第2話 映画館

「悪帝王よ!して、冥日は、なにを見るのだ?」

そう、きいてくるのは、もちろん俺の彼女妃玲奈だ。

服装は、ゴスロリファッションとか、端からみれば「なに、この子痛い子?」とか囁かれるような感じな服は着ていない。

俺の彼女が今着ている服は、どこか清楚感溢れる感じな、白いロングスカートを着こなしている。

「今日か、今日は、『世界を救え!魔導心眼!』だ!」

「おーそうか!それは、楽しみだな!ではいくぞ!」

「はいはい」

はあー、なんというか、今日の光霊神 未来帝女王様はいつもにましてハッスルしている様子だ。

世界を救え!魔導心眼!を見終わって、今一緒に帰宅している最中である。

「なあ、おもしろかったか?」

「うむ!面白かったぞ!」

「そうか。それはよかった」

「ふふ、流石だわ!でも、甘かったわね!」

そう意味不明な言葉を言って俺たちの前に出てきたのは妃玲奈の妹妃千尋だった。

あ、この子の姉の影響なのか中二病である。

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