に降りていくことにした。
チュッ···チュッ···
李杏は李杏で、未知の事をされているからか、期待と不安で胸のドキドキが収まらず···声が出そうになるのを必死で耐える。
んっ···んんっ···
が!!
ひゃんっ!!そこは······んっ!!
股に遼太の顔があたり、レロレロとアノ部分を舐めてる感触に、腰が上がり、足がモゾモゾと動き始める。
「李杏···声···」遼太のくぐもった声が···
「だっ···ぁ···て···んっ」ますます李杏を踊らせる。
遼太が舐めてる少し下から何かが溢れてくのを李杏は、感じ取っていた。
「遼···」自然と李杏の手が遼太の頭に行き、髪を触る。
んっ······ふっ···んんっ···
声を出したら負け···でも、布団の中なら小さくても···
んあっ···そこっ···んんっ···いっ···
身体をくねらせ、小さく声を出す李杏。その声を聞き、舐める事に燃える遼太。
らめっ······んっ···なんか、んんっ···へん···
頭に乗せた手に力が入り、遼太の頭を抑え、足でも抑えたり、開いたり忙しくなり······
「だっ···らっ···あっ···めぇぇぇぇっ!!」
遼太の頭を股間に押し付け、足が震えながら硬直し始める。
フガッ······モガッ···
必死にその部分から顔を離した遼太は、荒く息を吐いた。
「おまっ!!抑えすぎ!声···」軽く口を拭いてから、李杏にキスした。
「なんか、変わった匂いだね」
「うん。お前の匂い···」
暫く互いに抱き合ったり、キスしたり、話したりしていて、
「着ないと、大変!」李杏は、尻を遼太に見せる格好でパンツとパジャマを着直し、再び布団の中へ。
「声、出ちゃったけど···」
「なんか考えとく」と言った遼太だったが、はちきれそうなおチンチンを抑えつつ、罰ゲームで、アレをしてもらおう!と考えていた。
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